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魔術に全てを捧げた学生時代の話

 どうも、ゆるひすです。
 ここで話すこととはタイトルに書いてある通りです。魔術の勉強のために時間と金(お年玉)を費やした私の学生時代(小~高校生)を振り返っていきたいと思います。ちと長いからサラサラと飛ばして読むのがいいかもね!

【小学生時代】

 まず私と魔術の出会いから。
 それは小学三年生の頃の話。テイルズオブシンフォニア(TOS)というゲームの中に登場するキャラクター達が魔法を使うのを見て「これはどういう仕組みで魔法が発動しているのか?」という疑問が浮かんできました。そこからゲーム内に出てくる魔法の発動条件や呪文の内容を自分なりの解釈で「きっとこうだろう、いや、こうかもしれない」と色々考え出していました。例えば、呪文には難しい言葉を使った方が効きやすい、発動するには何かしらの図が必要など、色々考えた、とにかく色々と。

ゲームにもハマりつつ魔法の仕組みも考えて過ごしていたそんなある日……ある日と言いつつ小学五年生の頃に話が飛ぶのですが、なんと本屋の占いコーナーで魔術本を見つけてしまいます! まさに運命の出会い……奇跡の瞬間……と今となってはほんとに不思議に思います。なにせド田舎の小さな本屋に入荷していたのですから。もしかすると近所の山に魔女でも住んでいて似たような本の注文を頻繁にしていたから似たようなのが入荷してたのかなと、今となっては思います(多分そんなこたぁ無い)。

 入手時の思い出もあります。その本を買うのにお金が足りなくて諦めて親の待つ車に戻ったんです。すると父親が「何かいいものあった?」と聞くので私が静かにそして残念そうに頷くと「それならこれで買ってきなさい」と言ってお金を渡してくれました。私の家庭では親からお金を貰えるのはすごくすごーく珍しいことです。そして本屋に急いで戻り本を購入して家に帰りましたとさ。めでたしめでたし。ちなみに買った本の名前は『魔導書 ソロモン王の鍵』という魔法円の付録が付いた黒魔術の本でした。

 魔術本を手に入れた私は、とにかく付録の魔法円の書かれた大きな紙を広げたり閉じたりして、それだけで嬉しい気持ちになりました。また、ゲームの魔法と似ているところはないかとその魔法円の模様に興味津々で「書かれている文字はなんだろう?」「この模様は魔術には必ず要るのかな?」と考えていました。本の方はというと……あまり読まずに放置状態でした(笑)小さい頃は付録に惹かれますよね。まさにそんな感じでした。また同時期に魔術以外で占いにも興味を持ち、占星術やタロットに手を出していました。しかし、魔術の方が本命! と思い、その知識も浅くほぼ放置の状態でした。

【中学生時代】

 次に、一般的には厨二病を迎える頃と言われる中学生時代……
 私は元々人見知りが酷く、また思春期特有(?)の人間不信に陥りぼっちでいました。また先輩を敬わず、先輩後輩の関係なんて私にとっては無に等しく、先輩の睨みを無視する程に図太い精神で日々を過ごしていました。

 そんな生活を送りつつ魔術勉強の方は、貰ったお年玉の分だけレベルアップしていきました。また小学生時代のゲーム(TOS)に戻りますが、そのゲームで『ネクロノミコン』という魔術本が登場します。その元ネタはクトゥルフ神話の中に登場する架空の本なのですが、なんと、正月のお買い物中にふらっと立ち寄った本屋でそれを発見してしまうのです! 「あのネクロノミコンだ!」発見した時は正直驚きました。でも、値段が高い……三千円もする……いや、魔術勉強の為だ! 買っちゃえー!! という感じで買いました。ちなみに中身はエジプト魔術的な何かでした。

 その正月休みの買い物で魔術の例を増やすべく『正しい魔女の作り方』『黒魔女さんが通る』『とある魔術の禁書目録』と魔術に関係しそうな小説もしっかり買いました。値段は合計で一万円ほどしていたのを覚えています。また更に別日には『魔術 理論篇』と『魔術 実践篇』を買い、さらに魔術知識のレベルをアップさせていきました。

 『魔術 理論篇』に関する思い出もあります。私は魔術勉強をする時間がたくさん欲しくて、その本を学校に持って行って“ブックカバーも付けずに”読んでいたことがありました。そのため、周りの人から見られた時には「魔術って、魔法のやつ?」と聞かれることが多く、その度ごとに「魔術っていうタイトルの小説だよ」と答えていました。そんなことがありつつも、学校でも十分に魔術本が読めたので良かった思い出です。私は更にレベルアップしました。

【高校生時代】

 闇と病みの高校生時代に突入します……
 魔術勉強は更にレベルアップ(?)していき、高校生時代になると魔術道具を揃えるようになりました。

 そのお金は何処から?
 私は学費から……

 私立高校。推薦入試をするも学費免除のランクは一番下。育英資金を貰えど、お金をじゃんじゃん使う私のおかげで家計は火の車になった。そんなことは露知らず、魔術勉強は進みます。

 まず一冊五千円もする本を二冊(黄金の夜明け団関連)も買い、使い方の分かってない(寮生活で相部屋だから使えない)魔術用のお香をセットで買い、調合用のカルドロン(釜)を買いと色々買っては溜め込んでいました。本に関しては興味あるところだけを拾い読みして、その他道具に関しては使わずに飾って雰囲気を楽しむだけという始末。

 それもそのはず、高校生時代の私はとにかく病んでおりました。理由は色々とあるのですがここでは省略。とにかくストレスフルな生活を送っていたあまりその反動で買い物が多くなってしまったのです。学業のほうもなおざりになり、魔術勉強は自分の周囲だけがレベルアップしていき自身はそんなにアップしてないという状態になりました。

 その終いは、あっという間でした。お金が足りずに大学進学を諦めることとなり、それで私はまた病んで(自業自得)、もう生きてる意味無いという気持ちが強くなり、就職先も人任せ、ひたすらぽや〜っと生きていました。就職が決まるとクラスにも行かなくなり、生徒相談室通い……とまぁ暗い話はここまでにしましょう。

 そして卒業後、四月から仕事が始まって私はふと思うのでした。

 「魔術って仕事に出来ないんだ」

 私は持っていた魔術本も魔術道具も手放しました……残されたのは魔術知識のみでした。

 という感じで、私の学生時代の魔術勉強は終わります。

 全自分語りでしたが、ここまで読んでくださった方へ、ぜひ感謝を送りたいです。またこの話には続きがあり、成人する前や成人した後の私の移り変わりを気が向いたら書きたいと思います。ほんと、気が向いたらね。てなわけで、読んでくださりありがとうございました。

 最後に一言!「時間とお金をかけたものは自分のやりたいことであり、やるべきことである!」


 追記。魔術や魔女術、スピリチュアルの同志を募集しております!今までため込んだ知識をドバっと仕事に活かしたいので、その辺りの募集もしておりまする。「創作に魔術を使いたいけど知識に乏しいから助けが欲しい」といった感じのものから「人生を良くしたいけど何をすればいいか分からない」という感じのものまで、私の知識をおすそ分けいたします……どうぞよしなに。

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