「成長する」って、実はとても覚悟がいること
こんにちは。
beyondのスウェットです。
皆さん、こんな経験ありませんか?
「何やってもうまくいかない。いくら考えても良いビジョンが見えない。」
今回は、ぼくのインターン経験の中で唯一と言っていい経験。
つらすぎて帰り道大泣きし、ストレスで胃腸炎になって、3日くらい何も食えなくなった話をします。笑
今でも思い出すと超しんどかったですが、その経験がぼくを強くして、今の価値観を作ってます。
せっかくなので社会人になる前に教訓として書いとこうかなと思います!
対抗心バチバチで、とにかく成長意欲が強かった
もう2年くらい前になりますね。当時のぼくは"多くの人のキャリア選択を支えたい"という熱い想いと、燃えるような成長意欲を持った学生でした。
実績はありませんでしたが、気持ちでは誰にも負けないつもりで他のインターン生二人に対抗心バチバチでした。
そんなやる気を評価してもらい、他二人よりも先に責任ある仕事を任せてもらうことに。尊敬する上司に期待されたことや、他二人よりも早く認められたことがすごく嬉しくて、少し優越感もあって。超やる気になります。
………あれ? あれ、、? 何で…!?
はっきり言いましょう。まっっったく成果出ませんでした。
当時の仕事を簡単に説明すると、あるプロジェクトについて下記プロセスを繰り返し進めていくものでした。
企画ラフ案出し → 上司OKもらう → 企画書作成 → 上司OKもらう
→ 実行計画書作成 → 上司OKもらう → 実行 → 反省レポート作成 → 上司FB
誰よりも早く「企画書作成」に進みましたが、そこで壁にぶつかり、いくら練り直しても上司OKがもらえなくなりました。
もたもたしている内に他二人には追い抜かれ、スタートダッシュをかましたぼくは見事に置いてかれます。
期待され自信に満ちていたのに早々に簡単なところでつまずき、他の二人にはあっさり追い抜かれ、悔しさと焦りでいっぱいになってました。
変にプライドが高かったので悩みを他のインターン生や職場の人に相談できず、むしろ距離をとるようになりました。
その後しぶしぶ上司から企画書のOKをもらい、やっとの思いで「実行」までいきましたが、結果は本当にひどいものでした。どれくらいひどいかって、
過去インターン生の中で一番成果が出ませんでした。
その後もまた「企画ラフ案出し」から繰り返しやり始めるのですが、他二人は順調に成果を出している中一向に前に進めず、完全に置いてけぼりな状態になります。
その頃感じていたものはもう焦りや悔しさではなく、ただただ仕事ができない自分が恥ずかしくてしょうがないということです。
自分で追い求めた成長環境に押し潰される
何やってもうまくいかないから、段々と何を考えても良いビジョンが見えなくなってくるんですね。
現状を何とかしたいという気持ちよりも、早くここから逃げ出したい、
この責任を投げ出したいという気持ちでいっぱいになってきます。
職場の人と距離をとっていたので「どうせみんなおれをバカにしてるんだ。採用する人間違えたとか思ってんだ。」と勝手に思い込んで、職場に行くのが嫌になり、風邪をひいたと嘘をついて休む日もありました。
(ご迷惑おかけしました…)
追い討ちをかけるように二回目の「実行」がさらにひどい結果を更新した日の夜。「また成果出なかった…。ほんとにおれってダメじゃん…」と完全に落ち込んでしまい、精神状態が良くないものになります。
その日は人生で一番くらいにヘコんでいて、池袋の芸術劇場前の端で一人で大泣きしたのを覚えてます。笑
なんかもう色々限界で、帰ったあともお腹痛すぎて動けなくなり、翌朝病院いったらストレス性の胃腸炎になってましたw
何のために、インターンをしているのか
体も壊れてきたので、正直もうインターンやめようと思ってました。
二回目の「実行」のフィードバックをもらいに上司に会いに行くついでに、そこでやめる意志を伝えるつもりで出社します。
不思議なもので、やめるという意志が固まると今まで話せなかった本音の部分、自分の"弱さ"みたいなところを全部さらけ出すことができました。
ぼくの本音を全部聞いてくれ、共感もしれくれた上で上司に言われたのは、「そもそも、何のためにインターンを始めたのか?」という内容でした。
▼実際に言われた内容
お前が本当にしたいのは"多くの人のキャリア選択を支えたい"ということではないのか。それで今の自分が力不足だから、成長しにきたんだろ。
周りよりできなくて焦るのはわかるが目的を見失うな。
力不足なやつが成果が出ないなんて当たり前なんだよ。だから今力付けるためにここにいんだろ。
周りより優れることがお前の目的じゃない。周りと比較している時間があったら、成長した先の理想の自分と今を比べて、それを縮める努力をしろ。そのための大きな失敗だろ。
もうこれ聞いて本当に大泣きしました。
いつの間にか「成果を出せない = 存在価値がない」と勝手に思い込んで自分を追い込んでましたが、全然違うなと。
自分はなぜここにきたのか、改めて目的を認識させらました。
教訓
「何やってもうまくいかない。いくら考えても良いビジョンが見えない。」
これは、成長しようと一歩踏み出した者にしか味わえない、一種の成長痛みたいなものです。自分の能力以上のことを求められ、太刀打ちできなくて、正直めっちゃしんどいです。常に逃げ出したい、投げ出したいという誘惑が体に纏わり付き、挑戦を邪魔しようとします。
それでも成長するには、できなくてもぶつかって、必死に考えて、行動して、壁を乗り越えるしかないんですね。
つまり「成長する」って、こういう試練がきても乗り越える強い覚悟が求められる行為です。
この「成長には強い覚悟がいる」ということが、インターンを通しての一番の学びであり、成長するために率先して自分を追い込み、その状態を楽しめるようになった今のぼくの根源です。
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