こじらせ

大人になってから性格を変えるのは難しい。
歳を重ねるとだんだん周りも注意しにくくなり、結果こんな大人いるのかっていう「拗らせた大人」ができあがる。

経験でいうと、だいたいコミュニケーションに難がある。
一言言ってくれたら簡単に済むのに、察してくれという感じで仕事を進めるので肝心なところですれ違う。
誰かにメールしたところで返事がなければ「返信ないので」とそのまま。
自分が困らなければリマインドはしない。
他部署と連携が必要になってくると、自分のところのパートさんを使って連絡を取ろうとする。
自分の担当じゃない事の問い合わせがくると黙り。
挨拶は決まってしない。
ありがとうが言えない。

これ、誰か一人を指摘しているのではなく、こういう大人が何人もいる。
会社で働く大人っていうのはもっと立派なもんだと思っていたけれど、同じ会社でも本当にピンキリで、「元気よく挨拶しましょう」って先生に言われる小学生の方がよっぽど利口だ。
誰からも注意されず、気付いたら拗らせた大人ができあがる。
見てて悲惨だ。
若い頃は「あの人挨拶してくれないし怖い」と思っていたのがだんだん只のみっともない大人だと分かってくる。
自分からコミュニケーションを遮断して周りも腫れ物扱いし、仕事で最低限の繋がりを持つだけで孤立していく。
職場から離れてまで仲良くする必要は全然ないけれど、もう少し居心地よくなる振る舞いがあったはず。

驚くのはそういう人の中にも難関国家資格を持ってる人がいて、それがあれば他部署でもっと活躍できて給与もいいはずなのに、全く関係ない部署にいる。

そしてコロナ禍も影響しているように思う。
ほぼリモートワークとなり、出社することが珍しくなった今、
たまに会社で会う拗らせた大人の態度がどんどんひどくなっていく。
今までもツンケンしていたけれど更に当たりが強くなっている。
前まではこんなもんか、で済んでいたのが、こんなに酷かったか?と。
本当は寂しいんだろう。
でももう手遅れ。
今さら態度は改められないだろうし、更に拗らせるだけ。
周りだって注意しないし親交を深めようとは誰も思っていない。

そういう「拗らせた大人」は要注意人物だと思って最低限の関わりにしておくのが一番安全なんだ。


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