見出し画像

【イベントレポート】2024.3.20タルマーリーご来店!

 鳥取県・智頭町に、野生酵母だけでパンとビールをつくる醸造所があります。その名もタルマーリー
 日本だけでなく、アジアで名を馳せている同社は、もともと渡邉格さんと麻里子さんご夫妻が千葉県いすみ市で、自家製酵母と国産小麦だけで発酵させるベーカリーをオープンしたのが始まりでした。
 その後、麹菌の自家採種を開始したことで、自然栽培(無肥料無農薬)の素材が最も良い状態に発酵することを突き止めたお2人。より良い菌と水を求めて2011年に岡山県へ移転、さらに2015年に現在の鳥取県に移りました。

智頭町にあるタルマーリーのカフェ

 鳥取移転と同時に、かねてから格さんの悲願であったビールづくりを始めたタルマーリーは、優しい滋味と野性味を兼ね備えた作風でクラフトビール市場でも注目を集めます。
 そして近年は、野生の菌による発酵を起点とした地域内循環を目標に掲げ、里山の恵みを最大限に活かした農産加工業、そして豊かな食を楽しむ空間づくりをモットーに、自然環境と社会環境、両方の視点から持続可能な町づくりに取り組んでいます。

タルマーリー店内

 前置きが長くなりましたが、去る2024年3月20日、そんなタルマーリーのお2人が代官山の「ビビビ。」に来店し、集まったファンの皆さんとの交流イベントを行いました。
 20名限定の事前予約制により、残念ながら参加できなかった方も大勢いたこの日のイベント。3種類のクラフトビールとレーズンブレッドを肴に、タルマーリーの成り立ちや近況に耳を傾けました。

渡邉夫妻のプレゼンテーション風景
この日に合わせ、タルマーリーの貴重な3液種がタップオン!

 過疎に喘ぐ智頭町を舞台に、良質の菌が降り注ぐ街であることを武器に人の流入強化を目指すタルマーリー。最近、宿泊施設も設けたほか、麻里子さんは地域の有志4名と人口減少や空き家問題などの社会課題に取り組む「智頭やどり木協議会」を立ち上げたのだそう。壮大な目標に向け、着々と全身している様子が窺えるプレゼンでした。
 その後の交流タイムも大いに盛り上がり、智頭町の地名を初めて耳にする人からも「ぜひ現地へ行ってみたい!」との声が多数。遠からず、ビビビツアーの目的地となる日が実現するかもしれません。

大変貴重な2時間でした!

 なお、タルマーリーの製品はECでも購入可能。今回のイベントを逃した方、ぜひ一度お試しあれ!
 ご参加いただいた皆様、そして格さん麻里子さんのお二方、貴重なひとときをありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?