見出し画像

オランダ&ベルギー旅日記(10) 究極のアムステルダム巡り Vol.2

遂にこの旅日記も10回目。そして最終日もこの回で終わりとなり、旅日記もThe Endだ。
アムステルダム巡り第2弾はアムステルダムのグルメ事情をご紹介する。チーズの名店、カフェ、ニシンやウナギなどの珍味等、ガイドブックには出ていないマニアックなアムステルダムを紹介する。


オランダと言えばチーズ!

そもそもオランダ料理ってあるんだろうか ?
何をどこで食べたらいいのか?
街にはピザ屋やオランダ領だったインドネシア料理が目立つが、触手は伸びず本当にアムステルダムで何を食べたら良いのか迷ってしまう。

オランダ名産でまず 頭に浮かぶのは チーズ
15世紀ごろオランダチーズの評価が高まり、輸出に適した保存性と強度の高いチーズが開発されたと言う。
それが「ゴーダ」と「エダム」で、ゴーダという街もある。

そこでチーズが豊富でその場で選べて、しかもイートインがあって、ついでにワインなんか飲めたら最高だな、と思って調べてみた。

それがこのダム広場から徒歩7分のGastrovino Amsterdamで、一見チーズを売るだけの店だが、中の奥まったところにイートインスペースがあった。

各チーズが試食可能
とにかく、凄い種類のチーズだ

ここでワインを飲みながらチーズが食べれる。
まずはチーズの試食スペースでいろいろトライしてみた。1つはトリュフ味のチーズ、もうこれはとろけるような味。そしてもう1つはビールを練り込んだチーズ。実際に自分はビールはあまり飲まないが、ほのかにビールの味がするがこれが美味。この二つを土産に購入した。 

奥のイートインスペースではプロセッコという辛口のスパークリングワインを飲みながら、チーズの盛り合わせを食した。
チーズの本場オランダでワインと共に、最高のチーズを食する。まだ昼間だがワインが大いに進んだ。

昼間からワインを2杯飲んでほろ酔い気分だが、スリにでも会わないように注意しながら、これからの街歩きを進めることにした。

無料フェリーで渡る対岸のカフェ

 酒が入り時差もあり睡魔が来たので、次はカフェだ。
アムステルダムの中央駅付近から無料のフェリーが出る。そして川の向こう岸に渡った。(川ではなくアイ湾という湾だったようだ)

無料フェリー

そしてコーヒーを飲んだのは、アイ・フィルム・ミュージアムというミュージアム内にあるカフェ。ここからは今まで見た古い佇まいのアムステルダムとは、全く別の近代的な建築物が建ち並ぶアムステルダムが見渡せる。

ケーキのように切り取られたビル

アムステルダムには日本のような画一的な高層ビルは見当たらず、古い街並み、あるいは独創的な建築物ばかりで、実に景観に配慮し文化的な街作りが行われている。
そして緑と水が調和した素晴らしい街並み。
外苑前の再開発で緑を平気でバッサリやろうとしている、金儲け第一の日本のゼネコンも目を覚まして欲しいものだ。

カフェで一休みしてフェリーでまた対岸に戻る 。

ニシンとウナギ

そしてディナー。Brut de Merという、シーフード中心のお店でワインを飲めるレストランを選んだ。
オランダ近海で採れた新鮮なシーフードをオランダらしい調理で楽しめた。
トラムでVijzelgrachtで下車し徒歩5分。国立美術館からも徒歩5分。
Brut de Mer  https://brutdemer.nl

Brut de Mer
テラスで食べたがそこからの眺めも良い

まずニシンをパンに乗せたオランダ特有のメニュー。
たまらなく美味しいし、ワインに合う。

パンにニシンの塩漬けにビーツを乗せて

日本ではニシンと言うと蕎麦だがオランダでは違った。
16~18世紀、オランダ沖の北海でとれたニシンは、毛織物と並ぶ重要な交易品で、当時のオランダ王国を支える収益源となった。
オランダのソウルフードの一つがニシンの塩漬け「マーチェス」。産卵時期を迎える前の若いニシンの小骨や内臓を取り除き、数日間塩漬けして軽く発酵させたものだ。
そして驚きなのがウナギ
意外なことにオランダはウナギの産地で、特に燻製が名物らしい。
ここでは燻製ではなくマリネのようなウナギだったが絶品。
中には野太い背骨があり、それを取り除かないと喉に引っかかるが、それにしてもウナギと言えば蒲焼しか食べてない自分には衝撃の味だった。
タレ漬けになっていない生に近い味はこんな味なのか、と感激した。

ウナギのマリネ

店を出ると21:00だがこの時期のオランダは日が長く、まだ明るい。

最後はJazz Cafe Altoというジャズクラブに行き最後の夜も終わり。

https://www.jazz-cafe-alto.nl/

22:00でもまだ夕方のような風景。
アムステルダム最終日も終焉を迎え、翌日はKLMでスキポール空港から成田へと飛び立った。

約一週間、オランダ、ベルギー、そしてNorth Sea Jazzをメインにライブ三昧の旅も終わる。
毎日、列車移動や就寝前に執筆したので雑になってしまったので、帰国後にまた「海外フェスの楽しみ方」などのノウハウ・コンテンツも書き溜めたいと計画している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?