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⑧2008年、日本へ帰国

前回⑦で勤務していた美容室を辞めるところまで書きました。

以前②で「女に溺れる社長」との面接を書きましたが美容室を辞めることになり、その後たまたまカフェでバッタリこの社長に会った。
事情を話したところ、ちょうど日本人スタイリストの募集をしようと思っていたということで、二の舞にならぬよう契約条件等しっかり確認した上で女に溺れる社長の美容室で働くことになった。



新しい環境

女に溺れる社長の美容室で働き始めたところ、なんと社長の愛人と思われる女が美容室の受付をしており、「やっぱりな」と最初に思った。

その後働く中での私が思ったやっぱりなは、「良いやっぱり」ではなく、「悪いやっぱり」がほとんどだった。
お客様からも「もしかして受付の方と社長さんてそういう関係ですか?」と実際に聞かれたり、疑われても仕方ないような行動を美容室店内でも繰り広げていて何度か私も社長自身に「こういった行動は美容室店内では控えられたほうが良いかと思います。実際にお客様からも愛人を受付において…と言われているのご存知ですか?」と言ったがどこ吹く風だった。

ただ私自身はお客様に恵まれ毎日忙しく働いていた。
そんな時お客様の1人から「投資するからお店を出さないか?」とお話を頂いて悩んでいたが、2008年7月末ちょうど北京オリンピック直前に、外国人に対するビザが厳しくなり一度帰国することになった。
北京オリンピックも間近で見れず、そしてこれが日本への本帰国になってしまった。


東京で働く

まさか北京から一時帰国のはずが本帰国になってしまい、一旦実家に戻ったもののご縁もあり、また2008年9月東京で美容師として働くことにした。

ここから2012年まで同じ美容室で忙しく働いていたが、ある日美容室の男性経営者が精神的なストレスから美容室内で自殺未遂を図るなどを目撃してしまい、私もそのショックからその美容室を辞めた。

職場を変え、2012年から今度は都心にある医療用ウィッグや薄毛で悩む方への増毛など毛髪関連の仕事に転職した。
美容師の資格と技術も活かせるし、今までとは違った技術を身につけることができた。

やっと安定した会社に入り落ち着いた生活が戻った。


次回は2013年、北京人旦那との出会いを書きたいと思います。
読んで下さりありがとうございます。

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