懸賞で当たったKOKUYO THIRD FIELD STANDBACKPACK15.6inchモデルを野良ノマドの人が使ってみたレビュー

 どうも。

画像39


今回は、「KOKUYO THIRD FIELD STAND BACKPACK 15.6inchモデル」がコクヨさんのインスタフォロワー10万人突破キャンペーンの懸賞で当たったので、誰にも頼まれていないけどめちゃくちゃ嬉しかったのでレビューしていきます。


 ただ、最初に断っておきます。

結論から申し上げますと、「前傾姿勢の自転車で移動する人には向かない」ということだけは言っておかねばなりません。サイクリストの方はそこだけご注意を。それ以外の要点を下記にて述べます。

画像38

コクヨのPV

PVにあるとおり、ウリである「薄さ」に関しては、他の「リュックにもなるビジネスバッグ」のリュックより薄いです。ここは疑うべくもないところでしょう。

通勤列車の中で前に抱く時にかなり有利ですね。まぁ網棚に載せろという意見もありますけど、身体から物が離れると忘れますからね。買った服をその日に電車に忘れてくる俺のような人は。

あと、

画像35

最大のウリであるスタンド機構。これはすごく助かります。カフェとかのテーブル下の荷物置きは狭くて落ちてくるからね…

あと、使わないときにフラットなのは良いです。周囲への配慮が減るのはポイント高いです。


して、物入れとして一番大事な積載量。

偶然にも、俺がメインで使っているアダプタ抜きで2.3kgのモバイルノートPCが15.6inchなので格好のレビュワーですね。


画像34

よくばりセット。これに着替えやタオル、歯磨きセットを追加したら3日ぐらいまでの野宿も行けます。


まずモバイルノートPC(2.3kg)。

画像1



PCのアダプタ

画像2



スマホのモバイルバッテリー(10000mAh)

画像3




スマホのモバイルバッテリー(13400mAh)

画像4



スマホのモバイルバッテリー(30000mAh)

画像5




マウス・充電用USBアダプタ・加熱式タバコのカプセル・3個口タップ・マウスの予備電池・マステ・耳栓・クリップが入ったシェルブロとUSBケーブルが入ったポーチ。

画像6

画像28

文房具クラスタ、ペンケースを小物入れにしがち。




ルーズリーフバインダーノート兼ダイアリーが入ったノートカバー。必須です。

画像8



測量野帳。必須です。

画像9

画像10

撮影用にと、デコってない素の野帳引っ張り出したら2代前のロゴのセイ-82でした。いつ型番が変わったのか誰か教えてください。



おくすり手帳と各病院の診察券。常に持ち歩きましょうね。万一のことがあればガチで生死に関わります。みんなも常に持ちましょう。救急の人が非常に助かるそうです。

画像11



向こう数日分の薬。これもガチで生死に関わります。

画像12



A5のクリップボード。

画像13




A4のクリップボード。

画像14

クリップボードは両方とも80g/㎡の5㎜方眼ルーズリーフと、64g/㎡のコクヨPPCカラー用紙を適宜使い分けています。


ビジネスユース向けを想定して、クリアホルダーに20枚ほどコピー用紙入れたものを資料とレジュメの代用として入れてみた。

画像15

レジュメと紙資料が両方ある会議って何なんだろうね…レジュメの意味…



商談用に分野別の紙カタログを持っていく会社もあるだろうということで、代用として128pのA4雑誌。

画像16

自転車ブーム懐かしいですね。



A5サイズの本。これが入るってことは文庫本も楽勝で入るってことですね。

画像17



タバコ。

画像18



加熱式たばこ。

画像19



エコバッグ。

画像20



メモ帳(A7)。

画像21



ふせん。

画像22



メモ帳の予備紙。

画像23



スマホスタンド(重い)。

画像24



ペンの予備リフィル(名刺サイズの入れ物なので名刺入れと思ってください)。

画像25



細いペットボトル(おいしいけどハイカロリー)。

画像26



Bun2(病院帰りに寄った文具店にあった)。

画像27



ペンケース(量ったら470gだってさ。こんなに重かったのか…)。

画像8

マジだ!



これで重量9.6kg。タオルとか入れたら10kgオーバーですね。


リュックそのものの重量がカタログスペック1090gなので荷物自体は8.5kgほど。よくばりセットなのでこれぐらいは想定内です。


これを背負った感触としては、素直に重いです。ただ、縫製・ショルダー部のクッションがめちゃくちゃしっかりしているので不安感はありませんでした。


画像29

背面にウレタンクッションが2枚入っているためか、蒸れはそこそこありますがアタリはソフトめ。感触としては悪くないです。

ところでこのクッション、ファスナー経由で取り換えられるようになっているのですけど、消耗品として別売りしているのでしょうか?まぁ、ウレタンは加水分解するので、別売りしていなくても手芸用品店などで買って交換しますけど。




ただ、これは設計したときに結構デザイナーの方々も迷ったと思うのですが…


チェストハーネスかウエストハーネスが無いのです。


プロダクトが「さぁ、オフィスを持ちだそう」なので、ビジネスバッグ寄りの設計に振り切るのはわかるんですけど、荷重が肩のみにかかるのは辛いです…

そして、ハーネスが無いので、背負った後にキツめにショルダーベルトを締めても左右にブレます。これはロードバイク・クロスバイクなどの前傾姿勢する自転車に乗る上ではかなりのディスアドバンテージです。リュックが背中に乗っかっているだけの状態になるのはよろしくないです。

画像36

画像37

背面のスリットにショルダー部をしまえるギミックがあるので、ハーネスをつけてもそこに収納出来るから付けても良かったと思うのですが…ここはめちゃくちゃ惜しい…。

別メーカーのハーネスを後付けすると絶対に不格好になるので、次回作ではチェストハーネスは付けてほしいですね(ウエストハーネスはデザインと強度的に難しいかなと)。

あと、ここが一番問題なのですが…



上からのメインコンパートメントへのアクセスが悪すぎます。


画像30

手を縦にするとぶつかります。

下からのアクセス特化とはいえ、「さぁ、オフィスを持ちだそう」のコンセプトで作るならば、喫茶店やコワーキングスペースで床置き(この製品のデザインコンセプト通りの使い方)をした時に、メインコンパートメントに入れてあるノート等が非常に取りづらい…というか、上下分割する意味が今のところ見出せていないので、セパレーターのファスナーは外してドリンク入れる場所に沿わせています。小物ポケットに物を入れると手に引っ掛かりますね。

小物を入れるサブコンパートメントへのアクセス・容量とトレードオフにする必要あったのかなぁ…と思います。ここも次回作で改善してほしいです。IDカードや定期入れ等を入れる背面のポケットは汎用性が高くて良いと思うのですけどね。

重さについては、自分のモバイルノートPCが2.3kgあるので、新しめのPD対応のノートPCであれば、アダプタ込みで600gほどは軽量化出来そうですし、モバイルバッテリーを1個のみにすれば合わせて1kg以上は軽くなると思います。7kg台ならハーネス無しでも肩は痛くならないぐらいです。

ただ、それでも左右の肩の二点支持のみだと肩と脊椎への負担が厳しいので、やはりハーネスで荷重分散が必要かと。不格好だけど後付けのハーネスを試してみようかな…

というか、これは個人的な問題なので見て見ぬふりをしていたのですけど…


……


あの、俺の荷物量多くて重すぎない?


なんかこう…ミニマリストとまでは行かないまでも、もう少しノマドワーカーっぽい軽快さを目指そう…


して、厳選に厳選を重ね…


画像31

ここまで軽くしました。


中身はモバイルノートPCとアダプタ・モバイルバッテリー・ケーブル・ノート・クリップボード・最低限の文具・薬・おくすり手帳。

画像32

画像33

最低限の荷物なので、アーバンサバイバル意識が高めの自分としては不安ですが、普通の方ならこれで充分でしょう。15インチクラスでPD給電対応のPCであれば更に250gぐらいは軽量化出来ます。というかピンジャック式のアダプタがもれなく重すぎるんですよ。諸悪の根源はこいつです。ただまぁ、ここまでシェイプするとかなり軽快感が出ます。

紙をこれ以上増やしたくないけど、どうしても読書したい!という勉強家の方や、プレゼン資料は全部電子化しているという方は有無を言わさずタブレットですね。

↓現行のタブレットのメイン機種の重量

2021iPad Proの12.9inchが684g。

Kindle Paperwhiteは191g。

Fire HD 8 Plusは355g。

モノクロの本しか読まない方は191g、カラーの雑誌なども読みたい方は355g、大画面で読んだりペンで注釈を付けたい方は684gの増量となります。まぁプレゼン資料電子化している方は会社でiPad支給されていることが多いと思いますが。それでも軽いですね。これを書きながらタブレットが欲しくなってきました。



・会社勤めでない俺が色々試行錯誤しての総括。

自分が感じたこのリュックの立ち位置は…ノマドワーカー養成ギプスのようなものかと。

荷物が重いけど安心感が欲しい人には取り回しづらいかもしれませんが、
「逆に考えるんだ。『最低限の荷物で良いんだ』と。」
と天啓が下った方には非常におすすめです。コンパートメントとポケットの役割がほぼ特化されており、良い意味で強制的にリュック内での物の定位置が決まるので、中身がごちゃ混ぜにならないのは確実にプラスポイントです。

そして縫製が本当にしっかりしているので、コストパフォーマンスという意味でも決して高くはないと思います。いや…まぁ、これに関しては懸賞で当たった身の自分が言う資格は無いのですが。


PCとプレゼン資料・ノート・最低限の筆記具さえあれば良いという軽快な動きをしたい、またはしている。でも今使っている安いバッグよりもしっかりとした縫製のリュックが欲しいと言う方にはおすすめです。

ペーパーレスのフリーアドレス環境やテレワークを推奨する会社は経費で支給しても良いのでは?とも思います。

あと変わった使い方として、ノートや紙を一切使わない方は、メインコンパートメントをファスナーで上下分割して、下にシャツやパンツ、ジャージなどの着替えを入れておけば、会社帰りのジム通いも出来ますね(さすがに靴は入らないと思いますが)。


最後にひとこと。

ショルダーバッグやリュックは背骨や骨盤・筋肉に直接影響を与えるものなので、適当に選んだら痛い目を見ます。出来れば靴のように試着して選んでいただきたいと思います(このご時世では難しいかもしれませんが)。


それではまた。


※この記事はすべて個人の感想です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?