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第11回「r>g」と「ヒト資源」

第11回は、「r>g」と「ヒト資源」について触れたいと思います。

資源=ヒト・モノ・カネ
と言われますが、どんなに素晴らしいモノ資源があっても、どれだけ自由に使えるカネ資源があったとしても、結局をそれを使うのは「ヒト」な訳で。。

つまりは「ヒト」としての資源を最大化することが、資源の最大化へのもっとも近道=費用対効果が高いのかもしれません。

なので、私たちは飲食事業でも、美容事業でも「ヒト資源」を最大化するために、ゆっくり丁寧に時間を掛けています。

昔は、「〜あるべき」とか、「〜すべき」論者であった私は、自分のやってきたことを正当化し、ヒトに押し付けていました。なので、それに反抗的じゃないのか?また、ちゃんと言ったことやってるのか??日々、ビクビクしていたように思います。

あるべき、すべき論者がリーダーにいる組織は、やっているかどうかの監視=管理が必要となりますが、時間は掛かったとしても、1人1人の人生においての価値を一緒に設計することで、管理は必要なくなり、毎月の報告=個々の進捗管理に切り替わりました。

「給与は変わらないけど、貯金が増えました」

そう言ってくれるスタッフが増えたことは、受動的に言ったことをさせていた時代から、主体的に自分の人生を自分の意思決定のもと生きることの証明の1つだなーと感じたものです。

では、その触りに触れたいと思います。

まずは、「r>g」という不等式の意味の理解から。
ご存知の方も多いと思いますが、私たちの業界では知らない人が多いのも事実。

なので、知っている人は聞き流してください。

フランスの経済学者であるトマ・ピケティ氏が300年の経済を分析して出した結論が、この「r>g」という不等式で、世界的に有名になりました。

r=資本収益率
資産(資本)によって1年間に得られるリターンは4〜6%

g=経済成長率
労働の成長によって1年間に得られるリターンは1〜2%

つまり、私たちの労働による成長スピードより、資産(資本)の成長スピードの方が早いから、資産運用大切だけど、日本人はお金のリテラシー低いよね・・って話。

どちらかが、大切ということではなく、両方必要だから、両方学び、実践する方が良いのではないかな、と思うのです。

なので、全体像のざっくりとした歴史や、お金の話も行います。

ただし、どんなに素晴らしいモノ資源、カネ資源を持っていたとしても、それを使うのは「ヒト」です。だから、「ヒト資源」を最大化するためへの投資が重要なのだと思うのです。

みなさんは、どう思いますか?

次回は、その「ヒト資源」をさらに深堀して解説したいと思います^ ^