【驚愕】大学生の9割が、映像作品を倍速視聴。「鬼滅の刃」や「イカゲーム」も…
今回は、とても興味深い記事があったので、これについて私なりの見解を述べさせていただきます。
本記事を読んで興味を持った方は、上の記事も読んでみてください。
内容を要約すると、「今の若者は、映像作品(アニメや映画など)を倍速試聴するのが当たり前になっている」ということです。
若者の7〜9割が倍速視聴している
皆さんはこの事実を知ってどう思いますか?
私は本当に驚きました。
私自身、まさにピチピチの17歳。
なのに映画やアニメを観るときに倍速視聴をしたことがなかったので、正直あり得ないと思いました。
倍速視聴をする理由
この記事での調査対象は大学生なのですが、この記事によると、大学生が倍速視聴を利用するのは、下記の理由からのようです。
これらについて掘り下げて説明していきます。
理由①ー周囲の話題についていくため
なるほど、これは確かに一理ありますね。
周りの友人がみんな「鬼滅の刃」を観ているのに、自分だけ観ていないと、「ハブられないかな…」といった不安や疎外感を感じるでしょう。
私自身、友達は全くいないのでこう言った感情はよくわかりませんが、それでもツッコみたい。
じゃあ、別の話すれば?
自分の貴重な時間を浪費してまで、観たくもない作品を観るのは、完全に他人に振り回されていますよね。
しかも、ずっと周囲が「鬼滅の刃」の話だけしているというわけでもないでしょう。
恋愛の話、高校時代の話、大学の授業の話などなど、無理してついていかなくても展開できる話題は無限にあります。
あとこれは私個人の意見ですが、大して作品に思い入れもないのに、倍速視聴した人間と、その作品について語り合いたいとは思いません。
まぁ、倍速視聴するのは個人の自由ですから、良いも悪いもないのですが、非常に同調圧力が顕著に見える例ですね。
実に日本人らしい理由です(皮肉)。
理由②ーおもしろくないから
私もこれについては同意です。
確かに、前半は全然面白くないけど後から面白くなるかもしれませんしね。だから面白くないところは倍速で視聴して、面白いところだけ普通に観るという方もいそうです。
また、最初から最後まで面白くない作品もたまにはあります。
人間なので、作品に対してどう感じるかは人によって異なります。
私の場合は、倍速視聴などはせず、「面白くない」と感じたらすぐに観るのをやめます。
まぁ、面白くなくても結局最後まで観ることの方が多いですが、私としては倍速視聴するよりかは、面白くないと感じたならスッパリ観るのをやめて、別の面白い作品を探した方がいいんじゃないかなーと思いますね。
理由③ー物語の結末が待てないから
これについては、Tik Tokなどの短尺動画の普及と大いに関係しています。
みんな短い動画に慣れすぎて、長い映像作品を観るのを嫌がっている。
しかし、私にはどうしても理解できない。
物語の結末が待てない?
物語の結末をあれやこれやと予想するのが1番楽しいのでは?
どんな映像作品でもそうでしょう。
次の展開がわからない→気になる→楽しみにワクワクしながら待つ!
これが普通の流れなのでしょうが、
次の展開がわからない→気になる→さっさと倍速視聴して結末をサクッと知る!
となっている若者が多いようです(悲)。
tik tokの動画は、元々30秒で結末が見られるように作られています。
しかし、映画やアニメはそのように作られてはいません。
映画なら2時間、アニメなら24分ほどかけて、じっくりその作品を味わっていくことが、本来の楽しみであり、映像作品の醍醐味なのではないでしょうか。
私は「物語の結末が待てない」という理由で倍速視聴をするというのは、全く理解できませんでした。
理由④ー感情のエネルギーを浪費したくないから
この記事に、こんな方がいました。
つまりこの人にとって、「予想もしない展開」は"不快"なのです。
なぜなら感情を揺さぶられたくないから。その理由は「疲れる」から。
確かに、感情を揺さぶられると疲れますね(私も最近、「メイドインアビス」というアニメを観て疲れました笑)。
「感情のエネルギーを使いたくないから」という理由は、先程の話にも繋がってきます。
理由③の「物語の結末が待てない」です。
感情移入もせずに、センター試験の現代文を読むが如く、サッサと観てしまって結末を知る。
このような見方は、楽しいのかなぁ…?
私は映画やアニメを観るときは感情を剥き出しにして観ます。
大好きなキャラが死んだ時などは「うわぁぁぁあぁぁ!」とか叫ぶし、面白い場面では「ハッハッハッハwww」と笑うし、泣ける場面ではボロボロ泣きます。
それが映画やアニメの本来の楽しみ方だと思うのです。
感情移入はした方が楽しめると思うのですが、倍速視聴をする人の中にはそれを嫌う人もいるようです。
【おわりに】娯楽としての映像作品と、知識取得ツールとしての映像作品
さて、これまで若者が倍速視聴する理由についてのべてきました。
私は腑に落ちない部分もあったのですが、なんとか納得しようとしています(笑)。
さて、私が今まで述べてきたのは、娯楽としての映像作品です(NetflixやAmazon primeなど)。
これと違って、情報取得ツールとしての映像作品があります。
これが、大学の講義動画や、YouTubeにある知識や教養などを解説する動画です。
大学の講義や、授業動画に関しては、倍速で視聴した方が集中でき、知識の習得が早いというデータがありますので、これに関しては倍速視聴した方がいいと言えるでしょう。
また、YouTubeにある知識や教養を学べる動画も非常に有益で、倍速視聴しない理由はないでしょう。
私自身、YouTubeではこういった動画をたまに観たりしているので、倍速視聴をする理由は理解できます。
しかし、この記事の主題である「娯楽としての映像作品を倍速視聴する」というのは、どうしても理解できなかった。
しかし、娯楽の楽しみ方は人それぞれです。
倍速視聴もある意味、時代の変化なのでしょう。
ですが、私が懸念しているのは、「社会がそれに合わせて、長い映像作品が簡略化されて、短い映像作品で溢れかえってしまうのではないか。」ということです。
まぁ、アニメや映画を等倍で楽しんでいる方も大勢おられるでしょうし、そんなことはあり得ないと思いますが、可能性はあります。
それでは、ここらで終わりにしたいと思います。
腑に落ちない部分が多かったので、是非皆さんの意見もお聞かせください。反対意見もあればじゃんじゃんコメントお願いします。
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?