セブンペイ騒動でアリペイのAlphaRiskの優秀さを再認識した
ここ最近日本では7payが話題になってましたね。あまりに早いサービス終了は北京のオフィスにいる中国人スタッフの間でも話題になりました。
不正利用した中国人が捕まったって、Haha...
僕もいろんな感想や意見がありますが、それは割愛。このnoteでは中国との違いを書きましょう。
人口数が日本の10倍以上の中国で、アリペイやWechatPayでこんな事件は特に記憶がありません。アリペイはどのようにして対策しているのだろうかをリサーチしてみました。
「知乎」(中国のNewsPicks)でのアリペイ公式アカウントからの情報によると、アリペイは常に攻撃を受けているそうです。そしてアリペイのリスクコントロールシステムが年中無休で働いてます。
アリペイからのアナウンスでは「100%の安全は約束できませんが、100%の安全保障は約束します」。アリペイは2005年から携帯の紛失なども含める様々な原因によるアリペイでの資産損失は全て賠償するとの方針を常に公表しています。以前アカウントを乗っ取られたぽい友人が、全額引き出されたことがあったのですが、補填されました。
さらに、ネット安全の専門家やハッカーなどにシステム不備の提示に高額の賞金を出しています。
↑以前にとある大学四年生が見つけたシステムの不備に対して、お礼として16万元(約250万円)のボーナスを出しました。
アリペイのリスクコントロールシステムはAlphaRiskと呼ばれています。システムがアカウントの登録環境や利用状況、またはそれぞれの利用習慣に合わせて総合的なリスク判断を行っています。
昔、とある中国の番組でハッカーとこのシステムの対決を行いまして、結構面白いからリンク貼っておきます。中国語しかありませんがその雰囲気でやってることは大体わかると思います。
↑本格的な対決は17分くらいからです、これはぜひ見てほしい。映像だけでも凄さが伝わるかと
そして中国は金融犯罪に対しての罰則がとても厳しい。なのでアリペイの安全システムを潰す能力があれば、その能力にふさわしいめちゃくちゃいい給料をもらってアリペイで働く方が圧倒的に合理的と考えられています。
日本のキャッシュレス社会が発展していく上で中国の成功や失敗を参考にするのはとっても重要だと思います。(昔書いたnote、さっき読み返したけどかなりわかりやすいと思います。)
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(参考資料)
https://zhuanlan.zhihu.com/p/50445627
https://mp.weixin.qq.com/s/M7NxKumqfmuzB7BBEQWoNQ
https://www.zhihu.com/question/313917591/answer/613729458?hb_wx_block=0
https://www.zhihu.com/question/313917591/answer/609893272?hb_wx_block=0