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ロジック、再考

ロジカルシンキングという言葉だけが先行し、一体何が論理的と言えるのか、どういう手法を用いれば論理的なのか、曖昧ではありませんか?
今回は、ロジカルシンキングの注意すべきところをまとめていきます。

どうもイチニシチです。最近どうも頭弱いなあロジック弱いなあと突きつけられるような機会が多いです。ロジックが全てじゃないし、ロジカルぶってフレームワーク病になるのが馬鹿馬鹿しいので、いかにもロジカルだこいつ!という言動は避けたいと思って日々過ごしていますが、それでも自分が本当に達成したいことに向き合うと、ロジックが弱いのは致命的です。

そこで今回は、家で封印されていたロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル(照屋華子・岡田恵子著)を読んだのでロジカルシンキングで注意すべき点をまとめてみたいと思います。

網羅的にロジカルシンキングを解説するというよりは、個人的に気づきの多かったところのまとめですのでご注意を。また、完全に備忘録なので、伝わりやすく書いてないのはごめんなさい。

なぜMECEに分けるのか

すぐ何か分類しようとするとMECE(漏れなくダブりなく)に分けようとしたり、普段の会話でもMECEかどうかに注意を引かれたり、といったようにフレームワークに囚われているのは個人的には嫌いです。フレームワークを使って分類するのが目的になってしまう恐れがあるからです。

…などとMECEから自然と遠ざかって思考するようになっていましたが、なぜビジネスMECEに分けるのでしょうか?

それは無限にあるビジネスの要素を使いやすい枠にはめ込むためです。ビジネスで的確な提案を特定し、納得してもらうことは至難の技です。まだ検討していない重要な要素=漏れがあるかもしれませんし、同義反復=ダブりをしていたら相手から不審に思われるかもしれません。

ビジネスを行う上で探索のコストを最小限に止め、相手からも理解してもらいやすいような型を用意するのがMECEの役割ではないでしょうか。

MECEに分けるテクニック 

いざMECEに分けよう!と思い立っても、うまく分けきれないことは多いです。今までかなり行き当たりばったりの思いつきで構造に分けていました。しかし、型を持つことがMECEにうまく分けられるようになるための近道だそうです。

例えば3C/4C、4P、フロー、効率・効果、量と質、事実と判断など、よく使うような型を持っておくことによって、MECEの分け方がグッとうまくなります。

話の飛びをなくす

よく論理が飛躍することがあります。話していて論理的に正しくないのでは?という指摘を受けることがあります。それは具体的に何が起こっている時でしょうか?話の飛びをなくすにはどうすれば良いのでしょうか?

論理の飛躍防止にはSo What?/Why So?の関係で結ぶことが大事です。

So What?は、手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされたものの中から、課題に照らした時に言えることを抽出する作業、
Why So?は、So What?した要素の妥当性が、手持ちのネタ全体、もしくはグルーピングされた要素によって証明されることを検証する作業です。

つまりSo What?で手元の情報グループから法則・結論を抽出し、Why So?で結論の根拠を述べるということです。この繋がりが、直接的にできているかを検証することで、論理の飛躍をなくせます。

論理パターン

論理の方には並列型と解説型があります。

並列型は、根拠や方法をMECEに横に並列する型です。全体像の理解を促す時に有用です。

解説型は、結論を導くための根拠となる事実と結論を導くための判断基準と、どのように事実が評価されるかの判断内容を用いたものです。この3つ自体がMECEになっています。

論理の鍛え方

論理の鍛え方に関して、本書の最後には実践の機会を多くこなすこと、訓練量を増やすことが説かれています。なのでこういったテクニックを使いこなせるように訓練しましょう。


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以上でした!本当は図を使ったり具体例示したり、論理構造のある記事を書いた方が伝わりやすいのは百も承知ですが、今回は読んだ本を忘れないように、というくらいの気持ちで書いたのでこんなもんです。

Beyondのイチニシチでした。またお会いしましょう。

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