【英語学習のスパイス #4】
Evine(恵比須大輔)
第4回:間違えてなんぼ!学習を継続させることが大事。
Hi、皆さん、Evineこと恵比須です。
前回は「自然な英文法の学習法」をご紹介しましたが、最終回は、「英語を使えるようになるためには間違えてなんぼ!」のテーマで締めくくりたいと思います。
「英語学習のスパイス」ということで、今月はちょっと一味違う学び方の選択肢を増やす意味で色々と細かく難しい話もしてきましたが、根本的に大切なことは、英語学習の成功はいかに継続できるかがポイントです。
いつまで経っても英語が話せない状況を作る「間違える=減点される」マインド
結果を感じにくいジャンルですから、途中で何度も挫折される方は多いです。結果が出るまで継続すれば成功しかありません。成功するまで継続する、この当たり前のことをどう実践するのかは、継続できなくなってしまう原因を取り除いてやることです(一度、ご自身のケースとして「継続できなかった原因」を考えられる限りすべてリストアップしておくのも良いと思います)。
挫折する原因として、話す機会があっても、毎回やってきたことの成果が感じられないというのも1つですが、「間違える=減点される/ネガティブなこと」という認識が刷り込まれているからだと思います。
例えば、道で突然外国人に道を聞かれてフリーズしてしまった、いざ話そうとすると頭が真っ白・・・という場面。頭では「失敗しても大丈夫だ!」と理解していても、無意識的に間違えることを避ける傾向は少なからずあると思います。
私たちは小学校時代から、間違えると減点される試験に慣れてきました。無意識的にその影響はあると思います。中学生の息子が受ける定期考査も、ネイティブに通じる許容範囲であればポイントがもらえるような採点は皆無です。
学習素材として手に入る教材やアプリでは、あまりに綺麗なネイティブ音声が手軽に耳にできる環境にあるせいで、学習効果が高い反面、学習者自らのハードルを上げてしまっていませんか?
「間違えると減点される」、この感覚をリセットしましょう。
「間違える=減点される」マインドをリセットする方法
「間違える=減点される」マインドをリセットし、失敗を恐れず、かつ、挫折を乗り越えるには、あえて積極的に間違える経験値を増やすことです。間違えれば間違えるほど、成功に近づくのが人間です。習慣的な心がけしかありません。「ええ格好」しないことです。
発音して通じないのであれば筆談すればいい。
言いたいことが言えなかったのであれば、あとで調べて次に活かせばいい。
コミュニケーションしようという姿勢があれば、向こうも聞く耳をもってくれます。聞く耳を持ってくれない外国人もいますが、そうであればそもそも相手にする必要はありません。
間違えるのが怖い、それは一体何の恐怖でしょうか?実際は、間違えても痛くも痒くもないんです。
コミュニケーションの先にあるものが目的で、上手に話すことが目的となってしまっていては意味がありません。
話す前に、あれはどう言えばいいんだろう、どんな話し方をすればいいんだろう、と下準備をするよりも、話したあとの復習の方がはるかに有益です。経験して、次に活かす姿勢です。経験の積み重ねがどんどん皆さんの英語を仕上げていってくれます。
英語が話せないで悩んでいる皆さん、英語学習人生、一体どれくらいの時間、実際に会話をした経験がありますか? 自らが発信した総時間です。意外と少なくないでしょうか?
繰り返しますが、綺麗にラッピングされた英文を話す必要はありません。
まずはコミュニケーションを取ろうとすること、間違えれば相手の反応や相手から得られる話し方をメモに残し、次に改善すればいい、間違えてなんぼ、会話してなんぼです。
話す時間をたっぷりと経験してから改善点で悩みましょう。
話す時間が取れない日は、積極的に音読活動と自分の行動を英語でナレーションして過ごしましょう。行動のナレーション英語については過去のコラムをご覧ください。
第2回:自然な英単語の学び方
音読を謳った専用教材でもかまいませんし、拙著『Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル』や『Mr. Evineの英語塾 コア英文法』では、中学英文法レベルの取り組みやすい例文をたくさん収録しましたので、ご自身が実際に使用する場面をイメージしながら感情を込めて例文を徹底的に音読することで、話す練習と同時に英文法の復習にもなります。
さあ、そろそろ長くなってきましたので、このあたりで終わりにしましょう。
皆さんが「英語」という道具を有意義に活用し、人生の選択肢をどんどん広げていかれることを陰ながら応援しております。
何かあればHPも公開しておりますのでお気軽にご相談ください。
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