見出し画像

谷底の灯火と地上の光、4種のみの悩みと共に生きる人生とは

まだまだ前の思考置き場から
取ってきたもの
これは結構好きな文章です
ご賞味あれ


なーんか過激派かもしれない
全然怒ってないし穏やかなのに
なんでこんな文章が生まれたのか
自分でも不思議です


人間の悩みは4つだけらしい
健康、将来、人間関係、お金
なるほど言われてみれば
そのどれかには属する気がしてくる

ということは?
健康的理想的な体で
安定した将来が見えて
円満な人間関係に恵まれ
生活に困らない余裕のある資産

4つ全てをクリアしてこそ
人間は幸せを掴み取れるのか
その道のなんたる遠いことや
と思ってしまいました夜更でございます

クリアするラインは人それぞれで
各々そのラインに届くように
時間なり何なりを投資してゆくのですが
ラインを下げて仕舞えばすぐに幸せだと

今や個の時代
縦横無尽に思考やのレールやのが引かれており
人生においての「模範」が消失しつつあります
裏を返せば甘く緩くなっている

粛々と頑張り続けることが美徳とされたこの国でも
個の存在が大きくなり
異様な程に個に対する尊重が謳われている気がします
良いことか否かはとりあえず置いといて

辛くなれば休めば良い
容易くラインを下げて良い
こんな声はどこにでも溢れるようになりました
優しい嘘に包まれながら行き着く先は地獄とも知らずに

目隠しをされて落ちゆく感覚に酔いしれ
気づけば薄暗い谷底、なんて
信じたくないけど案外あてはまるもの
人は自分だけ大丈夫だと思うものです

でもその谷底に灯火がほんわりと
地の割れ目からは花がゆるりと
かつての幸せとは比較できない
何か新しい幸せが誕生してるのでは、と思うのです

ただ固定観念はなかなか崩れず
地上の幸せを絶対、と思う時はまだ
必死に崖を登って陽の光を浴びようと
がむしゃらになるのですよね

どちらが良くてどちらが悪いなんて
比較できないことだから言えません
ただ事象に対して柔軟に捉える
そんな柔らかさは必要かなと思います

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?