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晴れた日曜日に

今日は、朝遅くに起きて、ターメリックラテを飲んで、それから近くにある林に行って1時間くらい散歩をしました。仕事が出来なくなって、バレエのクラスも乗馬のレッスンもなくなって、運動不足というよりも、このままではせっかく育ててきた筋肉や柔軟性がどんどんなくなってしまうという危機感からであります。

本当は走った方が効果的だとは思うのだけれど、私は10代をバスケットボールに捧げて一生分走ったので、もう走りたくないと脳みそが拒否するのです。

今日は、とても良い天気でしかも暖かく、半袖で歩いてました。ビタミンD!と思いながら。緑の葉っぱが太陽の光に反射してとっても綺麗でした。

うちに戻って、アンチョビとキノコとルッコラをそば粉でできたショートパスタに和えて、バルコニー(というか非常階段の踊り場ともいう)で日光浴をしながら、昨日買って冷やしておいた白ワインと一緒にランチ。太陽の下で飲むワインはどうしてこんなにも幸せな気分にさせてくれるのでしょう。今は限られた資金で暮らしているので、週に1本だけ、しかも£7以下というなかなか厳しいハードルを設けて、いかに美味しいワインを手に入れるかを実験中。先々週、先週とハズレを引いていたので、今週のワインが当たりだった嬉しさといったらもう。笑

すっかり気分が良くなって、2杯目のグラスが空いた頃に、思い立ってアップルクランブルを焼きました。久しぶりにしかも適当に作ったら、ちょっと甘すぎてこちらはがっかり。それでも、なくなるのを恐れてちびちび飲んでいたコーヒーも、昨日ようやくオンラインで買えたので、今日からは心置きなく大きなマグカップにたっぷりのブラックコーヒーを淹れました。

そうこうするうちに、硬い踏み台兼椅子に座り続けてお尻が痛くなってきたのと、気持ち風が冷たくなってきたので室内へ。模様替えによって確保できたスペースで、ヨガウィールやヤムナボールを使って、軽く寝違えた背中のメンテナンス。

仕事がぱたりと止んだのが3週間前。最初の2週間はパニック状態で、お金の工面や仕事のことで頭がいっぱいで、気持ちばかり焦るものの物事がなかなか進まず、眠れない、食べられない。先週は、嬉しい知らせもあって緊張の糸が緩み、ペースダウン。でもどこか気持ちが空回りしてて、色々と暴走してた部分もたくさんありました。

今日、木々の間を歩き回って、太陽とたくさん浴びて、頭も心もグラウンディング出来たようです。

実は、同居人たちはこの週末、国のオーダーに背いて、1人は友人宅へ外泊中、もう1人は彼氏を私たちのフラットへ連れてくるという自分勝手で行為に出たことにものすごくモヤモヤしていました。きっと彼女たちは、自分たちの行動が自分以外の人たちの健康を脅かしていることやロックダウンを長引かせていることに気付いていないだけなんだと思います。私は気をつけているから大丈夫と、SNSやBBCニュースに上がっている、NHSのナースたちの「お願いだからみんな家にいて!」という涙ながらの訴えが、まさか自分に向いているとは気づかずに。

ただ同時に、このモヤモヤは「私はちゃんと守ってるのに、私だって会いたい人と会えなくても我慢してるのに」という自分の中の嫉妬心も少なからず加担しているのではないかという部分も認めざろう得ず、ゆえに一言物申すという行為が私の取るべき行動なのか、それはただの正義感の振り翳しなのではないか、と立ち止まり、でもやっぱり奴ら自己中すぎる(怒、、、と昨日から悶々としていたのです。

それでもこうしてゆったりと自然を感じた1日を過ごしたおかげで、毎晩恒例遠隔ヒーリングの時間になって、神様コーナーの前に座ってみると、今日はうちの同居人たちを始め、どういうわけかソーシャルディスタンスをちゃんと実行できない人たちに愛と光を送ろうというアイデアが降りてきました。あ、今思ったんだけどこれ、北風と太陽の太陽的アプローチだ。

そうしてヒーリングが終わる頃には、ほんの薄っすら残っていた最後のモヤモヤもすっかり晴れて、気分爽快。

そんなわけで、私は自分のウチにいながら安全地帯は自分のベッドルームのみなのですが、このタイミングでこの人たちと共同生活をしているのも、そこから学ぶべきことがあるということなのでしょう。

ロックダウン直前に仲の良い友達と話しをしていて、「私、この騒ぎが終わる頃には悟りを開いちゃう気がするわ ー」と言ったら、「あんた面白いこというねー」と言われましたが、あながち冗談でもないかもよ、と密かに思う今日この頃です。


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