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中国のデリバリーサービスは日本のとは大違い。ChatGPTと北京の人が解説するとどう違うか

先日tiktokの中国の会社「抖音」(ドーイン)とデリバリー大手の「饿了么」(ウーラマ)が提携する件についてのnoteを書きました。

ただ、中国のデリバリーサービスをみなさん知らないですよね。ウーバーイーツと一緒ではありません、遥かにサービスが充実してるし配送料も安いので、日本のデリバリー環境とは差が大きいと思います。そんな、中国のデリバリーサービスについてを(今までのnoteを見返しても一度も)ちゃんと書いたことがなかったので、良い機会かなと思い紹介します。

中国(例えば僕が住んでいる北京)では、2013年後半くらいからスマホで注文して配達する形態のデリバリーサービスが普及し始めました。クーポン割引きのばら撒きの中毒に侵されて今ではすっかり利用ユーザーが爆増。料理を注文するのは当たり前、他にも便利なサービスがたくさん用意され、今ではみんなの生活スタイルが変わりました。

ChatGPTが流行っているので、ChatGPTによる分析とボクと北京の研究員の分析の両方で紹介します。そもそもどんなサービス、どうやって成長してきた、今後の行方は!?

長いですし途中から少額有料です。興味がある方は読んでいってください。


■ChatGPTに教えてもらった

中国のデリバリーサービスは美团(Meituan)と饿了么(Ele.me)の2強状態といってよいと思います。その2つの企業とサービスについて教えてくれと入力した後のChatGPTの回答がこちら↓

Meituan(美団)は、中国において最大手の食品デリバリーサービスを提供している企業で、その他にもホテル予約や映画チケット予約などのサービスを提供しています。Meituanは、配達員を自社で雇用し、自社で保有する配送ネットワークを活用して、飲食店や消費者との取引を仲介しています。また、Meituanは、自社開発のAI技術を活用して、配達員のルート最適化や時間配分の最適化などを行っています。
一方、Ele.me(餓了麼)も中国の食品デリバリーサービスで、アリババグループ傘下の企業です。Ele.meは、配送員の人員配置を大手物流会社に委託しており、中国全土における広範なネットワークを持ち、独自の配送アプリを利用して顧客と飲食店をつなぎます。Ele.meはまた、顧客に配達員の名前や写真を表示することで、安心・信頼性のあるサービスを提供しています。
MeituanとEle.meは、中国の食品デリバリーサービス市場で最大手となり、ともに多くの投資家から支援を受けています。現在は、両社ともに規模の拡大や新しいビジネスモデルの開発に注力しています。

次にMeituanの創業からの発展の経緯について質問したものへの回答がこちら↓

Meituan(美団)は、中国の食品デリバリーサービス企業として2010年に創業され、その後急速に拡大し、今では中国で最大手のオンライン・オフライン融合型のサービスプラットフォーム企業となっています。
Meituanは、当初はコンピューターゲームのクーポンサイト(おそらく機械翻訳によるミス、最初は共同購入クーポンサイトでした)として始まりました。しかし、2011年には早くもオンライン飲食サービスに進出し、その後数年間にわたり、順調に事業を拡大していきました。
2015年には、Meituanは飲食店の予約・配達・テイクアウトなどのサービスを一元化し、アプリをリリース。これが、Meituanのビジネスが急速に拡大するきっかけとなりました。Meituanは、自社のデータ解析技術を駆使して、顧客に最適な飲食店の選択を提案し、配達員の効率的な配送を実現することで、ユーザーの利便性を向上させました。
2018年には、Meituanは香港証券取引所に上場し、時価総額1,000億ドルを超える企業となりました。その後も、Meituanは自社の配送網を拡大し、非常に効率的な物流ネットワークを構築しました。また、Meituanは、他のサービスも拡大しており、美容・健康、エンターテイメント、旅行などのサービスも提供しています。
2020年には、新型コロナウイルスの影響で、中国におけるオンライン配達サービスの需要が急増し、Meituanはその需要に応えるため、より効率的で迅速なサービス提供を実現しました。
今後もMeituanは、事業の拡大と多様化に注力しており、中国におけるオンラインサービス市場において、ますます重要な存在となっていくことが予想されます。
Meituanは、創業当初から多くの資金調達を行い、急速な事業拡大によって初期の段階では赤字を計上していました。しかし、Meituanは、急激な拡大に伴う利益追求のための投資を縮小し、収益性を改善する戦略を採用しています。
2019年、Meituanは初めて黒字を計上し、2020年も黒字を維持しています。Meituanは、自社のサービスを効率的に運営することによって、成長と収益性の両方を実現しています。
ただし、Meituanは現在も急速な拡大を続けており、新規事業の開発や競合他社との市場シェア争いなど、多くの課題に直面しています。将来的には、競争激化や経済状況の変化などによって、収支に影響を及ぼす可能性があるため、継続的な収益性の改善が求められています。

同様に、2強のもう一方である饿了么(ウーラマ)について、始まりからの経緯と現状についての回答がこちら↓

Ele.me(饿了么)は、中国の食品デリバリーサービス企業であり、Meituanと同様に急速な成長を遂げました。以下は、Ele.meの創業から今までの成長の過程です。
Ele.meは、2015年に上海で創業され、当初はオンライン飲食店の発注及び配達サービスに特化していました。その後、中国全土に事業を拡大し、順調に成長を続けました。
2017年には、Ele.meは中国のインターネット企業であるアリババグループに買収され、アリババの配送サービス企業である菜鸟网络と連携し、物流・配達網の拡大を推進しました。この買収により、Ele.meはアリババの大きな資源を活用し、急速な成長を遂げました。
2018年には、Ele.meは事業の多様化に着手し、飲食店以外の商品の配達サービスを開始しました。その後、Ele.meは、アリババグループが展開する各種ビジネスとのシナジーを発揮し、大きな競争力を持つサービスプラットフォーム企業に成長しました。
2020年には、新型コロナウイルスの影響で、中国におけるオンライン配達サービスの需要が急増し、Ele.meはその需要に応えるため、より効率的で迅速なサービス提供を実現しました。
現在、Ele.meはアリババグループ傘下の配送サービス企業として、中国で最大手のオンライン・オフライン融合型のサービスプラットフォーム企業の1つとなっています。

続いて、バイトダンスと提携を発表している饿了么(ウーラマ)の資金状況や売上、利益のパフォーマンスについて教えてもらいました↓

Ele.meは、創業当初は多額の投資を行い、赤字を計上していましたが、アリババグループの買収以降、収益性を改善しました。
2020年、Ele.meはアリババグループの財務報告によると、年間売上高は1,465億元(約22億ドル)を超え、前年比で約20%増加しました。また、同年の調査によると、Ele.meは中国国内でシェア率50%以上の食品デリバリーサービス市場のリーダーであり、急激な成長を続けています。
ただし、Ele.meが利益を計上しているかどうかについては、公式なデータが公開されていません。アリババグループの財務報告書には、Ele.meが黒字であるかどうかについての明確な情報はありませんが、同グループの他のビジネスとの相乗効果によって、利益を改善していると考えられます。
なお、Ele.meは、Meituanと同様に、競争激化や投資環境の変化によって、将来的には収支に影響を及ぼす可能性があります。
アリババグループは、2018年にEle.meを買収することを発表し、総額90億ドルを投資しました。この投資により、アリババグループはEle.meの完全な株式を所有するようになりました。また、アリババグループは、Ele.meがフードデリバリー市場での地位を強化するために必要な追加資金を提供しています。しかし、具体的な金額については公式に公開されていません。

皆さんウーバーイーツなどは利用経験があると思います。饿了么(ウーラマ)の理由方法についても教えてもらいます↓

Ele.meアプリをダウンロードし、アカウントを登録する スマートフォンのアプリストアからEle.meアプリをダウンロードし、アプリを開きます。新規アカウントを作成する場合は、登録ボタンをタップして、携帯電話番号やメールアドレス、パスワードを入力してアカウントを作成します。また、既にEle.meアカウントを持っている場合は、ログインボタンをタップしてログインします。
1.レストランや商品を検索する アプリ画面上部にある検索バーに、欲しい商品の種類や店名を入力すると、一覧表示されます。さらに、エリアやジャンル、料理の種類などを指定して、絞り込むこともできます。
2.商品を選択してカートに入れる 商品を選択すると、詳細情報が表示されます。ここで、値段、商品名、商品説明、評価、口コミなどを確認することができます。欲しい商品を見つけたら、数量を選択してカートに入れます。
3.配達先を選択する 注文した商品を届ける配達先の住所を入力します。アプリを初めて利用する場合は、住所を新規登録する必要があります。住所を登録したら、配達先の住所を選択して、注文内容を確認します。
4.支払い方法を選択する 注文の確認画面で、支払い方法を選択します。クレジットカードや電子マネー、現金などから選択することができます。
5.注文を確定する 注文内容を確認し、問題がなければ注文を確定します。注文が確定すると、店舗側に注文情報が送信され、配達員が手配されます。注文確定後、注文状況を確認することができます。
6.商品が届くのを待つ 配達員が商品を取りに来るまで待ちます。一般的に、注文確定後数十分から1時間ほどで商品が届きます。

ベーシックな内容は伝わりますかね(後にキャプチャ入りで紹介します)

2強なのですが、現状は美团(Meituan)が饿了么(ウーラマ)をリードしています。なぜそうなっているのかについても聞いてみました↓

MeituanがEle.meよりも市場シェアを獲得することができた理由は、以下のような要因が考えられます。
1.アグレッシブな市場参入戦略:Meituanは、2010年代初頭から中国市場に参入していたオンライン食品配達サービスのパイオニアであった。Meituanは、リーズナブルな価格や広告の積極的な投入など、顧客獲得のためにアグレッシブな市場参入戦略をとったことが、市場シェアを獲得するための重要な要因であった。
2.プラットフォーム統合能力の高さ:Meituanは、飲食店予約、映画チケット予約、ホテル予約、旅行予約など、幅広いサービスを提供するプラットフォームとしての機能が高く評価されている。これにより、顧客の利便性が高く、利用率が向上したことが、市場シェアを獲得する要因になった。
3.大規模な資本調達:Meituanは、アリババグループやテンセントなどの大手テクノロジー企業から数十億ドルの資本を調達しており、その巨額な投資により、Meituanは市場参入時から多大な資金力を備えていた。これにより、Meituanは広告やキャンペーンなどの市場参入戦略を継続的に展開し、ブランド認知度を高めることができた。
4.技術革新とプロセス改善:Meituanは、データ分析技術や人工知能など、最新の技術を取り入れたサービスの提供に注力している。また、配達員の労働条件改善やモバイル決済サービスの導入など、プロセス改善にも力を入れたことが、市場シェア獲得の要因になった。
これらの要因が、MeituanがEle.meよりも市場シェアを獲得することができた理由であると考えられます。

最後の考察は興味深いですがちょっと物足りない。一般的な回答としては良いかも。そしてChatGPT優秀ですね。ちょっとミスはありますし、情報も2021年までに出ているものまででしか回答されないですが、ざっくり状況や経緯などを理解するには最高ですね。「〜とは?」みたいなアフィ狙い記事や新聞社が出すような浅い記事よりずっと優秀だと思います。

■北京に住んでいて、よく利用しているボク(人間)の2強への感想、分析、今後の予想を

まず、ユーザーとしてボクはEle.meを愛用していますが、よく一緒にオフィスでデリバリーを頼んで食べている同僚はMeituanを愛用しています。それぞれに理由があります。

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