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来个烧饼。北京のご当地バーガーのお店は味もコスパも素晴らしい。そして北京でお金がなくなって困ったときには思い出して

旧正月の連休明けから、北京のあちこちですっかりコロナ前の人混み…むしろ前より混むようになりました。

平日の出勤時間のタクシーが捕まりにくくなり、土日デパートに行っても混雑、飲食店も並ぶのが普通になりました。完全に平常化しましたね。

2週間連続での激混み外出生活を経て、今は完全に家に引きこもる方が快適な元の人格に戻りました。友人と食事に出かけるよりもデリバリーやそんなに並ばないB級グルメの方が圧倒的に好き。

僕と同じB級グルメ好きの方のために、今日は最近見つけた中国版ハンバーガーである「烧饼夹肉」(じゃーろう)のお店、「来个烧饼」(Lái gè shāobǐng)を紹介します。

まずは焼餅について。東北や中原でよく食べるちょっと硬めのパンであり、表面には胡麻もあり、実にハンバーガーに近いです。過去にこのジャンルでとても有名なお店を紹介しました↓

このとき紹介した、全国チェーン店経営している「西少爷」が販売している肉サンドと似てますが、肉サンドは西安から全国に広がっている感じなのに対し、焼餅のハンバーガーは北京の昔からの食べ物となりちょっと違います。また「来个烧饼」という店名も、昔の焼餅屋台で注文する「焼き餅一つちょうだい」の意味です。

このお店のオーナーは北京出身で、現在北京で2店舗を展開しています。今日は二号店である安贞店(Ān zhēn)を紹介します。dianpingの評価システムでは、5点満点中の4.4点で、味、環境、サービスそれぞれが4.5点、4.1点、4.3点。一人当たりの平均消費額が24元(約500円)です。このお店はエリアのB級レストランランキングの4位にも選ばれてます。

↑入り口はこんな感じです。住宅街の中にあって、お客さんの多くも近くの住民がメインです。

↑中は広くないですが、B級のお店としてはとても綺麗に内装しています。

↑販売しているものは昔ながらの感じですが、商品の種類は少ないのでレジに置いてある指差しメニューで注文するのが良いです↓

品揃えはそんなに豊富ではないのでTOP10はほぼ全品入っちゃってますが、一応dianpingユーザー選びで順位を見てみます。

1位は焼餅の刻み角煮挟み、2位は半乾燥の豆腐スープ、3位は焼餅のチャーシュー挟み、4位は油揚げスープ、5位は羊もつのスープです。

6位は豆乳で、7位は焼餅の肉挟み全般、8位は焼餅の豆腐揚げ挟み、9位は焼餅のソーセージ挟み、10位は羊肉のスープです。

↑基本的に小食の方は焼餅一つとスープ一つで一食ですね。ただ、このお店の特徴はとにかく肉が多いことです。写真も一般のところより映えますが、一つだけ気をつけるところがあります。上手に食べないと肉がボロボロ落ちまくります。

そしてもう一つ気になったのは、店の外にある張り紙です。簡単に訳せば、「北京でお金がなくなって困った時、スタッフに「简餐」との暗号で注文すれば会計なく食事ができる」とのことです。以前はSNSでたまにそういう物語を見かけたことがありますが、現実生活で見かけたのは初めてでした。

もしも万が一北京で一文無しになったら思い出してください。でも、このB級グルメくせになる美味しさでオススメですからぜひ。デリバリーで注文するのも良いと思います!


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