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字が書けない、覚えられないお子さんの件

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今回は、あるご相談者との対話をもとに、べすとびじょん式ビジョントレーニングがどのように学習や生活に役立つのかを詳しくお話ししたいと思います。この記事では、特に字が書けない、覚えられないといった課題を抱えるお子さんについて、どのようにビジョントレーニングがサポートできるのかを探っていきます。

今回の話のテーマ: 字が書けない、覚えられないお子さんへのアプローチ

今回の相談者Aさんのお子さんは、高校生でありながら、字がうまく書けないという問題を抱えています。
小学校入学前からひらがなや漢字の練習をしてもなかなか覚えられず、現在もその影響で学業に大きな困難を感じています。

この問題は多くの親御さんにとっても他人事ではなく、同様の悩みを抱えている方も多いでしょう。

Aさんのお子さんは、これまで様々な方法で字を覚える努力をしてきましたが、なかなか効果が見られなかったため、ビジョントレーニングに関心を持たれました。

なぜ字が書けないのか?

字が書けない、覚えられないという問題は、視覚と脳の連携がうまく取れていないことが原因の一つと考えられます。
視覚的な情報を処理し、それを文字としてアウトプットする過程には、眼球運動や視覚認知、さらには脳の働き(情報処理)が大きく関わっています。
この一連のプロセスがうまく機能していないと、どれだけ練習しても字が覚えられなかったり、正しく書けなかったりするのです。

Aさんのお子さんの場合も、視覚情報の処理がうまくいかず、字を書くための基本的な眼球運動や視覚認知が弱い可能性があります。
これは、勉強といった学習のプロセスを通じて視覚的なスキルを鍛えることで改善する余地があると考えられます。

 ビジョントレーニングのアプローチ

ビジョントレーニングでは、まず視覚的な認知能力を高めることから始めます。これは、単に字を覚えさせるのではなく、脳と視覚の連携を強化することを目的としています。具体的には、以下のようなトレーニングが有効です。

  1. 眼球運動トレーニング: 字を書くためには、眼球がスムーズに動くことが必要です。視線をしっかりと追従させ、目的の位置に正確に目を運ぶことができるようにトレーニングを行います。

  2. 視覚記憶トレーニング: 見たものを記憶し、それを再現する能力を高めます。これにより、字の形や順序を正確に覚え、書くことが容易になります。

  3. 視覚認知トレーニング: 字の形や配置を正確に認識する能力を養います。これにより、書く字が正確になり、間違いが減ることが期待できます。

  4. 身体認知トレーニング: 姿勢やチカラ加減などの感覚トレーニングを通してボディーイメージを育て身体の部位の認識を高めます。これにより、

  5. 想像・イメージトレーニング: 四角や三角といった図形や形など、ブロックやパズルなどを用いながら連想できるような視空間認知へつながる取り組みを行います。このようなことにより、左右・上下・右半分・左半分・上半分・下半分などの形に違いを認知することで、大きさや形に対する認知を育てます。結果、全体的に情報処理ができるようになることで、書く字が正確になり、間違いが減ることが期待できます。

Aさんのケースでは、ビジョントレーニングを定期的に行うことが推奨されました。
頻度としては、週1回から始め、状況に応じて増やしていくことが理想的です。
また、オンラインでのトレーニングではなく、実際のトレーナーとの対面で行うことが効果的だと説明しました。理由として、リアルな環境でのトレーニングが視覚と身体の連動をより効果的に高めるためです。

継続と信じる力が大事

ビジョントレーニングの効果は一朝一夕で現れるものではありません。
継続して取り組むことで、徐々に視覚と脳の連携が強化され、結果的に字を書く力も向上していきます。

Aさんには、お子さんが自分のペースで焦らず取り組むことを大切にし、長い目で見てサポートしていくようお伝えしました。

また、ビジョントレーニングはただの練習ではなく、楽しく続けられるものであるべきです。また、本人が前向きな意思を持って楽しみながらトレーニングを行うことが最も需要で、そうすることで自然と視覚能力が向上し、学習への意欲も高まります。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
このお話が少しでも同じような悩みを持つ方の助けになれば幸いです。今後も、べすとびじょん式ビジョントレーニングの魅力と可能性をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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