南门涮肉。北京の隠れたしゃぶしゃぶの名店
今まで日曜日のnoteはパンダやネコ動画の可愛い萌え系を中心にしてました、でもさすがにあまりにも萌え動画を見すぎると面白さも弱くなります。
ということで、これからは日曜日は北京の美味しいレストランを紹介していきたいと思います。まだ暑いけど、すでに食欲の秋に入ってますので😋
北京料理だけではなく、今まで北京で通った店や、最近の気になる店から週一軒ペースで紹介したいと思います。北京に住んでる方や北京にいらっしゃる機会がある方はぜひ見てください、Twitterにコメントください。
一軒目は北京のしゃぶしゃぶ「涮羊肉」のお店で「南门涮肉」(Nán mén shuàn ròu)を紹介します。
日本のしゃぶしゃぶや羊の料理のイメージとは違うかと思います。食べるときはこんな感じ↑です。
日本ではジンギスカンやフランス料理以外では出番の少ない羊肉は、特に中国の北の方ではめちゃ食べます。秋冬に食べると体に良いと言われてます。
数ある羊のしゃぶしゃぶ店の中でガイドブックによく現れるのが「東来順」という店です。たしかに美味しいですが、あまりにもブランド化されてて観光客が多い。
そして「老北京」という昔から北京に住む人たちがよく通うのが「聚宝源」や「南门涮肉」。とにかく肉の質がいい店もあります。客は明らかにローカルの人が多いです、そしてこちらも行列がすごい。
一方で「南门涮肉」は北京市内で8店舗があり、なかなかマニアなお店なのです。中でもおススメは「後海店」(ホウハイ)と「東単店」(ドンダン)。
特に「後海店」は有名な観光地の「後海」にあって、湖沿いで風景が綺麗で食後の散歩も非常に良い雰囲気ですよ。
一方「東単店」は長安街の新聞ビルにあり、雰囲気がもっとビジネスぽい。
南门涮肉は中国の口コミサイトで星五つ、個別項目(味、雰囲気、サービス、食材)は10点満点の中で全部9超えてます。しかも平均額は1人当たり121元で約1800円でとってもリーズナブルです。
特徴としては、ほかの店舗では大きな銅なべに炭を使ってますが、ここでは1人一個の小さい綺麗な銅なべに固体のアルコールで加熱します。
全員同じ鍋というより、自分の鍋に好きなものを入れて好きな時に食べるのもGoodです。
ちなみに、こだわる人は「炭じゃなきゃダメ」とか言いますが、個人的にはその差があまり感じられない。
↑後海店の炭で加熱する銅製火鍋
↑東単店の1人一個の「景泰蓝」(銅製の七宝焼)火鍋
料理の人気ランキングはこんな感じです。
トップ5は僕も毎回必ず注文する品々です。「涮羊肉」という北京の火鍋の真髄は、羊肉とゴマだれにあります。
四川風や重慶風のペースのスープが決め手と異なり、銅なべで来るスープはほぼ水です。羊肉の質とパーツによって異なる切り方、そしてゴマだれの味や中に入れる腐乳と花ニラの比率が大事なのです。
↑奥のほぼ水のスープと手前の笑顔になってるつけだれ
3位のにんにくのまるごと漬けは口直しに最適です。甘酸っぱい味つけでにんにくの臭みは全くない、シャキシャキして美味しいです。
4位のゴマ焼餅は、人気な主食です。ゴマだれが良く熱々でサクサクです。
肉のパーツや切り方、そしてしゃぶしゃぶする時間についてはメニューに細かく書いてあります。
様々のパーツのそれぞれの切り方による食感の変化も楽しみです。
慣れてる常連には素早く注文できる手書き記載ペーパーも用意されてます。
あと、羊肉や牛肉以外にエビやアワビもあります。エビの練り物でその場で作ったエビ団子もプリプリで美味しいです。
他にも野菜や大豆製品がたくさんあります。僕のおすすめは、白菜、きくらげ、凍豆腐と鮮豆皮です。
ちなみに炒め物や四川風鍋より油全然少ないから、ゴマだれさえ我慢できれば、タレをお酢とにんにくにして、ダイエット中の気分転換にも最適です(もちろんダイエットの人はゴマ焼餅もだめですよ)。
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