見出し画像

支笏洞爺の旅(1) 大沼〜洞爺湖編 

北海道の支笏洞爺国立公園を4泊5日で巡った旅日記。湖水の美しい風景と北海道のグルメと温泉。鉄道とレンタカーを駆使してどこまで巡れるかをチャレンジした。大沼から洞爺湖、支笏湖まで、道南の湖水を満喫した。
まずは初日、2日目大沼高原と洞爺湖までの旅程をレポートする。


道南の湖を巡る

昨年の夏に続いての北海道旅行
前回は道東の旅、として釧路から阿寒湖、摩周湖など「阿寒摩周国立公園」をめぐる旅を展開した。

今年は道南を目指し、昨年と同様に北海道有数の豊かな湖水を中心に「支笏洞爺国立公園」をメインに巡る旅とした。
まず、初日は北海道入りだが、空路ではなく新幹線で函館を経由して大沼公園へ。そして翌日2日目は大沼公園から函館本線で洞爺湖へ。
第1回はこの旅程をレポートしたい。

初日 東京→大沼公園

今回は空路で北海道に入らず、東京から洞爺湖まで陸路で行ってみた。 目的地の洞爺湖まで、せっかく本州と近い道南なので空路ではなく、陸路で大地を感じつつ北海道に入って、その距離感と広さを体感してみた。

まず初日は東京9:36発の東北新幹線はやぶさに乗り込み、函館北斗には13:33に到着。約4時間の列車旅だが、空路だと飛行時間は1.5時間だが1時間前に空港に着き、空港から街までの移動も考えると1.5時間弱はロスするので、3時間はドアトゥドァで計算しないとならない。
空路だと飛行中はスマホも見れずに手持ち無沙汰だが、陸路なら車窓の景色も楽しめて、車内で駅弁を食べつつスマホで旅先の情報収集も可能だ。
所要時間だけで、電車で北海道に入る手段を、排除する理由にはならない。

大沼公園

初日は大沼公園に泊まることにした。
函館に泊まることも考えたが、洞爺までの距離を考えると大沼の方が若干近いし、目的が支笏湖・洞爺湖なので街ではなく大沼という沼(湖水)をプロローグにすることにした。
大沼は北海道亀田郡七飯町にあり、大沼、小沼、大小の湖沼群や駒ヶ岳などの周辺のエリアの総称として「大沼」と呼ばれ、大沼国定公園にもなっている。
駒ヶ岳は5万年〜 3万年前の大噴火により、現在の姿に近い山体になり、このときの崩落泥流が裾野の河川をせき止め、古大沼というべき湖水を形成したのが現在の大沼の源流と考えられている。
宿泊するのは大沼プリンスホテルだ。
新幹線を終点の函館北斗駅で下車し、特急の北斗に乗り換えて約10分、14:00に大沼公園駅に到着した。

小ぶりでかわいい駅舎
樹々に囲まれた大沼公園駅

そこからシャトルバスで約10分。ホテルに到着する
ホテルまでの道程は森林に囲まれ、獲物の小鳥をくわえたキツネを見ることができた。

大沼に到着し、大小多数の島を見学しながら巡れる遊覧船「大沼遊船」に乗ることにした。
ホテルに荷物を預けてシャトルバスで大沼公園駅に戻る。
大沼公園駅から徒歩約7分で船着き場に到着する。

遠くには駒ヶ岳も
大沼遊船船着場

そこから約30分間大沼の絶景を満喫しつつ、船旅を楽しんだ。
所要時間30分 料金 大人1,320円・小人660円

大沼は噴火によってできた湖だが深さは最大でも5メートルほどなので、沼と称するらしい。大沼駒ケ岳の噴火によって生じた泥流が、渓流をせき止めて成立した周囲24kmの湖。大沼小沼合わせて大小126の島がある。
この島々の間を縫う様に遊覧船は進み、様々な形状の島を見ながら飽きることはない。

そして、駒ヶ岳もはっきりと見れる。駒ヶ岳は標高1,131 mの活火山で、個性的な「トンガリ」の山頂を持つ。

駒ヶ岳「トンガリ」の雄姿

その日は遊覧船だけを楽しんで、ホテルに戻る。
大沼プリンスの部屋はスーペリアツインで大人3人で朝食付で32,555円。
大浴場は温泉で露天風呂付き。露天の前には池と森が広がる。
素肌に優しい単純温泉で、泉質はアルカリ性で疲労回復、神経痛、筋肉痛に効果がある。
夕食はレストランは一つでコースだが、安く済ませたければ海鮮丼のような丼ものもある。
周辺には飲食場所はなく、ホテル内で食事をするしかない。

初日の移動 東京→大沼公園

2日目 大沼公園→洞爺湖

2日目は昼間でホテルの温泉に浸かり、チェックアウトの12時までのんびり過ごした。
函館は何度も訪問したので今回はスルーしたが、3泊するなら函館2泊、大沼1泊と言うコースを推奨したい。
名曲「千の風になって」が誕生したことで知られる、大沼の静けさに満ちた大自然で心身ともにデトックスした。

ホテルの窓からは一面の大自然

そしてホテルのシャトルバスで駅に向かう。
12時44分の大沼公園発函館本線札幌行きの特急北斗11号に乗り込み、洞爺を目指した。

大沼公園を出て、駅に差し掛かると内浦湾が見えてくる。
その後も暫くは列車は湾を進み、車窓からは道南の海が楽しめた。

その後に大雨の影響で1時間ほど、蛇行運転となる。
長万部を過ぎると室蘭本線に入り、洞爺駅に着く。
14:09に洞爺着の予定だが、遅れて15:00過ぎに到着した。

洞爺駅

この洞爺駅で駅レンタカーを借りて、洞爺湖を目指す。

大沼公園→洞爺

洞爺湖に到着

洞爺湖で宿泊したのは「ザ・ウィンザーホテル洞爺」。
車で山道を25分間走ると、ホテルは標高625mの山の頂上にある。

チェックインして部屋に入ると、窓からの風景は圧巻だ。
洞爺湖の全貌と湖面に浮かぶ中島

部屋から見れる洞爺湖
湖面に浮かぶ中島

湖畔のホテル群は湖には近いが、湖の形状はわかりにくい。
カルデラ湖である洞爺湖の全貌が見渡せるところが、このホテルの強みだ。
難点は街から離れていて、食事はホテル内で取るしかないこと。
何店ものレストランはあるのだが、なかなかお高いし、当日の予約は難しい。まずは最もリーズナブなピッツェリア「チェロステラート」で夕食を食べた。
なんと言っても、北海道は野菜が美味しい。
ピザでなく、サラダも絶品だった。

ホテル内には露店付きの温泉も備えている。
既に16:00を過ぎていたので、外出はせずに2泊目は温泉に入り、のんびりと過ごした。

このホテルには2泊するので、3日目の翌日は洞爺湖の観光スポットを充分に巡れる。
次回はホテルの紹介と洞爺湖、昭和新山のスポット巡りを報告する。


この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?