(詩とコラボ)「あしたも会えるといいね feat.Megumi Haruno」(ポエトリーリーディング)「ベタと音楽コラボ」第4弾完成
お久しぶりの「ベタと音楽」コラボ企画、第4弾は❗ 春野 恵さんの詩「あしたも会えるといいね」をお借りして、詩を朗読した音楽、ポエトリーリーディングとしてお贈りします!ポエトリーリーディングなにそれ?という方も多いと思いますが、ようするに「音楽をバックに、詩を朗読した曲」です。まずは、聴いてみてください!
↑ youtubeで視聴する場合 / ↓ ダウンロードして聞く場合(スマホにも入れられます)
I would love (to see) you (tommorow too).
春野 恵さんの「あしたも会えるといいね」
春野 恵さんは、たくさんの、春風のような爽やかな文体とテーマの詩を投稿されています。韻もよく踏まれていて文節も短くてテンポが良いので、歌詞にしやすそうですね!今回の、もとの詩はこちらです。
シンプルで、軽やかで、穏やかな、春の一日のような。ここ数年のご時世ではなかなかこうして会うこともできないので、そのことを妄想しているのかも知れません。でも、嘆いているわけではありません。今日も、親友たちと心でつながっているし、あしたもきっと会える想定で。独りの毎晩を、そう信じて、鏡を見て自分を奮い立たせてる。希望に満ち溢れた素敵な詩だな、と、初見で思ったその瞬間、しぜんと「あしたも会えるといいね」のメロディが浮かんで来ました!
それで、すぐに春野さんにコメントでコラボを申し入れたところ、快諾いただきました!どんな曲にしようかな?と考えるまでもなく、シンセのピアノ音源で詩を目で追いながら弾いてみたらほぼ曲が出来てしまい(ピアノ・ソロの箇所と、奥で鳴っているエレピのメロディーがそれ … 実はお返事を頂く前にそこまでは既に出来てた😅w)、それから、どんな編曲にして、どんなふうに歌おうか、などと考えていたら、春野さんのコメントなどから思いついて、うた、ボーカル曲ではなく詩の朗読にして、コーラスをちょこっと入れる「ポエトリーリーディング」にしよう、となりました。
歌詞
ポエトリーリーディングを作る
普段聞きなれないと思います。「音楽をバックに、詩を朗読した曲」それがポエトリーリーディングという音楽ジャンルだと私、冒頭で書きましたよね。でも実はこれは、この定義は多様でまだ定まっていない気がします。ラップの派生のように言う方もいるし、NYCなどで普通にバーで自作の詩をお客さん皆の前で披露するのはCool、と言われる文化があるっぽいです。noteでも多数、このジャンルで音楽が発表され始めてます。解説記事もあり、こちらが特に分かりやすかった一つです。
でも私はポエトリーリーディングといえば、以前どこかで語ったことあると思うんだけど、ボーイミーツガールの尾上文さんです。
… めちゃかっこよく無いですか??朗読が8、ラップ(韻をテンポに合わせる点で)2、ぐらいのバランスで朗読し、良きタイミングでちょこっと歌うところとか!キャー!😍悶絶。音楽もおしゃれすぎでしょ。
…10年ほど前に聞いて(もっと昔の録音ぽいですが)、私の音楽センスに影響を与えたトップ10に入ると思ってます。私、ずっと、これを作りたかったの。
さて、それを自分で作るには。
詩の朗読、なんて、声で演じるに不器用な私にできるわけないじゃないですか…(「ベタのうたういの解説:ベタは声がほぼ出ない」参照)。そこでベタ、自分で朗読するなんて最初から考えておりません。それで最近、すごく進化してきている、コンピューターによる音声、「テキスト読み上げ音声合成ソフト」、で出来ないかと探して、こちら「VOICEVOX」を選びました(ボカロのように歌う用ではなく、ナレーションやセリフ用に特化した音声合成)。
たくさん音声の演者さんがいましたが、今回採用したのはこちらの、「春日部つむぎ」ちゃんです!
ナレーション型音声合成ソフトを探す方針としては、有名なのは「ゆっくり解説」などで使われている「棒読み」のものがいくつか見つかりましたが、最近はAIなどの進化・活用でリアルなものもあるはず…たぶんフリーで!と必死で探し、サンプルテストで試したところ、こちらのVOICEVOXが一番求めるものが得られそうだと思い、また選べる演者さんの中でも「つむぎちゃん」の艶々な私にはない声がかえって合うのではと考え、選びました。そしてエディット…
こんな感じで、セリフを少しづつ入れて「再生」すると、それだけでもほぼ正しい、リアルな日本語の抑揚で喋ってくれます。すごい! でも、今回のポエトリーリーディングの雰囲気と、表現したい感情に合わせたいので詳細エディットをすることに。
2段階あり、まず「アクセント」モード。数音の文節ごとに「どこにアクセントを置くか」を指定するだけでも、相当、望みのイントネーションに出来ます。でももっと調整したい。その次の段階では「イントネーションと長さ」のパラメータを編集するモードがあり、より詳しく音節ごと(1文字)の発音のリズム感と音程を設定できます。今回は全セリフを「イントネーションと長さ」で設定してみました。ところが…
「あしたも元気で会えるといいね」が難しい⁉️
最後のこのセリフが、うまく作れません!どういう感情のイントネーションで言うべきか?思案して、自分でボソボソっと喋って見ますが、まあその、さっきも恥ずかしいエクスキューズ述べたけど、…私、特に「セリフ」というものがうまく喋れません!😭いったい、自然な「あしたも元気で会えるといいね」ってどんな感じなのか…⁉️
… いったいどちらが正解なのか… 何度も口ずさみながら、VOICEVOXのパラメータをいじり続けてると、関西弁になったり、はたまた北国のイントネーションのようになったり、だんだん「あしたも元気で会えるといいね」がゲシュタルト崩壊していくのを感じます…。そして、詩担当の春野さんにお願いしてみましたが無理とお断られww
結局ここに8時間はかかり、日を跨いですっきりしてやりなおすと、何とか今の形に。…いかがでしょう??もはや私、これで良いのか、日本語の、できれば標準語のイントネーションになってるか分かりません^_^; ぜひ感想を、ご教示ください…。
で、ライナーノーツ
曲(だいたいのメロディー全体、=なんとなくのコードと展開)とコーラスパートは、はすぐに浮かんだと申しましたよね。それに先ほどのつむぎちゃんの朗読仮バージョンの音声ファイルを載せて確認しつつ、リズムセクション(ドラムスとベース…今回も重めに)、を入れて。
それから改めてピアノとエレピを録り直し。今回は少し頭の中で「夜の暗がりの中の光明」とかをイメージしたものを練習してから、リアルタイム入力(実際に演奏してデータにする)ほぼ一発でどちらもわりとうまく録れて採用!
それにベタのほんのちょっと(4小説)のコーラスパートをサッと録って載せてみてこれも十分、さらにシンセなどの効果パートを入れて、朗読の方も前述の通り完成させて、その後少々手直しただけで、全体にあっさりと仕上がりました。全部で16時間ほどかなぁ?朗読の仕上げに半分かかってる😅
ちょっと短いけど、冒頭で紹介した尾上文さんのポエトリーリーディングみたいに、音楽と朗読、コーラスがマッチした、カッコ良い曲になっていると…思いませんか??思いませんか??思って♡😭
ぜひ、コメントで感想をいただければ、私も春野さんも嬉しいと思いますのでお願いしますね!
「ベタと音楽」コラボ
ベタが音楽を作るので、詩や、小説や、絵や、またはあなたのボーカルや朗読、ギターなどの演奏や、または作曲をしたのでベタが編曲完成させるとか、さまざまな形態であなたの「何か」とコラボしたい、と思って募集しています(継続中)。募集要項はこちら↓
第3回は、「アヴェマリア Ambient mix feat.ふらみんご*」
ふらみんご*さんのボーカルでアヴェマリアを録りました!ふらみんご*さんが全編ドイツ語で歌っていてすごい!
ベタには出せない高音の、ふらみんご*さんの美しいボーカルと、ベタのコーラス、シンセサイザーによる、たぶん聞いたことのない次元の美しく荘厳なアヴェマリアのクリスマスプレゼントになっているかと思います。ぜひ聞いてみてください!
第2回は「All New One feat.Betalayertale」
音楽家のLocoArteriumさんの美しいピアノ演奏と曲をお借りして、ベタのうたとアレンジを載せました。
ベースとなる作曲がLocoArteriumさんなので、featuringがBetaとなっていますね。
記念すべき第一回は「princess見つけて」
詩人・Qioさんとのコラボで、今回とは異なり詩があってから開始したのではなく、コラボを決めてから歌詞を作成いただき、曲を作りながら一緒に調整させていただき完成しました。
懐かしいコンピューターゲームのRPGのようなイントロから、だんだんハードな内容となり、さらに多分、おどろきの世界観の展開が待っている…、ぜひ、ご拝聴くださいませ。
次のコラボもぜっさん募集中です!コメントからご相談からでもOKです!
ベタの音楽マガジン
ベタのオリジナル曲や、コラボ曲、また、音楽の趣味語りをまとめています。
ベタのyoutubeチャンネル
ベタの曲がプレイリストで一気に聴けます。
以上…
ベタの音楽、聞いてくださいね。
絶対おどろかせてやるんだから!( ´・ω・`)
感想コメントはベタの食べ物です。ぜひお恵みを…w
betalayertale 2022年7月30日
4250文字
楽しい哀しいベタの小品集 代表作は「メリーバッドエンドアンドリドル」に集めてます