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インドの部屋

2014年ごろに新しい州が生まれ、インドは現在28州あるらしい。インドの地図を改めてじっくりと眺めてみると、訪れたことがないところもまあまああるが、訪れたことがある州が結構あった。2、3日しか滞在していないところもあるがそれぞれの場所で思い出がある出来事や食べ物を思い起こすことができる。
 
 住み慣れた街から飛び出し、色々なところに旅行に行くと、そのような話になるのか出身地や住んでいるところを訪れたことがある人に会うことが多い。そしてその人たちは私が気がつかなかった街の魅力について語ってくれることが多い。それが刺激となり、住んでいるところをより好きになることがあるのだろう。

 わざわざ訪れたからこそ見れる魅力、住んでいないからこそ発見する良さ。インドにおいてもそうなのではないだろうかと思い。インドを訪れ、インドの魅力を外から見れたからこそよりその良さがわかるような会を開いてみようと、私の中のやってみよう虫がざわつきその土地の料理とスパイスを組み合わせてインドの魅力に見せられた人を招き料理教室を開催しようということになった。

 インド料理や文化が好きになり、もっとインド料理を学びたいと自身の仕事であるITを活かし南インドのIT都市バンガロールに就職し、家庭料理も学び、生活し、仕事もしていた人を招いてバンガロールの家庭料理からレストラン料理まで学びながら、生活習慣や大変だったこと楽しかったことを聞きながらバンガロールについて知ろうという会を開催する。例えば南インドの食文化や映画に魅せられた人を招き、南インドの料理と文化を学ぶ会、北インドは砂漠が広がるラジャスタンのホテル建設や運営に関わった人を招き、その土地で食べたもの、美味しかったもの、また食べたいものを作っていく。グジャラート州で開催された映画祭に招かれた人、デリーの煮込み料理に魅せられた人、東インドの踊りに魅せられた人、ブッダが悟りを開いた場所で綿から糸を紡ぎ、手で織って作る「カディ」を作る作業所をブッダガヤに作り現地の女性の雇用創出に貢献している人。

 料理を通してインドのそれぞれの土地の食や文化をその土地に訪れ、関わりを持った人から聞いていく。使われているスパイスも使い方も土地によって違うだろうから料理を学ぶということでもとても面白いと思うし、それぞれの人たちの楽しかったこと大変だったことを聞きながらインドの様々な州に妄想旅に行けるとしたらそれもとても面白いことだと思う。

 そういえば先日インドでお坊さんになって修行されている日本の方が来たけど彼を招いて料理を一緒に作るのもとても楽しそうだし、私が知らない世界をたくさん見てきたんであろうと想像するだけでワクワクしてくる。

 

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