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政治に興味がないあなたへ

7/7投開票の都知事選について、沢山の報道や記事を見ますが、
「政治家なんて誰でもいい」
「私が投票しても何も変わらない」
「今の政治に文句はない」
「どうしても政治に興味が持てない」

という方も結構います。


そうですよね。
あなたが投票に行かなくても、
あなたが政治に興味がなくても、
あなたの日常は変わらないでしょう。恐らく。

ただ、
「短期的には」
という但し書きが付きます。


そんなあなたは、一度でいいので、
戦前の日本の状況を詳しく学んで欲しいです。

そして、それを学べば、
特にこの日本という国において、
政治家とマスコミの言葉を鵜呑みする人が増え、
彼らの監視を怠る社会の風潮が形成されれば、
あなたの日常が大きく壊される危険が迫ってきます。


でも「日本の過去を学ぶのも面倒~」という方も多いでしょう。

ならば、テレビドラマ「女王の教室」で、
先生役の天海祐希が放ったこの言葉を胸に刻んで欲しいです。

「特権階級の人達が、あなた達に何を望んでいるか知ってる?
 今のまま、ずーっと愚かでいてくれればいいの。

 世の中のしくみや、不公平なんかに気づかず、
 テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、
 会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、

 戦争が始まったら、
 真っ先に危険な所に行って、戦ってくれればいいの。」


今の政治の仕組み、政治家の思想は、明治期から続いています。
明治政府は、対外的な侵略から国を守る為に、
「富国強兵」という言葉で、国民を兵士として扱ってきました。
「国=政府」が最重要で、「国民」はその為に犠牲となる位置付けです。


戦争で負けても、その精神は何も変わっていません。
戦後の国際軍事裁判で、当時の政治家の一部は処罰を受けていますが、
それ以外の方は政治に復帰しています。
法律も全て作り直したわけではありません。

現在の学校が、近現代史を教えないのも、政治の仕組みを教えないのも、
愚かな国民を作る為です。
源泉徴収の仕組みだって、
国民から訳も分からずに税金を徴収する仕組みです。

国民が学ぶことを阻害する政治家、
情報開示をしない政府、
それらは、本当に危険な存在です。

特に明治期から続く政治家一家の方の多くは、
本気で「国民より国が大切」と思っています。
そして、若い政治家の方でも、そう思っている方は結構います。

「他国に侵略されれば、人権すら無くなる」
「だから国を守る必要がある。その為の多少の犠牲に文句を言うな」
というのが本音です。

それは、まさに、戦時中の政府の言動と一致します。


私は、それが怖いのです。
数十年後、私の子供世代が、戦争に駆り出されるのが怖いのです。
数十年後も、普通の国民が、
国・政治家の搾取の対象となっているのが嫌なのです。


それでも、
「わたし1人の行動には意味がないと思うので・・・」
あなたは言うかもしれません。


あなたが投票に行けば、連れの方も行くかもしれません。
あなたが、日本の過去を学べば、誰かと共有したくなるでしょう。
あなたの知り合いで、あなたの影響を受ける人がいるかもしれません。

その連鎖が、時の経過とともに、2人→4人→8人・・・
と広がっていく可能性が高いのです。
だから、あなたの行動の意味は、「1」ではありません。
もっとずっと大きな意味を持ちます。


ちなみに、私の判断基準は、
「私利私欲ではなく、国・政治の保持より、国民の幸せ(特に生活が厳しい人)を優先に考える政治家かどうか」
です。
その基準を胸に、色々な報道や声を、自分の目と耳で判断します。

誰かの意見の丸呑みはダメです。
どんな偉い人、尊敬する人の意見でもです。
偉い人ほど、思惑を持って言葉を発信します。


「丸呑み」は「考えていない」と同義です。




「政治に興味がないあなたへ」

政治への関心は、
あなたと、あなたの大切な人の、
幸せな未来の為に、
本当に必要なことです。




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