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美容部員だったわたしが副業にWebライターを選んだワケ

みなさんこんにちは。
副業Webライターのnicoです。

今回は、大手化粧品メーカーで美容部員をしていたわたしが
なぜ「Webライター」を副業に選んだのかを書きたいと思います。

少々…いや、かなり長くなるので覚悟しておいてください笑

就職失敗、地獄の新卒時代

わたしが就活をしていた2012年は、まさに「超就職氷河期」でした。
女子大は就職に困らない(わたしは女子大出身です)、なんて言われていた時代はとうに終了。なかなか内定をもらえない日々でした。

大学4年の冬、卒業まであと3か月になってもわたしに届くのはお祈りメールのみ。切羽詰まったわたしは、こう思うのです。

「よし、大学院へいこう」

当然、父は大激怒。そりゃそうです。実家は田舎の自営業で決して裕福ではありません。むしろ激細です。今思うと、なぜ大学院に進学しようと思ったのか謎。相当切羽詰まってたのでしょう…笑

話し合いの結果、教員免許取得が可能な科目履修生としてなら大学に残っていいことになりました。

そして無事?に大学を卒業し、春から科目履修生として学校へ通おうとしていた矢先、人生最大のミスを犯します。

なんと、科目履修に必要な履修登録をしていなかったのです…。

学生課に何度頭を下げても取り合ってもらえず、ついに大卒無職の爆誕です。

そこでわたしは再度考えます。

「よし、就活しよう」

ここまで、一体なんの話?と思った方、ちょっと待ってください。
実は、この決断がわたしの人生のターニングポイントになるんです。

後がなくなったわたしは、新卒採用は諦め第二新卒採用をしている会社をかたっぱしから受けまくりました。そして、とある美容機器メーカーに就職します。

その会社は、エステサロンで使用するエステ機器を製造・販売している会社で、わたしが配属されたのはWeb企画部という部署でした。社長直轄の部署で、部署内には女性の先輩社員がたったひとり。第一印象は、「会社ってこんな感じなのかな?」でした。(全然違う)

ただこの会社は、2013年当時まだ珍しかったWordpressを使ったオウンドメディアを運用していました。

その時の会社の集客方法はテレアポ。しかし、ネットが普及した時代にテレアポは時代遅れです。

会社の危機を感じた社長は、ネットからの問い合わせ件数を増やそうと考えていました。そこへ、ネットが使えるフレッシュな女子が入社したわけです。

そして、オウンドメディアやホームページからの問い合わせ件数を増やすことが、最初のわたしの仕事になりました。

実はこれが、わたしがWebライティングとの最初の出会いです。

SEOの基礎、ブログの書き方、サーチコンソールでの分析…2013年当時、ネットが普及したとはいえSEO記事やアフィリエイト関連の情報はネット上にはほとんどなく、書籍で勉強するしかありませんでした。そのため、図書館通いがわたしの日課になっていったのです。

毎日構成企画を出して執筆し検証するという、なんとも地味な作業をコツコツこなし、1年間でゼロだったネットからの問い合わせ件数を1日10件にまで増やしました。業績も前年比150%とかなり良かったはずです。

23歳の新人が、ここまでの成果を出すなんてすごくないですか!?

しかし、これだけ結果を出しても給料は1円も上がりませんでした
当時のわたしは仕事が楽しくて楽しくて仕方なかったんで、会社に搾取されてるなんて微塵も感じてませんでしたし、仕事するってこういうもんだと思っていました。Webの知識やエステの知識が自分の中に入るのも嬉しかった。

そして、過労で倒れました。

この時、たしかもっといろいろなことがあったと思うのですがあまり覚えていません。まともな食事をせず、ストレス発散のためにお酒を毎日浴びるように飲んでいたため、体重も40㎏まで落ちていました。

母いわく、当時のわたしは目も当てられないくらいやつれていたそうです。実家に強制送還され、療養して体調が良くなったわたしは、ふと思ったのです。

「今なら大手化粧品会社に行けるのでは?」

そして、いよいよ美容部員時代が始まります。

憧れの美容部員は薄給だった

実家に戻り、半年間療養したわたしは学生時代から憧れていた化粧品業界への転職活動を再開しました。

そして、ある大手化粧品メーカー販売職への転職を決めます。

そうです。デパートの化粧品売り場のお姉さんになったのです。
そして、ここからわたしの仕事への考え方も変わってきます。

突然ですが、皆さんは美容部員の給料をご存じでしょうか?
自分のTwitterでもアンケートを取ってみました。

世間一般のイメージはやはり、販売系の給料は低いということです。
実際、現役美容部員の方にもアンケートを取りました。自分のプライベートアカウントですみません。

20万円代が6割、10万円代が4割という結果です。
つまりほとんどの美容部員は手取り27万円以下で生活しているのです。

実際わたしも、初年度の月収は17万円でした。手取り14万円程度です。

仕事は超がつくほど忙しく、インバウンド相手に接客をし続け、終日日本語をしゃべらない日もありました。さらに新商品が大ヒットし、毎日疲労困憊で帰宅する日々が半年以上続いたことも。

しかし、美容部員ですから常にキレイな自分をキープしなければなりません。基礎化粧品は社割で買えますが、元々の価格が高いので毎月2枚前後の諭吉がさよならしてゆきます。ネイルやヘアケアもするとなると、美容代だけで3~4枚の諭吉が必要となります。

当時25歳とかでしたから、外食やファッションや遊びにもお金を使いたかったので、貯金はほとんどできませんでした

インバウンド特需、新商品大ヒットのおかげで半期に一度の昇給と結構いい金額のボーナスのおかげで、20代女性の平均年収より多い年収ではありましたが、毎月カツカツの生活でした。憧れていた美容部員は、とてつもないブラック職業だったのです。皆さんが想像する、女世界の恐ろしさも多く経験しました。そして美容部員を始めて1年後、わたしはこう思ったのです。

「あと2万給料増えたら、生活楽になるのに」

ここから、わたしの副業生活がスタートします。

失敗続きの副業選び

とにかく、お金がほしい。当時のわたしはとにかくお金がほしかったのです。手っ取り早く稼げる副業を調べまくりました。

そこで最初に行ったのがネットワークビジネスです。
いわゆるねずみ講(ではないですが)ってやつです。

商品は良かったし、集まっている人たちも熱意があって刺激にはなりました。セミナーに通いまくり、会員ランクを上げるために14万円支払ったりしましたが、結果を出せず3か月後に辞めることに。(マジ無駄金)

次に行ったのはせどりです。これもまた全く成果が出せず失敗。貯金も底を付き始めました。

そこで、もう一度今の自分にはどんな副業ができるのか考えてみることにしました。当時考えていた副業プランはこうです。

・疲れていてもできる
・PCでもスマホでもできる
・月2万円くらいを継続的に稼げる

当時、8時間ヒールで立ちっぱなしの仕事をしていたわたしにとって、これが副業の必須条件でした。そうなると、ネットワークビジネスやせどりは完全に条件から外れていたことに気づきます。

では、この条件に当てはまる副業って何があるんだろうと考えた結果、ある答えにたどり着きます。

あ、わたしWebライティングできるじゃん…!!!

このとき27歳。ついに、自分に合う副業を見つけた瞬間でした。

副業Webライター始動、初月1万円の売上達成

2018年、新卒時代にWebの仕事をしていたことを思い出したわたしは、早速クラウドワークスに登録。まずは自分の得意分野である美容関連の案件に応募することから始めました。

確かに、SEOやWebライティングの基礎知識はありましたが、IT業界での5年のブランクは致命的です。わたしが詰め込んだ知識なんで、もはや未経験の初心者レベルなわけです。

そんな状態で10件ほど応募したうち、奇跡的に3件から依頼の返事をいただき初納品。ここまで約3週間と、かなりのスピード感でした。文字単価は0.5~0.7円でしたが、初月の売上は1万2千円。いきなり1万円以上の副収入をゲットできたのです。

始めて副業で大きな収入を得てこともそうですが、何より自分のスキルが人の役に立ったことが嬉しかったのです。

社会に必要とされている実感がなく、自信も無かったわたしが、自分自身が身に付けたスキルで人の役に立てたことは、とても大きな自信につながりました。

副業で得た自信とこれから

Webライターを始めていきなり副収入1万円を達成したことで、自分にちょっとだけ自信を持てるように。本業にもいい影響が出て、フロア1位の販売実績を収めることもできました。

副業も順調で、Webライター3か月目には3万円半年後には5万円の報酬をゲットできるまでに成長できました。中には継続案件につながった案件もあり、毎月3万円弱の副収入を得ることにも成功。

当初0.5円だった文字単価も、今では1.5~3円までになり、執筆した数も100を超え、月収は20万円を超える月もあります。

また副業をしたことで、美容部員の仕事や今後のキャリアについて考えることもできました。

美容部員は体力がいるので、一生できる仕事ではありません。
現在は、美容と医療の観点から人の役に立つ仕事がしたいと思うようになり、鍼灸師の資格取得を目指しています。

副業で収入を増やしていなかったら、専門学校へ通おうなんて思わなかったかもしれません。収入が増えるって、すごいですね。笑

そのおかげで、専門学校への進学費用を工面することができたし、会社を辞めた今でもデパコスを買い続けることができています。

ここまでいろいろ書きましたが、このnoteでわたしが言いたいことは
誰でも月1万円以上の副収入は作れる
ということです。

たまたまわたしはWebライターが副収入を作るスキルになりましたが、これが全員に当てはまるかは分かりません。

写真の加工が超絶上手い人、絵が超絶上手い人、相談に乗るのが得意な人、字が上手な人…自分にとっては役に立たないスキルでも、誰かの役に立つスキルかもしれませんよ。

この記事を読んで、少しでも副業に興味を持っていただけたなら嬉しいです。
こんな長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。
もしよければ、スキコメントお待ちしております!


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