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母親とわたし

私はごくごく普通の家庭に生まれ育ちました。家族構成は父・母・祖母・私・妹。

凄く貧しくもお金持ちでもない本当に普通の家庭です。

ただひとつだけ違うのは

母が変わり者であるということだけ。


母とのエピソードを紹介する前に母のスペックを伝えておきたいと思います。

50代。美容学校卒業後インターン時に私を妊娠し結婚。その後はスーパーなどでパート勤め。某グループのファンでライブに何回か連れていかれた。その某GのおかげでTwitterやInstagramなどSNSの操作に長けている。しかし、プロフ欄を見ると精神年齢が高校生位で止まっていることが伺える…。

ハッキリ言うと2020年8月現在で私は母の事がめちゃくちゃ嫌いで出来れば顔も見たくない位なので、なるべく悪口にならないように文章にしていきたいと思っております。


以前、「お母さんはどんな人?」と質問された経験があるのですが答えるのに凄く困りました。

なんて言ったらいいんだろう…親じゃなかったら口聞かないタイプなんだけど…

何とか言葉に出来た一言は「自己中な人」でした。

私が子供の時は俗に言う「毒親」という言葉はまだ存在していなかったので、大人になりその言葉と意味を知った時は(あれ??)と思いました。

もしやこれってうちの親???という結論に至るまでに時間はかからなかったです。


うちの母親が結構やべぇなと分かるエピソードとしては…

私が小学生の頃父と2人で遠出をしている時、母から携帯に電話がかかってきました。

電話の内容は具合が悪いから早く帰ってきて欲しいとのこと。

わざわざ電話してくるくらいなのでよっぽどの事だと判断した父は予定もそこそこに急いで私を連れ帰宅しました。

しかし、帰宅するとピンピンしている母の姿が…。

後に母はこの時のことを「寂しかったから早く帰ってきてほしかったと」なんの悪びれもなく話します。

妹が赤ちゃんだった為、母は妹と留守番をしていたのですが…「だって妹喋らんし」とこれも悪びれた様子も一切なく当時のことを話します。


何言ってんだこいつ…

この一言につきます。


ごく最近だと私の結婚が決まり結婚式について母と話しているときに

「結婚式なんかお金の無駄」


と言ってきたんですね。

衝撃的過ぎて一瞬頭の中が?でいっぱいになりました。ていうか母はこの数分前にですね、

「私お金出さないから好きにして」

って言ってるんですよ…。多分5分前位に…。

鳥かお前は…。


呆れてものが言えない…ということは無くきっちり怒っておきましたし、お前のことは呼ばないから安心しろとまで言いました。

呼ばない云々のあとは流石に言い過ぎたかと思いましたが、たぶん母はほんとに呼ばれない限り私を傷つけたことが理解できないと思います。

この間、たまたま徹子の部屋を見ていたら青木さやかさんがゲストで出演されていたのですが、青木さやかさんのお母様も所謂毒親と呼ばれるタイプの方だったようで親子の思い出を目に涙をためながら話していました。

その姿に偶然テレビを見てただけなのに目を離せなくなり画面に釘付けになっていると途中、青木さんが「母に悪気があってほしかった」と声を詰まらせながら言葉を発した瞬間、私の両目からは涙が零れ「そうそう!そうなの!」と一人で大声を出して同意しました。

あれもこれも私を傷付けようと意地悪で言っているのならまだ良かった。

悪気がなければいいという事でもないけど、悪気がある方がまだマシだった。

なぜならそれなら母の意識はどんな形でも子供である私にベクトルが向いているからです。

しかし、残念ながらいつも母は自分の感情しか頭になかったわけです。

※ちなみに結婚式なんか云々に関して妹の見解では人見知りだから知らない人が集まるところに行きたくなかったんじゃない?と言うことですが果てしなく知らんがなって感じですね。お前が主役かよっていう。ふざけた奴ですね。

あの日たまたま見ていたテレビで子供のときから感じていたモヤモヤを言葉にする事ができましたが、だからといってスッキリすることも出来ません。

青木さやかさんはお母様を許す事が自分が楽になる方法だと言われその通りお母様を許す事にしたそうです。

入院されているお母様の元へ3時間かけてせっせと通い笑って接していたとのことですが、それでもやはりお母様が遺された手紙は今でも見ることが出来ないようです。

理由はそれを見たことでまた母を嫌いになりたくないからとの事ですが、その気持ちがもうすごくすごくとてもよく分かります。

ようやく自分のなかで決着をつけれたのにまた心に波風をたてられたくないですから。

私も母が死ぬ直前になれば許すことができるのだろうか?と思いますが母を許している自分をイメージする事が全く出来ないのです。

こうして文字にすれば少し整理できるかな?とも思うので今後も少しずつ書けそうなエピソードがあればまとめていけたらと思います。




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