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色々作ったり直したりする

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古いものを直したり、なんか作ってみたりした記録。
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戦前三輪車を工作する③

戦前三輪車を工作する③

承前

ボディが一通り完成したので、今度は幌を作っていきます。
元々幌はあったのですが、永いこと放置されていたせいで生地が縮んでいて張れない状態でした。

ミシンも使えるようになったので、縫ってみようと思います。

デザインを考えるなるべくオリジナルに準拠した形にしたいので資料を探してみます。

そもそも本来のビートルバックには幌の設定が無かったのか、なかなかオリジナルと思われるものの写真がネット

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100年以上前のミシンを使ってみる

100年以上前のミシンを使ってみる

SInger 12K New Family。多分1886年製。

スリーホイーラーの幌を作るのに流石に手縫いでは無理があるからミシンが必要だろうとメルカリを見ていたところ、古いミシンが詳細不明、パーツが揃っているかどうかも不明、という話で比較的安く出品されているのを発見。
写真をよく観察したところ、ボビンワインダーが破損しているものの、それ以外の状態はかなり良さそうで、基本的なパーツの大きな欠品も

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戦前三輪車を工作する②

戦前三輪車を工作する②

承前

さて、引き続き今度はリアの蓋を作り直していきます。
オリジナルの蓋は恐らくアルミかスチールですが、うちの車両には作り変えられたボディに合わせてFRPらしきもので蓋が作られていました。

ボディのゆがみに合わせて蓋も歪んでいたので作り直すしかないのですが、FRPは完全に未知の世界。Howtoはネットで調べれば色々と出てくるものの、本当にうまくいくのかおっかなびっくり作業を開始します。

FR

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ネジをメッキしてみる

ネジをメッキしてみる

番外編

スリーホイーラーのボディパネルを固定しているビス類はマイナス皿ネジを使用しているのですが、よくある頭が平らなタイプと、少しラウンドしているタイプがありまして。
一見するとほとんど変わりがないように思えますが、意外とラウンドタイプの方が雰囲気が良くなるので、ボディを工作するタイミングで入れ替えようと思います。

木ネジに関しては普通にメッキされているものを購入できたんですが、ボルトナットに

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戦前三輪車を工作する①

戦前三輪車を工作する①

1934年式のモーガンスリーホイーラーというクラシックカーに乗っているのですが、前のオーナーがボディを色々といじっている(というかバラバラの
車体をくみ上げたのかも)せいで、納車されたときからあちこち寸法がおかしかったり、左右が揃っていなかったりという状態でした。

最初の状態恐らく、元々はバレルバックというリアにスペアタイヤが付けられているタイプのボディだったのを、ビートルバックの形に作り変えた

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戦前カメラの蛇腹を修理する

戦前カメラの蛇腹を修理する

思い立ったときに軽く撮影する程度に、1930年頃のイギリス製中版フィルムカメラの Ensighn Selfix 20 model 1 というのを使っているんですが、購入当初から蛇腹にピンホールがあったのをゴム接着剤を刷り込んで誤魔化しておりまして。

なんとかそれで使えてはいたものの、いよいよもって補修程度じゃどうしようもない光漏れが発生しだしたので、これはもう自分で蛇腹を作るしかないなということ

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