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「本の読める場所を求めて」

下北沢、初台にある、本の読める店「fuzkue」の店主である阿久津さんが書かれた一冊。 笹塚の「喫茶 余白」を訪れた際に、ふと目に留まった。 子ども時代以来に読書欲が再熱し、ブックカフェ巡りをしている私にとって、「そう!そう!」と共感する部分が多くあった。 ーーー 中学生くらいまでは、読書は楽しみの1つ(授業中に机の下で、こっそり読んだりもしていた)であったが、高校生になり勉強を優先するようになると本を読むことはぐっと減った。大学時代は、視野を広げるためと思い、たまに読ん

    • 人新生の「資本論」 これを実現したい

      難しかったけれど、所々自分のイメージや感覚、違和感を感じていたことが言語化されているようだった。 タイトルの、人新生の「資本論」は、環境破壊の時代における資本主義批判 ということ。環境に優しいと言われる物でも、利益を追求して過剰に消費を促したら意味がない。 「モノを大切に使うことが幸せ」という考えを伝える企画を考えたとき、経済はどうするの?と言われると困ったし、経済成長を否定するという考えにはならなかった。自分でも気づかないうちに、資本主義の考え方が染みついているんだなと感

      • 「捨てない。」が当たり前になるとき

        1,家庭ごみの6割は、使い捨ての容器包装 ゴミ箱の中身を思い出してみて欲しい。 想像以上に、多くの容積を使い捨ての容器包装が占めているかもしれない。 容積で考えると、家庭ごみの6割は容器包装。 レジ袋が有料化され、少量であれば鞄に入れたり、マイバックを持ち歩いたりする人が増えたと思う。 しかし、使い捨ての容器包装はまだ沢山ある。 お惣菜の容器、お肉のパック、野菜を包んでいるビニール、郵便物が入った透明な袋、シャンプーの容器……  など、挙げたらきりがない。 過剰

        • ”アップサイクル”~明日の常識~

          ”アップサイクル” を知っていますか? 役目を終えたものに、新しい価値を与える リサイクルとは違う 再生のために資源を消費をしない リユースとも違う 単なる再利用を越えたモノの循環 アップグレードしたモノが生まれる  それがアップサイクル 歴史ある家具からできた腕時計 余った具材でできたチョコレート ”捨てる”という概念がなくなる そんな未来を想像してみてください 一期一会で出会ったモノたち 簡単に手放していませんか? 日本人ひとりが1日に出すごみは約1kg そのうち

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          あなたの部屋、散らかってはいませんか?

          1,あなたの部屋、散らかってはいませんか?「部屋が汚い」「片付けしないと」という話はよく聞く。 「物が多くて、捨てたいと思う?」と聞くと、「捨てたい。ごちゃごちゃしていて……」という人が驚くほどに多い。 ”身の回りの物が多い” ”部屋が散らかっている”という人が、こんなにもいると知り、どうして?どうにかならないかな?と考えた。 何を隠そう、私も沢山の物を持ち、すぐに散らかる部屋に頭を悩ませていた一人だ。 2,なぜ散らかってしまうのか?散らかっている物は、あまり気にいっ

          あなたの部屋、散らかってはいませんか?

          何もない場所はない。

          北海道の東側、知床・網走を旅した。 「この世の果て」「世界の終わり」と比喩される野付半島 私はここでエネルギーを貰った。 店も家も、農地もない、そんな道をしばらく進む。 車を止めさらに30分歩いた。 長い時間かけて作られた砂嘴のトドマツ林が、海水面の上昇や砂嘴の沈降によって海水を被り、枯木群に変化したと考えられている場所。枯木群は更に朽ちていくことで、塩湿地に置き換えられていく。 そんな、自然が生み出す大きな流れの中に吸い込まれたようだった。 コンビニもスーパー

          何もない場所はない。

          役目を終えたモノが、新たなモノの出発点になる~「捨てない。展」を訪れて

          港区青山の Itochu Garden で行われていた、「捨てない。展」に行ってきました。以下、概要と感じたこと、考えたことです。 不要になったから、役割を果たしたから…… と様々な理由で、世の中のあらゆるものが日々廃棄されている。 大切にしていたモノ、欠かせない役割を果たしていたモノを、手放したその先を考えさせるような展示だった。ペットボトルや梱包材など生活に密着した物の処理方法についてのパネルや、使われなくなった「跳び箱」「ソーラーパネル」をアップサイクルして作られた

          役目を終えたモノが、新たなモノの出発点になる~「捨てない。展」を訪れて

          人生を豊かにする暮らしのために、私が最初にした3つのこと

          1,人生を豊かにする暮らしを探す旅の始まり漠然とした ”環境危機によって生きる場所が侵されていく恐怖”から、何かしたい、しなければと思っていました。 しかし、面倒くさがりで、節約が苦手な私は、なかなか行動することができていませんでした。 そんな中、有名な書籍である、「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣~」や「ゼロ・ウェイスト・ホーム~ごみを出さないシンプルな暮らし~」を読み、新たな価値観に触れました。 環境にいいことばかりではなく

          人生を豊かにする暮らしのために、私が最初にした3つのこと

          あなたを輝かせる服とは?

          いつも着ている服がどうやって作られているか知っていますか? 何となく、自動的に機械で作られる気がしていました。人がミシンで縫うのはオーダーメイドのものくらいかなと。 映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション 真の代償」では、バングラディシュやカンボジアの縫製工場で働く女性たちが描かれています。 女性たちは、ミシンを使って布を縫い合わせ、沢山の服を毎日作っています。そして、これが私たちの手元へ届いているのです。 日本でも広まっているファストファッション。 服の

          あなたを輝かせる服とは?

          人生を豊かにする買い物

          従属的な消費から、主体的な消費へ。 ”流行に乗って何となく買う、極端なコスト重視の商品選び” から、 "本当に欲しいものを納得して買う、幸せが生れる消費" に変化していく時代。 例えば、服を買うときどんなことを考えますか? 値段、見た目、ブランド あたりが最初に思いつくものでしょうか。 私も、最近こういう服着ている人多いから欲しいな、店内全品50%offはお得だ!何か買おう、、と考え買い物をしてきました。 そして、買ったけれどあまり着ていない服、去年は流行っていたけ

          人生を豊かにする買い物

          今日の気づき-ドクロ柄の蜜蝋ラップ-

          札幌PARCOで行われていた、エシカルマーケットに行ってきました! 土日はワークショップもやってたみたいで、土日に行けばよかった…😭 それでも、エシカルな雑貨やお菓子が、売られていて、店員さんともお話しできたので良かったです。 今日の感じたことを書きたいと思います。 1つ目 今まで、環境問題に興味あって…と話したり、自分でも興味があると思っていたけど、行動ってあんまりしてこなかったなと改めて気が付きました。 身近なところにも、環境に良い、オーガニックなどを掲げているお店

          今日の気づき-ドクロ柄の蜜蝋ラップ-

          住民説明会でよくある言い合いを、対話にできたらいいな

          リスクコミュニケーションについてお話しを聞いたので、簡単にまとめます。 リスクコミュニケーションとは まず、リスクコミュニケーションとは「リスク分析の全ての過程において、リスク評価者、リスク管理者、消費者、事業者、研究者などの間で、情報共有や意見交換をすること」です。住民説明会などがイメージしやすいと思います。 私は住民説明会というものに参加したことはありませんが、役人や研究者、企業の人と、住民が対立しているニュースをよく見ます。コミュニケーションというより、喧嘩では?

          住民説明会でよくある言い合いを、対話にできたらいいな

          原体験があると人は自然と動き出す

          ”自分の気になる生き方・働き方をしている人に話を聞いてみる” 絵を書いたり、ワークショップを企画したり、様々活動されている方にお話しを聞いてきました! まず初めに、自分の中にあるテーマについて伺いました。 地球環境に興味があって、特に”自然と人の関わり”を大切にしているそうです。自然の中で、自然に包まれた体験があれば、環境保護の思い湧いてくるもの。”原体験があれば人は圧をかけなくても動かされていく”、という考えから、自然を感じられるようなワークショップを企画されているそ

          原体験があると人は自然と動き出す

          今、考えていること。

          頭の中を整理するために、今考えていることをつらつらと書いてみました。 この間、身近な人に、環境問題に関わる仕事をしたいと思っている、と伝えました。その中で、”環境問題のことってなると何かをストップさせる感じがする”と言われました。 この言葉から、”環境問題=電気を使わない、物を無駄遣いしない”のように、”環境問題の解決は、何かをやめること、我慢すること”、というイメージを持っている人が多いのではないかと思いました。 そして同時に、私は”環境問題の解決が、ただ何かをストッ

          今、考えていること。

          6/10 #1 振り返り

          Life shift cycle 今日のクラスでLife shift cycleについて学んだ。              具体的な経験→内省的経験→抽象的概念化→能動的実験 のサイクルを回すことで、経験を活かして次の行動・変化に繋げていくことができる。 自分の感情が動いた経験について考えることがポイント。           そこには、心が動いた理由や、自分の大事なスタンスがある可能性が高い。そのため、能動的実験が人生のインパクトになりやすい。 抽象的概念化から能動的

          6/10 #1 振り返り

          地球にも自分にも嬉しい食べ方

          食品ロスの現状と影響 食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品を指します。現在日本では、年間600万トンの食品ロスが発生しています。*1  国民1人当たり1日に約130 g(茶碗1杯のご飯の量に相当)の、食べられる食品を捨てていることになります。 2010~2016年の間に、世界の食品ロスと廃棄は、人為起源の温室効果ガスの総排出量の8~10%に寄与してきたと考えられています。*2  捨てられてしまった食品を作るため、食品ロスを含むごみの処理のため、様々な要因に

          地球にも自分にも嬉しい食べ方