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自分で生きやすい人生にする ITエンジニアの11年間のArtist Way


30歳を超えた頃から、約11年間、
ほぼ毎朝書いてきた35冊のノート。

すでにたくさんの人が取り組んでいる、
ベストセラー本
「ずっとやりたかったことをやりなさい」

「ずっとやりたかったことをやりなさい②」

を使い、毎朝、そして週に1回の
課題等を行ってきた。

もちろん今も継続中。
①と②を順番に繰り返している。

この本には、自分で創造的になる
方法が書いてある、と書かれていて、
まさにその通りだと思う。何より
その過程で、精神的に安定し、
生きやすくなった。

打ちのめされてしゃがみ込んでいた
自分からの大きな変化を振り返り、
この本にすでに取り組んでいる人へ、
・実体験での変化と気づき
・仕事での活かし方
・自分なりの解釈と追加したこと

などをシェアすることで、より深い
気づきを得るきっかけになれば、と
この文章を書き始めた。

本の中の、少しニュアンスが掴み
づらく感じる箇所も、身近に感じられる
ように、自分なりの解釈も記述した。

今、何かしら苦しさを抱えている
人にとって、より安心して
楽しさを実感する生き方を
実現するきっかけに、
また、若い世代にも広がっている
依存症や将来への絶望感などの
解決につながる要素がたくさん
詰まったこの本を、実体験とともに
より多くの人に知ってもらうことで
何か貢献できればとも考えている。

本は12章の構成になっていて、
その章立てに沿って12の記事を
マガジンにまとめて書いていく。

■贅沢なルーティーン

本にはモーニングページと
書かれているもので、
朝、一日の活動を始める前に、
お気に入りのノートを広げ、
お気に入りの書きやすいペンで
浮かんだことをただただ書いている。
自宅の机で、カプチーノを飲みながら。

上の写真のノートで、2ページ。
内容やその順序など一切考えない。
浮かんだことから書いている。
日記でもない。

昨日イライラしたこと、反省点、
嬉しかったこと、偶然の出来事、
今日やるべきことなど、様々。

私は、ノートの最後に、
本の中のフレーズを引用して
締めくくるようにしている。
自分を肯定する言葉、など。

始めて1年を過ぎた頃から、
これがとても贅沢な時間だなと
思うようになった。

お気に入りのものを使って、誰にも
気兼ねせず、自分の感情や考えを
自由に開放している。
大してお金もかからないのに、
こんなにも内面が充実してくる。

何より、自分を大切にしている
感覚があった。
書かなかった日は感情の起伏が
激しく、書いた日の方が
落ち着いていることも発見した。

■この取り組みがもたらしたもの

明確に実感できる直接的な
変化としては以下。

・精神的な安定、自立
・楽しみの増加
・仕事の発展、キャリアアップ

不安や寂しさ、悲しさなど
いろいろな自分の中の葛藤が、
時間をかけて少しずつ解き
ほぐされていった。

そして、
自分をそのまま受け入れ、
自分で自分を守り、自立する
ことができた。
同時に、他人のことも
よくわかるようになってきた。

自分の興味に素直に従って
趣味や楽しみの幅も広がり、
まさか自分がインドへ旅行したり、
ダンスを習うことになるとは
思っても見なかった。また、
第2外国語を勉強し始めたり、
ケーキ作りなどに挑戦したりもした。

世の中に好きなものが増えるに
比例して、感じられる幸せも
増えてきた。

仕事上でも、定量的な成果も上がり、
希望しつつも忘れていた海外勤務を経験、
そして外資系企業で様々な国の同僚と
仕事をし、やりがいとともに
経済的自立ももたらした。
年収も貯蓄も大幅に増えた。

さらに、数年間悩まされ続けていた
ひどい皮膚疾患も完治し、
明らかに肉体的にも健康に
なっていった。

■出会ったきっかけ

本を手に取ったのは、婚約破棄
による落ち込みから必死で
這い上がっている最中だった。

それまでというのは、
交際相手に精神的に依存し、
全ての感情をぶつけていた。

仕事では今一つ自分の強みが
発揮できていない気がしつつも、
進むべき方向性やスキルを磨く
方法もわからずくすぶっていた。

将来を考えると金銭的にも不安、
というモヤモヤとした感情の渦の
中にいた状況から、婚約破棄を
きっかけに、全てを自分で立て直す
必要性に迫られた。

相手が居なくなってからは、体の
半分が無くなってしまったような
感覚が続き、とにかく1日を
やり過ごすことで精一杯で、
不安、孤独、悲しさ、罪悪感などの
感情が入り乱れ、胃は締め付けられ、
生きている感覚はほとんど無かった。

住む家があり、食べ物もあり、
家族も友達もいて、仕事もある
にも拘わらず、これからどうやって
生きていけばいいのか、
不安というより恐怖に
押し潰されそうだった。

毎日泣く生活が半年続き、ふと、
「どうせこんなに苦しいなら、
やれることや興味のあることを
1つでもやってみよう」と、
初めて前向きな、半ば投げやりな
思いが浮かんだ。ただ泣き疲れた
のもかもしれないけれど。

そこで、以前彼が勧めてくれていた
あるビジネススクールの、
「クリティカルシンキング(論理的思考)」
を受講し始めた。

貯金もほとんどない中で、半ば
人生をかけた意気込みで申し込んだ。

そこでは、とても優秀な講師と、
一緒に学べる仲間に出会え、どんどん
生活に張り合いがでてきた。

また、これまでなんとなく考えて
いたことがきっちりと体系化され、
論理を組み立てていくことに
とても面白さを感じ、早速
自分の仕事にも取り入れ、
愚直に継続してきた。

最初はとても時間がかかったけれども、
日々ITシステムを提案をする
エンジニアの立場だったので、
使っていく毎にお客様や社内の
反応の違いを感じ取ることができ、
成果につながってきた。
間違いなくこれが、この後の
キャリアの土台にもなった。

そうして少し忙しくしていた頃、
読んでいたファッション雑誌で
知らない女性歌手のインタビュー
記事が目に留まり、その中に
出てきたのがこの本だった。

毎朝この本を読んで瞑想している、
という一文がなぜかどうしても
気になって、すぐに購入した。

そうして、そこから11年となる。

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本の構成に沿って、12個の記事を掲載。

約11年間、ほぼ毎朝書いてきた35冊のノート。 打ちのめされてしゃがみ込んでいたどん底から自分で立ち上がってきた過程を、ベストセラー本「…

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