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子どもに“自律”を求める時代

こんにちは、久家です。

僕は昭和52年生まれの現在46歳。

中学、高校、大学では
野球部に所属し、
監督、コーチ、諸先輩方から
厳しくもあり、
理不尽もあり、
愛情もある指導を受けてきました。

社会人になってからも
上司や先輩方から
厳しくも温かい指導を受けて今に至ります。

「高校に行ったらこんなもんじゃないぞ」

「こんなんでヘコたれてたら
 社会に出たらやっていけないぞ」

「これから先はもっと厳しいぞ!」

ステージが上がるたびに
こんな言葉で叱咤激励されながら
厳しくご指導いただいたものです。

僕が若い頃は
そういう時代だったわけですが、
今はガラッと変わり
指導者が厳しくできない時代
になりました。

今の指導法や教育法は
「怒らない」「褒める」というのが主流のようです。

別にそれが良いとも悪いとも思いませんが
こういう話を聞くと
いつも疑問に思うことが1つあります。

じゃあ誰が厳しさを教えるの?

これからの時代を生きていくのに
厳しさって必要ないんでしょうか?

今回はそんな話をしたいと思います。

子どもたちの二極化が進む!?


昨年の11月、
大リーグでも活躍したイチローが
北海道の高校へ指導に行ったことが
ニュースになっていました。

そこで選手たちに
こんなことを言っていました。

「今は指導者が厳しくできない時代。
 でも導いてくれる人がいないと楽な方に行くでしょ。
 自分に甘えが出て結局苦労するのは自分。
 厳しくできる人間と自分に甘い人間、
 どんどん差が出てくるよ。
 できるだけ自分を律して厳しくする」

⁡子供たちに
自分を律することを求めるって、
ある意味昔より過酷な時代だなあと感じますが、
指導者が厳しくできない環境なのであれば、
しょうがない。。

⁡時代に合わせて
今の子供たちを指導していくのは
とても大事なことだとは思いますが、
厳しく指導できないのを
「時代がそうだから」で済ませていては、
イチローが言うように
自分に厳しい人間と甘い人間の二極化は
どんどん進むでしょう。

厳しく指導できるのは“親”しかいない


放っておいても
自分に厳しくできる子はいいですが、
できない子は
誰からも指導されたり
道を正されたりすることなく
そのまま放置されることになりかねない…

⁡ではどうすればいいのか?

親の出番

だと僕は思います。

⁡昔は
厳しい先生や先輩、上司に
導いてもらえましたが、
今はそれができない時代。

⁡それならもう
子供たちを導いてあげられるのは
親しかいませんよね。

⁡厳しい指導者を
求めない世の中なのであれば、
その役割を親が担うのは
当然のことだと僕は思います。

⁡大人でもできない“自律”


自分を厳しく律することができる人間に
子供たちを育てていくのが
親の役割になるのなら、
大前提として…

まず僕ら親自身が、自分を厳しく律することができる人間にならなければなりません。

⁡しかし
今の世の中を見ていると…
これは親にとって
かなり覚悟がいることのように感じます。

⁡患者さんとよく話をするのですが
僕らが子供の頃は姿勢が悪いだけで、
「背筋を伸ばせ!」
「みっともない」
と親に怒られたものです。

⁡それが今はどうかというと…
親自身の姿勢が悪いからか、
わが子の姿勢を気にする人はいても
厳しく注意する親はあまりいません。

自分の姿勢が悪いから
子供に強く言えないのでしょう。

⁡また
子供がスマホやゲームばかりをすることに
頭を悩ませている人も多いですが、
そもそも
子供の前でスマホをいじる姿を
親が見せているケースがほとんどで、
親の方がスマホを手放せていない…

これでは
子供が言うこと聞くわけありませんよね。

⁡さらに
「健康になりたい」
という人はたくさんいますが、

食事を気にするのは
健康診断前か病気になってから…

運動不足を自覚していても
なかなか続かない…

寝る直前までスマホを見て
さらに睡眠時間を削る…

⁡そんな人が大多数です。

⁡どうです?

⁡こういった人たちが
自分を厳しく律しているように見えますか?

⁡自分が子供だったら
こういう親に厳しい指導を受けて
納得できますか?

⁡SNS上では

・つらいことはやめればいい
・イヤなら逃げたらいい
・面倒くさい人間は切ればいい

⁡こういった
「無責任な優しさ」ほど
多くの共感を得ているのを目にします。

⁡当然こういった情報を
子供たちも目にするわけで、
そんな子供たちに対して
SNS上では全く支持されないであろう

「厳しいけど大切なこと」

を体現し伝えることができるでしょうか?

⁡こう考えると
「厳しさ」の捉え方の差はあるにしろ、

大人でも自分を厳しく律することって相当難しい…

⁡それを今は子供に求める時代になってきているわけです。

⁡これってある意味
時代遅れと言われる
「昭和」の教育を受けてきた僕らよりも
かなり厳しい時代と言えるのではないでしょうか?

大人でもできていないことを
子供に求めるわけですから…

生活習慣を整えて“自律”できる自分へ


自分を厳しく律するというのは
そう簡単にできるものでも
すぐに身につくものでもありません。

ではどうやって
“自律”できる自分を作り上げていくのか?

僕は

生活習慣を整えることが“自律”につながる

と思っています。

ここで言う生活習慣とは
睡眠、運動、食事のこと。

ではなぜ生活習慣を整えることが
自律につながるのか?

それは、

すぐに結果が出るものではないから

です。

今は「効率」を求める時代。
どんなことでも
最短距離を最速で行こうとする時代です。

・ガチガチの肩こりが1回で解消!
・2週間でマイナス10キロの食事法
・これを飲むだけで睡眠の質が爆上がり!
といったキャッチコピーが
ネットやYouTube上に溢れていますよね。

こんな考え方では絶対に健康にはなれません。

地道にコツコツと取り組んで、自分に合った睡眠、運動、食事の方法を作り上げ、それを習慣化していくこと

一見遠回りに見えますが
これが健康になるための一番の近道だと
僕は思っています。

しかしこれって…
自分を厳しく律することができないと
なかなかできることではありません。

面倒くさい…きつい…ツラい…
となって楽な方に行ってしまいがち。

そこで
楽な方に流れてしまうのか
それとも
自分を厳しく律するのか

ウサギとカメの話ではないですが、

地道に歩き続ける人に最後は良いことが起こる

と僕は信じています。

自分を律して
生活習慣を整えていけば
必ず健康という結果が手に入ります。

睡眠、運動、食事
どれからでも構いません。

・今より15分早く寝る
・間食を1回減らす
・お風呂上がりにストレッチをする

ちょっとしたことでいいので始めてみてください。

昨日より今日、今日より明日と
小さなことを積み重ねていくことが
“自律”への1番の近道ですよ!

イチローからのメッセージ


今回のイチローの言葉は
高校球児に向けられたものですが、
彼の指導する姿を
大人へのメッセージとして
僕は受け取りました。

一緒に練習する中で

実際に目の前でプレーする姿を見せて

選手たちからの質問には丁寧に答え、

「厳しいけど大切なこと」をしっかりと伝える。

⁡これってまさに
これからの時代の親に必要な姿ではないでしょうか。

⁡時代には逆らえないので、
厳しくできない社会になったことは
どうしようもありません。

⁡そんな中で重要なのは、

今の時代を踏まえた上で、いかに乗り越えていくか

⁡そのための方法を
イチローが体現してくれているように感じました。

⁡大切な子どもたちの将来のためにも
自分を厳しく律していきましょう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

久家

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