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"会社のいいとこ探索BOOK"つくりました

『”知的資産経営報告書”を作成しよう!』
ちょうど一年前の秋。社長が発した、今まで聞いたことのない固いネーミングの冊子に不安を感じながらスタートした会社の見える化プロジェクトの一つ。

それが知的資産経営報告書の作成でした。

まだ聞きなれない、見慣れない冊子の方も少なくないと思いますので
今回はこの冊子のプロダクトストーリーをご紹介!


知的資産経営報告書とは?

「知的資産」とは、人材、技術、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク、ブランド等、財務諸表には表されにくい、目に見えない経営資源の総称です。知的資産は、それぞれの企業に固有のもので、企業の本当の価値・強みであり、企業における競争力の源泉です。それらをしっかりと把握し、活用することで、業績や企業価値の向上に結びつけることを知的資産経営といいます。
「知的資産経営報告書」とは、企業が有する重要な知的資産の認識・評価を行い、それらをどのように活用して企業の価値創造につなげていくかを示す報告書です。
※(参考:近畿経済産業局「知的資産経営のすすめ」)

弊社の冊子は下記のようなステップで作成していきました。

〈STEP-1〉ワークショップ


まずは自分たちの資産が何なのか、それらの価値をユーザー様にどのように提供できるのかを内部の人間でディスカッション、ワークショップを重ね抽出していきます。
約4か月にわたり、社長をはじめ各部署リーダー、役職者に集合してもらい意見をすり合わせていきました。

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例えば、ある社員のルーティン。訪問先には必ず靴ベラを持参している。かかとを踏んだりすると靴の形が変わって身だしなみが崩れてしまうので常にカバンのポケットに常備しています。と教えてくれました。
ビジネスマナーの一つでありますが、クライアント先様に与える影響や自分自身の見え方を意識しながら、忠実にずっと続けているビジネスマンはどれくらいいるでしょうか。これも一つの資産になり得るのではと議論します。
このように日々の行動の解像度をあげてディスカッションします。
なかなかここまで部署を跨いで話すきっかけが少なかったので、そこまで気を配ってやっていたの!それはうちの部署でも取り入れてみよう!となったり、とても良い刺激となりました。

〈STEP-2〉まとめ作業

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これが本当に大変でした。ワークショップでかなり良い内容を抽出できたのであれも入れたいこれも入れたいと欲がでましたが、その中でもご覧頂く方にとってどの内容をセレクトすべきか熟考を重ねました。
何度も社長と打合せを重ね、絡まった糸をほどくかのごとく一つ一つ整理していきました。

〈STEP-3〉デザイン作業


単にかっこいい!見やすい!冊子をつくるのではなく、内容をデザインの領域でも表現できるようまずはテーマを考えました。
今回は「つながり」をテーマにデザインを作っていきました。

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例えば、色味はつながりをイメージするグラデーションで図解を示したり、
園・縁や資格となるキーワードを記号(○・□)で表現したり。
創造できる限りのアイデアを詰め込みました。


〈STEP-4〉印刷


デザインが完成しあとは印刷だけだ~!と安堵しましたが、ここから一山ありました。苦笑
ここまで時間をかけてこだわって作ったのだから最後の印刷も紙にサクッと印刷するだけではこの冊子の魅力を最大化できないよな。
そんなことを思いながら印刷段階でできる工夫も思案しました。
表紙の紙も青色といっても膨大な数があります。
微妙な色合い、凹凸感、厚みなどもたくさん拝見し触って決めました。
さらには表紙に掲げる弊社の理念「For family With children For children With family

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こちらのフォントを特殊加工しました。レーザーカット加工。
加工することにより保育らしいクラフト感の表現と裏に浮き出るグラデーションカラーで繋がりを強調しています。

〈製作後記〉

約1年近くに及びこの冊子製作に時間を要しました。

完成した後に社内外でたくさんの方に嬉しいお言葉を頂きました。

その中でお世話になっている業者の社長さんに仰っていただいたことが非常に心に残っています。
「こういう冊子すっごくいいですよね~!うらやましいですわ~」

これに対して私は、御社も冊子を作ったらいいですよ~とおすすめしたところ、「なかなか実際はできないんですよね」という回答が。

まず作ろう!と社内で発案しても、何の利益になるのか、誰が見てどんな効果があるのか、といった現実的かつネガティブ要素がでてしまう。
もしやろう!となったとしても、じゃあ誰がやるの?という話になるし、担当する社員が決まっても、どうまとめていく?どうデザインする?
などいくつものハードルがあるとのこと。

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確かにこの冊子はすぐに収益化できるものでもなく、営業資料でもありません。
そこに対して、この冊子にこれほどの時間と費用をかけることができたことは会社としても個人としても大変ありがたいことだと思いました。

次はこの資料を使って今いる社員やこれから入ってくれる社員に
そしてその他のステークホルダーに自社の資産への理解を深めPRしていくことが私の仕事です。

こちらの冊子に興味がある方は、私までご連絡下さいませ。
あまり多くの数を保管しておりませんが、ご提供できるかもしれません。まだ見ぬ「会社のもついいところ」を発掘できるヒントに、弊社の冊子がなり得るようでしたら幸いです。

ご連絡先:
ベルサンテスタッフ株式会社 noma
noma@bellsante.co.jp

最後に冊子作製に携わって下さった方々に御礼を申し上げます。


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