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塾のメリットって何ですか?

「すげえな、このセンセは」

いろんな解法を研究する中で、わたしよりはるかに勉強のできる教師に出くわします。でもそれだけなら別にわたしは何とも思いません。

わたしにとって恐ろしい同業者は「この子をよくこの学校に合格させたなあ…」という先生です。

中学受験漫画「二月の勝者」の主人公の凄味は、いろんな角度からの受験情報をよどみなく語り尽くすところです。

そこなんですよね。塾の強みは。

県内最難関中学に実質1年の対策で合格を出したことがあります。それはわたしがその中学についての情報を多量に持っていて、四教科で合格最低点より5点多く取るというやり方で徹底し、保護者にも納得してもらった(この方法だとC判定より下しか出ないので教えているわたしですら途中かなり不安に駆られます)からで、それ以外では合格できなかったです。

言い換えれば同偏差値の学校でも、情報を持っていない学校に保護者の理解なしで合格へ導けたかといえば無理だった、ということです。

「教科の内容を学んで学力を向上させる」ということは独学でできます。ただ、いつまでにどの程度を履修しておくのか、といった計画まで立てられるかは充分に考えてください。

コンサルタント的な面ですね、塾の優位性は。

だから情報に疎い塾、個人個人に説得力のある提案のできない塾に行くのなら塾なしでも大差ない、というケースは多々あるようにも思います。



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