内地首家_Costco终于来上海了_最早5月开业__-_侬好上海_-_新民网

大混乱の上海Costco初日。途中営業終了には理由がありました

既にニュースとかでご覧になった方もいると思いますが、8月27日にアメリカの小売大手Costcoが中国の上海に初出店しました。

ただ、頑張り過ぎ人気過ぎでした。9時前に開店したのですがお客さんが殺到。あまりの混乱ぶりに、わずか2時間後の11時に会員向けにショートメッセージで「午後の営業中止です」と送信。けっきょくPM1時に営業中止になりました。


■オープンの盛り上がりはクレイジーでした

中国の経済メディア「財新」の記事によると、朝10時からCostco方向への道がめちゃ混みして、少なくとも3キロくらいの渋滞ができたそう。

そして店内は激混み、地獄。この動画で伝わりますかね。

ただのスーパーなのになぜ中国人が殺到しているでしょう?似たようなのいっぱいあるじゃん、並ぶの大好き日本人ならまだしも...とちょっと理解不能でした。でも調べたら納得です(他でも書いてますかね?)

■激混みには理由がありました

Costcoは、記念すべき中国第1号店OPENの開店キャンペーンを周到に準備してきました。

まず新規会員の会員費のディスカウント。年間299元(約4500円)の会員費が、23日から26日までにOPEN記念で199元(約3000円)で入れました。

そして目玉商品のディスカウントでお客さんを呼び込みます。

中国を代表となるお酒の「茅台」(白酒の一番高級ブランド)の中でかなり良いやつ(アルコール度53度)の「飛天茅台」を1498元で販売しました。(メーカー定価価格のはず)

↑Costco内の開店サービス価格

ちなみに同じものは地域販売店だと2800元くらいします。ECサイトでも2400元くらいします、しかも本物かどうかは不明。なのでとってもお買い得で、これを買いたいお客さんが殺到することになりました。

↑同じものがアリババ系のECサイト天猫での販売価格です。

また、スーパーなのにブランド品の「エルメス」「プラダ」「バーバリー」「MCM」などの鞄を用意しました。

特に中国でめちゃ人気のドイツブランドの「MCM」のリュックは、中国のオフィシャルショップでの販売価格より1000元も安く販売。バーバリーの鞄もECサイトでは11900元なものを8699元で3200元(約5万円)も安く販売。

■配货と転売を見越した戦略

オフィシャルショップでエルメスとかのブランド品を買う時、人気商品を購入したければ、同時に他のものも一定額を買わないと売ってくれないルールがありますよね。日本語だと何て言いますか?中国語では「配货」と言います。

今回コストコにもブランド品が置いてあるのですが「スーパーだから配货しなくても買えます」と打ち出した。これはネットで話題になりました。

つい先日にnoteで紹介したよう、スニーカー転売が流行っているのもそうですが、お酒やカバンも転売すれば結構儲けることができます。転売はみんながやってるではないですが、これだけの人口数がいるので比率が低くても大人数になるわけです。

■その後のCostcoの対応と今後

1日目での騒動を受けて、Costcoは開店の2日目に既に入店制限を実施しました。アプリや微信の公式アカウント経由で会員に店の混雑具合を送信。2000人を超える場合、外で待たせることに。

Costcoが公表したデータによると、開店前の割引販売も含めて、年間会員カードは既に16万枚を発行したとのこと。たとえ全員が開店前割引価格で購入されても、会員費だけでもすでに3000万元(約4.9億円)以上です。(すげー)

この影響で、Costcoの株も5%値上げ。これは今年の一日の上昇幅のMax値で、最近相場全体は下げているにも関わらず、時価総額が61億ドルも増えたとのこと。

これにはCostcoのCFOも喜びのコメント。ただ上海での2号店は最速でも来年になるそうです。

ちなみに、Costcoの一号店は上海の郊外にあって、市内から見るとディズニーランドと同じくらい遠い。。

開店キャンペーン目当てとはいえ、こんな場所でここまでお客さん呼べたのはすごい。今後も経営を維持するほど客を呼べるのか注目です。

北京でも最近会員制のスーパーが現れてます。これはまた日を改めて書きたいと思います。

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(参考資料)


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