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【スイス&ドイツ鉄道旅日記(1) 】 スイスの旅準備とチューリッヒ到着

昨年の2023年7月7日から9日までオランダのロッテルダムで開催されるNorth Sea Jazz Festivalを観るため、久しぶりに海外に行きました。
ついでに隣国のベルギーを周遊したが、今年はスイスそして国境を接したドイツの2カ国のヨーロッパ周遊となります。
前回は一人旅でしたが、今回は家族3人。
そのため、ここ数日は音楽関係の更新が途絶えますが、その代わりに旅日記を可能な範囲で更新して行きます。

スイスの旅の目的は鉄道を駆使して、山々や湖水を巡り、また絶景続きの車窓を楽しむことにあります。
「どこにいてもとにかく最大16キロ歩けば線路がある」という例えがあるほどスイスの鉄道網は密度が高く、旅行にも利便性の高い乗り物です。
スイスの鉄道の総延長は5,380キロと、ほぼ同じ面積の九州のと比べるとなんと2倍ということです。

2024年の今年は 7月22日にスイス航空で10:45に成田を発ち、直行便で同日18:10にスイスのチューリッヒに到着しました。飛行時間は戦争の影響でロシアを回避してアラスカから北極やグリーランドを経由しての遠回りで、なんと14.5時間。

スイス航空

まず航空運賃については1人175,000円と直行便ということもあり、そこそこの値段。そこに諸々の経費も乗っかり、かなり値は張りました。
HISなどいくつかの代理店を比べて、エアトリ経由で購入したのですが、予約の変更などの電話対応はまずまずでした。
予約したのが5/22ですが2ヶ月前で残席は僅かでしたので、直行便は早目に予約した方が良いですね。

チューリッヒ(zurich)はスイス最大の都市でチューリッヒ州の州都。
人口は約390,000人で、鉄道、道路、航空など交通の要衝ですが、首都ではなく、ベルンに首都が置かれています。

さて、スイスは鉄道が発達していて、移動は鉄道がメインとなるので、パスの使用は利便かつお得かと思います。
私はスイスパスを使用しました。
6日間乗り放題で72,700円。
スイス国鉄が運行する鉄道が乗り放題です。
●氷河急行やベルニナ急行も利用可能。(※座席指定別途必要)
●遊覧船や山岳ルートを走るポストバスが利用可能。
●主要都市90箇所以上の市内交通(市バス・市電)が無料。
●スイス全国約500箇所の美術館・博物館が無料。

宿泊はスイスの物価が世界的に高く、円安の今もさらに高めです。
交通の便が良く、リーズナブルな宿もすぐに埋まるので、早目の予約は必須です。
キャンセル可能なプランを予約して、Hotels.com、Expedia、Trip.comなど、いくつかの予約サイトを比べつつ予約を進めました。
アパートメントスタイルはサービスがない代わりにリーズナブル。Airbの利用も良いでしょう。

さて、旅前に大きなトラブルが派生します。
3泊を予定したツェルマットが洪水に見舞われ、一部区間鉄道が不通となり、旅先の変更を余儀なくされました。
ホテルをキャンセルし、新しく旅程を組み直したのです。
今回の旅のメインである氷河特急もキャンセルせざる得ませんでした。

サンモリッツとツェルマットを8時間かけて走る氷河特急

国内の代理店経由で予約し、災害と言う不可抗力のためキャンセルを申し出ると、現地は混乱のため回答に30日かかると返答されました。欧州エキスプレスという鉄道専門の代理店でしたが、意外な塩対応に唖然としました。
そこで、現地の鉄道運行会社に英語でメールにより問い合わせると、すぐに全額返金すると丁寧に返事が来ました。
安心のため日本国内の代理店を利用しましたが、今後は現地直の方が安全だと考えを改めました。

さて、14時間と言う長旅を経て、スイスに到着。
ここからは空港から市内、そしてホテルへの旅路を紹介します。

窓から見えたチューリヒ

スイスでは、地理的・歴史的な理由から使用言語が分かれているためドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つを公用語と定めているそうですが、今回の旅は北辺に接しているドイツ語圏を主に旅することになり、何日かはフランス語圏にも行くことになります。
英語すら初心者な私にとっては、あまり関係はない話ですが。
とにかく聞こえてくるドイツ語や書かれた単語も意味不明。

空港から市内にあるチューリッヒ中央駅までは鉄道で10分と便利。券売機では現金、カードが使用可能です。英語での案内もあり簡単です。何かの購入時にはこの英語での案内設定が肝心です。

券売機
ホーム
ゆったりした車内

電車には一等二等があるので、表示は注意。

初日は駅近のホテルだったので、20時過ぎにチェックインして、長旅の疲れを癒しました。
そして、翌日からはスイスの物価の高さに悩まされるのです。

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