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組織文化を改革する「REBORN!プロジェクト 」の中身を大公開!

はじめまして。ビーモーション株式会社の佐藤 孝之(たかゆき)と申します。管理本部の責任者とビーモーションの常務取締役を務めています。

当社は3月に34期を迎え、同時に当社広報部門の責任者を務めることになりました。そこで、私からのご挨拶と当社の紹介を兼ねて、今年で3年目を迎える組織文化の改革活動「REBORN!プロジェクト」について、お話させていただければと思います。

こんにちは!ビーモーションの佐藤です。

REBORN!プロジェクトとは

REBORN!プロジェクトとは、2020年3月にスタートした当社の周年事業です。現在(2022年5月)は、周年の行事ということではなく、継続的な組織文化の改革活動となっています。

当社は2020年1月に創立30周年を迎え、これまでの当社の良さと再発見するとともに、課題を新しい形で乗り越え、社員が自ら向かう道を実感できる、そんな活動を企画し、スタートしました。

立ち上げの背景と”REBORN”に込めた想い

この活動をスタートした当時、当社の事業は財務上順調で、安定した利益を出しておりました。ところが、社員にあまり元気がない・・・

皆、精一杯お客様の期待に応えようと頑張っていました。一方で、日々の業務をこなすことに忙殺され、自分たちは何のために働いているのか、自分たちは何者なのか、自分たちはどうありたいか、こういったことを見失っていたように感じていました。

そのような状況は従業員満足度調査等でも顕著に現れ、会社に対する不満も明らかに。経営側としても、採用難・働きやすい職場環境・新しい事業やアイディアの創出等に、課題を感じていました。

また、世の中は”適切な社員と会社のエンゲージメント”にある時代。これまでのトップダウン的な当社の社員と会社の関係も変化させなければならないことも明らかでした。

そこで、30周年の記念事業として、社員が会社を変え、自分たちのやりたいことにチャレンジする、社員主体のプラットフォームを作ろうということに。

2020年の1月に社員から準備委員を選出し、彼らが本プロジェクトをネーミング、それが「REBORN!プロジェクト」です。30周年を機に、社員と会社の関係を再構築し、新たなビーモーションに生まれ変わる、という想いが込められています。

波乱のプロジェクトの船出

当社の年度は3月スタート、毎年期初には全国の拠点から社員を集めて会議を行います。その年の方針や重要事項を全員で共有するとともに、全国の社員が直接交流を行うためです。

この新しいプロジェクトをより多くの社員に参加してもらうべく、この全社会議で多くの時間を使ってプロジェクトの船出を行う予定でした。準備委員はそのためにプロジェクトの説明やワークショップの内容を決めたりと多くの時間を費やしてくれました。

例年は各地から社員が集まりますが・・・

しかし、ご存知のように2020年3月は、全世界に新型コロナウイルスが急速に蔓延。結局、全社で集まる会議は中止せざるをえない事態に。それどころか、4月には自宅待機となり、リモート環境で最低限に仕事を行わざるを得ない状況となったわけです。

そうはいってもせっかく準備したこのプロジェクト、なんとか船出をさせたいということで、5月にオンライン会議を開いてREBORN!プロジェクトはスタートしました。

プロジェクトの中身

プロジェクトは3つのステージに分かれており、2020年~2021年の2年間は第1ステージと位置付けて活動を行いました。

第1ステージでは、活動内容をこの3つのカテゴリーに分けて行いました。

①BM(=ビーモーション)再発見
②4つの支援(当社の企業理念に際して、会社が提供する従業員への支援活動)
③BM2.0(新規事業)

①BM再発見

BM再発見は、当社の魅力を再発見し、それを磨き上げることで、自分たちの存在を理解しようというものです。このカテゴリーでは、たとえば、以下のような活動を行いました。

▶BMインタビュー
私たちの良さは私たちが一番知っているはずだけど、言語化するのが難しい・・・ そんな課題を超えるために、PRTableさんのサービスtalentbookを利用して、従業員のインタビューを次々に行ってもらい、記事として発信していきました。

talentbookはいわば社員名鑑のようなものですが、クオリティの高い取材力・記事構成力で、社員一人ひとりの魅力を引き出してくれます。私達はそのインタビュー記事を通して、自分達の良さ・会社の魅力の再認識に繋がっています。

▶ビーモボイス(=ビーモーションのボイスプロジェクト)
私達の業務サービスの根本は接客にあります。
接客と言っても様々なタイプがあるわけですが、私達に求められる接客=声とは、お店でお客様に対して健康的な声で対応させていただくことだと考えています。

当社では、この接客業務に携わるスタッフさんのスキルアップを図るトレーニンググループがあります。そのトレーニンググループでは、健康的な声で接客するためのノウハウをある程度持っているのですが、暗黙知のような部分もあり、体系化すべきではないか、ということに。

まずは専門家を講師に迎え、声を出すメカニズムを理論と実践で覚えながら、接客の現場に立つ社員のために、そして声に悩んでいる人たちに、体系化されたトレーニングを行うべく、ボイトレ活動を続けています

②4つの支援

4つの支援では、例えば、先輩社員が若手社員に対して、日々の業務に必要とされるノウハウを伝授したいということで研修プログラムを企画実行したり、時短のママさん社員を中心に休憩時間を工夫してカルチャー教室を開いたりしています。

カルチャー教室の一幕

③BM2.0

BM2.0 では、当社の新事業のオンライン接客ソリューション「接客オンデマンド®」を始め、新事業の種を探し、育てる活動をしています。

課題と対応

他にもおよそ20前後のプロジェクトが走っていますが、3年目を迎え、課題も明らかになってきました。

前述の通り、新型コロナウイルスの蔓延とともにREBORN!プロジェクトがスタートし、全社員でキックオフする予定も叶わず、思っていたような幕開けとは程遠いものでした。

そのような状況下でも活動できる社員からスタートしましたが、その後慣れないリモートワークが始まり、社員同士のリアルなコミュニケーションの機会が大幅に減ってしまったということもあり、このREBORN!プロジェクトは、一部の社員が参加している、興味のない者はよく知らない、そんな状態になってしまいました。

また、コロナの落ち着きと共にメイン業務も徐々に忙しさを取り戻し、本プロジェクト活動との折り合いをつけることが難しく、停滞するプロジェクトも出てきました。

そこで2022年度からは、このプロジェクトの在り方そのものを変革することにしました。

・社員全員がこのプロジェクトをより身近な存在として捉えられるように、REBORN!プロジェクト全体を取り仕切るリーダーを、私から若手のリーダーへバトンタッチ。
・マネージャー陣もこの活動に参加し、部下が行うREBORN!プロジェクトでの活動を支援する体制へ。

まだまだ課題も多いプロジェクトですが、働きがいのある会社であり、会社と共に自分達の成長が実感できる会社、そのような会社を目指して、活動を続けていきたいと思っています。


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