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Waris・ベネッセ 「自分らしく」×「よく生きる」を共に目指して

こんにちは、ベネッセ新卒内定者ライターのなっぴです。

私が今回ご紹介するのは2023年6月にベネッセにグループインしました株式会社Waris(以下Waris)です。女性に特化した人材紹介・フリーランスマッチング事業を行なっています。(Waris公式HPはこちら

Warisの共同代表である田中美和さんにご協力いただき、Warisのことから今後のベネッセとの目指す姿まで教えていただきましたので、ぜひご覧ください。


プロフィール

田中美和
株式会社Waris代表取締役・共同創業者
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会理事
国家資格キャリアコンサルタント

慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、日経BPにて編集記者として働く女性向け情報誌『日経ウーマン』を担当。取材・調査を通じて接した女性の声はのべ3万人以上。女性が自分らしく生き生きと働き続けるためのサポートを行うべく2013年Waris(ワリス)を共同創業。フリーランスとして働きたい女性と企業との仕事のマッチング、リスキリングを通じた女性の就労支援、女性役員紹介事業等を展開。創業10年でベネッセグループ入り。前職時代もふくめて20年以上にわたり自分らしい働き方の実現を支援してきた専門家。キャリアやダイバーシティをテーマにした講演・執筆多数。最新著作『自分らしく働くための39のヒント』をKADOKAWAより出版したばかり。プライベートでは5歳女の子のママ。


Live Your Life

- 本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、Warisが目指していることからお伺いさせてください。


Warisは2013年に女性3人で共同創業した会社で、「Live Your Life すべての人に、自分らしい人生を。」をビジョンに掲げて活動しています。

創業当時は、女性活躍推進法や働き方改革関連法案などがなく、長時間労働が一般的だったため、自分のキャリアに悩む女性が多くいました。「今の仕事をいつまで続けられるのかな」、「ライフとキャリアの両立ってできるのかな」、そういった悩みを解決したいという想いで創業しました。

- Warisの創業から現在までで、女性が働きやすくなってきている所感はありますか。


あります。働き方自体は多様になっていますし、働く女性の数も増えています。一方で、女性のリーダーや役員に関しては、先進国の中でも比率が低いんですよね。日本の女性管理職比率は直近でも約12%ですし、女性役員の比率も10%前後です。先進国ですと30%~40%ほどが女性管理職ですので、そこと比べると極めて低い数値です。
ここに課題感を抱いており、引き続き「女性」という軸は大事にしつつ、組織における意思決定層を多様化するために活動していきたいと思っています。

- 国として、女性管理職比率を3割まで伸ばしたいと発表していますよね。

そうですね。昨年、女性版骨太の方針が発表されました。プライム上場の会社ですと、2030年までに女性役員の比率を3割以上にしましょうと指針が示されているため、各企業様はそこを見据えています。

しかし、女性役員がいきなり増えるわけではありません。女性役員を増やしたくても、その前の段階の女性管理職がある程度いないと女性の役員は生まれません。そういった意味で、各企業様が女性管理職登用について本気になって取り組み始めているとお見受けしています。


Warisとベネッセの共通点

- 昨年、Warisはベネッセにグループインしました。その狙いや理由を教えてください。

私たちのサービスをより多くの方にお届けしていきたい、というのが大きな理由になります。

我々の「一人一人の自分らしい人生に寄与していきたい」という想いと、ベネッセの「全ての年代の方の『よく生きる』に全力でコミットしていく」という想い、それぞれの理念の根幹に大変近いものを感じていましたので、
ベネッセの力も借りながら、より多くの方に私たちの価値を届けたいと思っています。

昨年、B-STAGEという、ベネッセの社内ビジネスコンテストで審査員をしたのですが、どの事業プランを見ても、社会的な課題に対して自分達で解決していこうという姿勢があるなと感じました。私たちも、本当にささやかな規模ではありますが、誰かが取り組んでくれるのを待つのではなく、自分たちで解決しにいこうよ、という気持ちでスタートした会社なので、近しいものを感じましたね。


これからのWaris×ベネッセ

- Warisとベネッセで、どんなビジネスを行いたいと考えていますか。


もっとたくさんの女性リーダーが当たり前に活躍する世の中にしていきたいです。

長時間労働や、負荷が高くて大変な業務、という印象で、管理職に対してあまり良いイメージを持っていない方も多いようです。しかし、お話を伺ってみると、良い仕事をしたい、もっと成長したいという意欲を持っている方がたくさんいます。ですので、その意欲と管理職という仕事を結びつけるプロセスが大事かなと思っています。

例えば、昨年は2回ほど「女性管理職」をテーマにしたウェビナーを実施しました。

現役の大手企業の女性管理職の方々に登壇いただき、大変さも含めて、面白いところややりがいをざっくばらんにお話いただいたんです。そのアンケート結果では参加者の7割以上が管理職に対するイメージが変わったと回答されています。リアルな声を聞くと、管理職のイメージが変わるんですよね。

今年の2月には、女性管理職のミートアップイベントをやらせていただく予定です。(詳細はこちら)

- すごいですね。7割以上が良い方向にイメージが変わっているって。

ご登壇いただいたみなさんも管理職になることを悩まれた経験がおありで、身近なロールモデルとしてイメージすることができたことで、ご自身が管理職にチャレンジすることに対して、イメージがつきやすかったのかなと思います。

- 他に取り組まれていることはありますか。

リスキリングを通じて、女性の皆さんの転職や再就職の支援に取り組んでいます。ベネッセとしても、リスキリングは注力している領域ですので、学んで終わりではなく、新しい仕事を獲得するところまでの支援をベネッセと一緒にやっていきたいなと思っています。

- “リスキリング”は最近目にすることが増えた気がします。企業と求職者という点でリスキリングの課題はありますか。


日本の採用活動が、スキルベースのものになっていないことだと思っています。
現在は、実務経験や人柄、カルチャーフィットというところを重視しながら中途採用がなされています。新しいスキルを学んでも、それが実務経験に落とし込まれていないと、評価に繋がらないこともあります。
日本の採用活動自体をもっとスキルベースなものにしていくと、学びと採用が繋がってくると思います。


また、学ぶことで転職や報酬アップに繋がるとか、より自分のやりたい仕事ができるとか、そういったインセンティブがあるとリスキリングする大人は増えると思います。リスキリングすることにインセンティブがある状態を、ベネッセと一緒に作っていきたいです。


みなさんへメッセージ

- 最後に、このnoteを御覧のみなさんにメッセージをお願いします。

社会的な課題に対して、これだけの規模で取り組んでいる会社ってなかなかないと思っています。かつ、ビジネスとしてもしっかり成立しています。

社会的な課題の解決を、経済的な部分も両立させる形で取り組んでいるという意味では、日本の中でも稀有な会社です。そんなグループの一員になれたことが誇らしいと思っていますし、グループの力を借りながら、我々もより多くの価値を世の中にお届けしていきたいと思っています。

ベネッセ、そしてベネッセグループの中にあるWarisのことも、ご注目していただけると嬉しいです。



いかがでしたでしょうか。
「Live Your Life」
を掲げるWarisと、「よく生きる」を掲げるベネッセ。
2つの会社の根幹には、よく似た価値観がありました。
今後、この2社が協働することで、どのような化学変化が起こるのでしょうか。楽しみであると同時に、自分自身も社会に変革を起こせるような人材になりたいと感じました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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