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風のファイト 作成日記

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#作成日記

風のファイトのネームを1days neoの最強ヒロイン少女まんがコンテストに応募してみました

風のファイトのネームを1days neoの最強ヒロイン少女まんがコンテストに応募してみました

風のファイトをネームから作画の状態ですが下のコンテストに応募してみました。

この作品を描いている最中にこのコンテストを知りました。なにか運命的な引き寄せを感じて応募してみることにしました。

風のファイトを毎日ライブ配信して、毎日描くのは、この作品で有名になりたいとか一発当てようというのではなく、

大いなる実験をしようと思っているからです。

何の実験かというと、

まず、ブラインドボクシング

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キャラたちのウェアを選ぶ 風のファイト作成日記

キャラたちのウェアを選ぶ 風のファイト作成日記

キャラに何を着せるかというのを考えるのも漫画を描く上での楽しみでもあります。

今日の作業ライブ配信では、サクラさんのヘッドギアを描きました。

ライブ配信を実現してくれるサイト00:00studio

今回描くに当たって、いろんなサイトの写真などを参考にさせていただきました。

靴や洋服などの、キャラが身につけるものは、キャラの気持ちになりつつ、参考資料をみて、デザインをしたりするととても楽しか

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ドラマチックな場面を選ぶ

ドラマチックな場面を選ぶ

風のファイトの作画をしていて、ネーム(漫画の設計図)ではこのコマはこの構図で行こうと思ったけどやはりこの構図で行こうと、変えることが多いです。これは映画監督が、現場の撮影でいきなりカメラワークを買えるようなもので、そのような現場だったら大迷惑かもしれません

今回風のファイトの5ページ目を描いていました、光太郎がジムがつぶれちゃうのと飛び込んでくるシーンから始まるのですが、そのコマを最初は上からみ

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パクられてもいい 風のファイト作成日記

パクられてもいい 風のファイト作成日記

00:00studioで作業のライブ配信をやっていて、ネームをnoteで公開して、この作品に関しては、出版公開されまでの秘密が一切ありません。なぜそうしているのかというのは、実は二つの理由があります。

1つ目は、ブラインドボクシングという競技を多くの人に伝えたいということが目的です。なのでこのマンガのネタ、もしくはブラインドボクシングの漫画が僕よりもうまく描けて、多くの人に広められるスキルを持っ

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風のファイトのラストページを描く

風のファイトのラストページを描く

ラストページを公開で描いていました。ネタバレを作者がしてしまうという前代未聞の出来事だと思うんです。このラストシーンは最初は、希望に向かって進むという感じのハッピーエンドで終わらせようと思ったのですが、事なかれ主義みたいな感じがして、とても気になったので大幅に変えました。

風が目が見えなくなってしまったというのを引きにしただどうかと思ったんです。漫画用語の”引き”というのは、このあとどうなるの?

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集中線をゆがめたい。風のファイト作成日記

集中線をゆがめたい。風のファイト作成日記

集中線というのは、漫画でよくあるキャラの中心に向かって無数の線画走る効果で、動きを出したり、さっそうと登場したりする場面で使われます。

風がパンチを出す瞬間を、集中線にしたいのだけれど、それを中心線が曲線をうならせるように曲げたいと思ったんです。

使っているソフトのmedibangでは集中線が引ける定規はあるのですが、まがった集中線を描く定規がなく、そこで考えたのが、集中線を引いて、それを変形

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キャラの演出 風のファイト作成日記

キャラの演出 風のファイト作成日記

今回の作業ライブ配信は風のファイトの4ページ目、表紙にあたるところを作成しています。

表紙なのですが、3ページ目の終わりで風が失明してしまう病気を持っているということを光太郎にカミングアウトして、それで、ブルースリーみたいに強くなって、みんなのヒーローになりたかったのにと告白するのですが、それを受けた光太郎が「ブラインドボクシング」でチャンピオンになればヒーローになれるよというセリフを吐きます

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難しいものは面白い。

難しいものは面白い。

風のファイト作成日記

風のファイトは、視力障がい×ボクシングでかなり難しいのですが

難しいものは面白いんです。

知らないこと気づくことがいっぱいあって、

漫画の仕事は出版社からこれを描いて下さいと言われることが多く、自由に好きなものを描きたいという方には、とても窮屈な感じがするのですが、この制限の中で自分をどれだけ出せるのかのチャレンジがとても面白いし、また自分の知らない世界のことだと、取

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キャラのウェアのしわまで利用

キャラのウェアのしわまで利用

風のファイト作成日記

キャラを描くときに、コスチュームの下の体から描きます。そしてその上にレイヤーを重ねて、何かを着せるということをしているのですが、中身の体のラインがわかるとその上のコスチュームなどのしわがどの方向に走るかがわかるんですね。

しわの入り方が間違ったりすると、キャラがこっせつしたように見えたり、動きもかっこよくなかったりして、結構僕的にはしわを大切にしています。

しわって材質

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キャラの名前登場

キャラの名前登場

メインキャラの名前を出すタイミングを考えたりします。インパクトのある名前の出し方のほうが、印象を残しやすいからです。スーパーヒーローだったったら、〇〇登場!とか、ミステリーだったら、「ふふふ、じつは私は〇〇だったのよ」みたいな感じです

風は動きを見て憧れてしまった、サクラさんに名前を問われ「音坂 風です」緊張しながらも、勢いをもった演技をさせて言わせています。

ここは主人公が冒険の入り口に立つ

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視線を合わさない 風のファイト作成日記

視線を合わさない 風のファイト作成日記

風のファイトでは、風やサクラさんは視力障がいを抱えています。

作画をしていて、うっかり二人がよく目が見えないということを話捨てれしまうことがあります。

視線を普通に合わせてしまうんです。

漫画を描くときに、キャラの演出として、誰と話しているか誰とアクションしているかなど、キャラの視線がを合わせることによって、そのシーンを成り立たせることが多いのですが、今回は、視線を互いに外すことで目が見えな

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肩に演技をさせる

肩に演技をさせる

作者がキャラを愛すると、キャラが立つのではないかと思うんです。するとキャラがいまどんな感情でいたいのか、どうしたいのかがキャラ自信がこちらに語り掛けてくるんです。最初ネーム(漫画のラフ)で描いたときはキャラの配置を考えてたりするだけだったのですが、ネームからキャラを描きこんでくると愛着が生まれます。〇〇君や〇〇ちゃん、〇〇さんなどキャラに敬称をつけたり、親友に呼びかけるようになったりするんです。そ

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時間がない朝のタイムプレッシャーがすごい 風のファイト作成日記

久保大輔さんの記事にとても共感してしまいました。時間がない時こそアイデアが湧くというのはよくわかります。

僕が漫画「風のファイト」は朝に描いています。

なぜ朝なのか

朝は時間がないからです。

社会人のほとんどは仕事を持っていて、平日の朝というのは、仕事に行かなくてはいけないので、朝はとにかく時間がない。そこで朝を創作の時間にすると、何時までにこれを仕上げなくてはということでタイムプレッシャ

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キャラの手が開いているか握っているか

キャラの手が開いているか握っているか

前にキャラの走って逃げるシーンのアニメーション練習をしていて思ったのですが、確信犯的に逃げている時は、手のひらを握っていて、本人も予想外の展開の時、例えば逃げてて勢いついてこけそうになった時などは手のひらを広げたほうが雰囲気が出るかなと思ったのんです。

格闘シーンなどのファイティングポーズでは握ると開くの間あたりを描くと、これから攻撃するぞ、でも相手を軽くかわせるぞ見たいな表現ができて、かっこい

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