「ADHDとミニマリスト」ミニマリストの思考術②
こちらの続きになります。
ミニマリストは、実は人よりも多くの選択肢を検討しています。
普通の人は、聞いた良い話にすぐ反応します。なので、多くのことに手を出し中途半端な結果しか得られません。
それに対して、ミニマリストは様々な情報から慎重に判断し、これだ!ということを実行します。
ここでは、ミニマリストが重要な物事をどう見極め、判断しているのかについて書いていきます。
数ある選択肢の中から、本質的なことを見極める
本当に重要なことを見極めるために必要なことは、5つです。
じっくり考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、厳密な基準。
毎日忙しく動き回っている人は、これらを軽視しがちです。
しかし生産性を高めるためには、1度立ち止まってじっくり考えることで、これから取るべき選択を見極めることができるのです。
考える時間とスペースを作る
ミニマリストは目の前の美味しい情報にすぐに飛びついたりしません。
まずどんな選択肢があるのかを精査します。
そのためには、じっくり考えるための時間とスペースを整えることが大切です。
自分を集中せざるをえない環境に置くことを意識しましょう。
・スマホは遠いところにおいておく。
・集中を妨げるモノを置かない部屋を作る。
・その時間は来客予定を作らない
・静かな朝に20分だけ時間をとる
・仕事終わりの1時間をカフェに行く
自分にあった方法で、時間を確保し集中できる環境に身をおいてみましょう。
情報の本質を掴む
時間と場所を確保できたら、誘惑に惑わされず物事の本質を探る活動をしてみましょう。
いくつか例を挙げてみます。
・日記をつける
人間は忘れやすい生き物です。
それがADHDである自分のような人ならなおさら。
日記を自分の脳のバックアップとして使ってみましょう。
・現場を見る
現場を見てみないと、解決すべき問題の本質が見えてこない場合が多くあります。
机の上や自分の頭の中だけで解決しようとすると、問題の本質に辿り着けず、頭でっかちな解答になってしまうかもしれません。
自分の目で問題を確かめてみましょう。
・別の視点で見る
まずその分野の知識をつけることは1番大切です。
その上で、一見無関係なことや他の人が見落としていそうなものを探してみましょう。
別の立場を想定して物事を考えてみると、新たな側面が見えてくる可能性があります。
・問題を明確にする
会議などで、話し合わなければならない議題があるのにも関わらず、話が脱線し無駄な時間を過ごしてしまった経験はありませんか?
本質を理解するには、問題を明確にする必要があります。
何が問題で、どう解決しないといけないのか?
本質から逸れていそうな時には、1度立ち止まってこの質問を思い出してみてください。
遊び心を取り戻す
アメリカの先進企業は、遊び心が創造性や柔軟性を育てることを気づき、重要視しています。
遊びは、それまで気づかなかった可能性を教えてくれます。
またストレスの軽減や脳の活性化にもつながります。
遊びを時間の無駄だと切り捨てるのではなく、必要不可欠なものと捉えましょう。
子供の頃、どんなことにワクワクしていたでしょう?
大人になった今、何にワクワクできるでしょうか?
どうやったら仕事や生活につなげられるでしょうか?
十分な睡眠を確保する
多忙で時間がないと1番最初に削るものは睡眠時間と答える人は多いかと思います。
しかし現実には、様々な優秀な人たちが睡眠不足で自分自身を壊しています。
私たちの最大の資本は自分自身です。
まずこれを守りましょう。
睡眠を義務ではなく、自分への投資と考えましょう。
十分な睡眠は、体を守るだけでなく、脳機能の回復や活性化にも役立ちます。
より良い選択をするために、毎日しっかり睡眠時間を確保しましょう。
厳しい基準で選ぶ
時間を作り、環境を整え、選択肢となる情報を集めた。
そのあとは自分の中で厳しいルールを作り、それに該当したことを選択することが大切です。
絶対にイエスと言い切れないものはノーと言える勇気を持ちましょう。
また選択肢の候補に上がっていなかった突然のチャンスなども舞い込んでくる可能性だってあるでしょう。
その時にも、最低限の条件を満たしていないチャンスはもちろん、理想の条件をクリアしていないチャンスも却下しましょう。
全ての条件をクリアしたものだけが考慮に値すると考えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
・考える時間とスペースを作る
・情報の本質を掴む
・遊び心を取り戻す
・十分な睡眠を確保する
・厳しい基準で選ぶ
ミニマリストは、自分の時間・お金・エネルギーを大切なことだけに集中させるためにこのような思考のもの行動しています。
ADHDは、その注意散漫さから様々な選択肢を同時進行して、中途半端な結果しか得られない罠に陥りがちです。
ぜひ自分の大好き!これがやりたい!と心から思えるような物事にフォーカスを当ててほしいと思います。
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