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ビートルズ アルバム紹介 完結編

全アルバムの紹介を終えて

ここまで、ビートルズのオリジナル・アルバム13枚と、アルバム未収録曲を集めた「Past Masters」、ヒット曲を集めたベスト盤の「1」「赤盤」「青盤」を紹介してきました。

ここでは、全体のまとめとして、僕のオススメ&好きなアルバムを紹介していきます!



オススメのアルバム

オススメといっても、ビートルズファンの方はもう、それぞれのお気に入りのアルバムがあると思うので、オススメされる必要は無いと思います。しかし、初めてビートルズを聴くという方には、「アルバムを聴いていく順番」をオススメしたいと考えています。

ただ、オススメといっても僕の考えを押しつけるようなことになってはいけないので、選択肢をいくつか考えてみました。

ビートルズファンの方も、
初めてビートルズを聴く人は、どの順番で聴いていくのがベスト?
ということを考えながら読んでくださると嬉しいです。



案① ベスト盤から聴いていく

ビートルズの魅力を知るには、まずはベスト盤から聴いていくのが王道です。
全英もしくは全米で1位を獲得した曲が収録された「1」や、ビートルズの活動前期~中期・中期~後期それぞれの代表曲を集めた「赤盤」&「青盤」が、オススメです。
ちなみに、この「赤盤」と「青盤」ですが、2枚セットで聴くことをオススメします。
ビートルズは、短い活動期間の間に大きな変化を遂げているので、両方のアルバムを聴くと、その変化が楽しめると思います。

また、収録曲数は
「1」(27曲)
「赤盤」「青盤」(合計54曲)
となっているため、手っ取り早くビートルズに触れたいという方には「1」を、じっくり聴いてみたいという方には「赤盤」「青盤」をオススメします。



案② オリジナル・アルバムを年代順に聴いていく

これなら、60年代のイギリスを生きたリアルタイム世代の人たちと同じ体験ができます。ビートルズが次第に変化していくのが感じられて、楽しいと思います。
ただ、アルバムには収録されなかったシングル曲 (それらは全て「Past Masters」に収録) もたくさんあるので、「どのシングル曲がいつ発売されて、その前後にはどのアルバムが発売されたのか」ということを調べながら聴かないといけなくなってしまうので、少し手間がかかることを覚悟しないといけないかもしれません。



案③ アルバム関係なく、有名な曲から聴いていく

恐らく、ビートルズを最近聴くようになった人たちは、有名な曲からビートルズに親しんでいったという人が多いと思います。
有名な曲は今でもよく聴くので、「あ、これビートルズなんだ」と感じることがきっと出てきます。「現代まで残っている曲=現代の人たちからも受け入れられている曲」となる(独自理論)ので、有名な曲は親しみやすいはずです。
Let It Be
Help!
Hey Jude
Ob-La-Di, Ob-La-Da
I Want To Hold Your Hand (抱きしめたい)
などは、知っている方がほとんどだと思います。YouTubeでこれらの曲を聴いていれば、オススメ欄に他のビートルズの曲が出てくるので、それをどんどん聴いていくと、他のビートルズの曲も聴きたくなってきます。その先は、気になった曲を聴くも良し、アルバムを順番に聴いていくも良し、それぞれの好きな方法でビートルズの魅力を発見することができます。



好きなアルバムランキング

次に、僕の好きなアルバムをランキング形式で紹介します!

①. すべての楽曲に1点から5点の5段階で評価をつける
②. アルバムに収録されている曲の合計点を出す
③. その合計点を曲数でわる
④. ③の結果を四捨五入して小数第3位までで表したものを、そのアルバムの得点とする

という方式で、好き度合いを数値化しました。

↑これだけではアルバムとしての評価はできませんが、ここでは単純に「好きな曲が多いアルバム」を「好きなアルバム」とすることにしました。


「*Yellow Submarine」は、B面のオーケストラ曲も含んだ上で得点を出しました。
「Past Masters」は、「Vol.1のみ」、「Vol.2のみ」、「2枚合わせて」の3通りで算出し、ランキングに載せました。


それでは、1位から発表していきます!



  109点/27曲 4.037点

全英/全米1位のヒット曲だけを集めたアルバムなので、驚異の4点超えで見事優勝を果たしました。
27曲中9曲が5点満点をたたき出すという、圧倒的な結果になりました。


赤盤
  102点/26曲 3.923点

僕は初期~前期のビートルズが好きなので、このアルバムが2位に入ったんだと思います。正直1位を取るかと思っていたんですが、約0.1点差で負けてしまいました。
個人的には、「Rubber Soul」の曲が多すぎる気がしています。「A Hard Day's Night」や「Help!」辺りから代わりに何曲か収録してほしかったです。


A Hard Day's Night
  45点/13曲 3.462点

このアルバムは、ビートルズのオリジナル・アルバムの中でも特に好きです。理由は簡単。外れが一曲もない!
全アルバムの中で、聴いていて一番楽しいと思います。


青盤
  96点/28曲 3.429点

初期のような明るい曲があまり多くないので、「赤盤」に比べると物足りない点数になってしまいました。ですが、今では僕も少しずつ中・後期の良さも分かるようになってきたので、この「青盤」ももっと好きになれるかもしれません。


Past Masters Vol.2
  51点/15曲 3.400点

このアルバムには、中期~後期の曲が収録されていますが、「Vol.1」よりも上の順位を叩き出しました。
『Day Tripper』や『We Can Work It Out』、『Paperback Writer』、『Hey Jude』、『Let It Be』などの人気曲が多数収録されているというのが、「Vol.1」を上回った要因の一つだと思います。


Abbey Road
  56点/17曲 3.294点

歴史的名盤が、この順位に入ってきました。
僕はB面が特に好きなので、B面のメドレーで何曲も高得点を出したことで、オリジナル・アルバム中2位を記録したのだと思います。


「Past Masters」
  107点/33曲 3.242点

「Vol.1」と「Vol.2」を合わせた全体としての順位は、7位となりました。
ビートルズは出来が良い曲をシングルとして出していたそうなので、かなり高い点数になりました。


Please Please Me
  43点/14曲 3.071点

デビュー・アルバムが、堂々のオリジナル・アルバム中第3位にランクインしました。
『I Saw Her Standing There』『Please Please Me』『Twist And Shout』など、ビートルズ初期を代表する曲が集まっているので、聴いていても楽しいです。


Past masters Vol.1
  55点/18曲 3.056点

B面曲やカバー曲が多く収録されているので、「Vol.2」に比べて少し順位が下がってしまったのだと思います。


Beatles For Sale
  41点/14曲 2.929点

ファンの間では評価は高くないアルバムですが、オリジナル・アルバム中第4位にランクインしました。
『No Reply』や『I'm A Loser』、『Eight Days A Week』など良作揃いなので、もう少し評価されてもいいと思います。


Magical Mystery Tour
  32点/11曲 2.909点

B面に中期の代表曲がいくつも収録されていることで、高得点を記録しました。
また、自分はテレビ映画の「Magical Mystery Tour」を観たことがあるので、A面も楽しむことができるという理由から点数が落ちずに済んだのかもしれません。


Help!
  40点/14曲 2.857点

映画「Help!」を観たので、以前よりもこのアルバムを楽しめるようになりました。
『Help!』『Yesterday』の二大名曲が、点数を稼いでくれました。


Let It Be
  34点/12曲 2.833点

ドキュメンタリー「Get Back」を観て、それぞれの曲の良さがより分かるようになったので、思ったよりも高い順位になりました。


⑭「Rubber Soul
  39点/14曲 2.786点

ファンの間でも人気のアルバムの一つですが、4点以上を獲得したのが3曲しかなかったので、点数はあまり伸びませんでした。
アルバムの雰囲気自体は好きなので、もう少し聴き込んでいけば得点も上がると思います。


⑮「Revolver
  38点/14曲 2.714点

5点を獲得した曲がありませんでした…
アート性が高すぎるのか、自分は少し親しみづらいと感じてしまうアルバムです。


⑯「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
  35点/13曲 2.692点

名盤ですが、かなり低い順位になってしまいました。個人的には、アルバム中盤が少しつまらないと思っています。
このアルバムの魅力は、これからもっと発見していくつもりです。


⑰「*Yellow Submarine
  34点/13曲 2.615点

ビートルズの曲が少なく、あまり人気がないアルバムなので、最下位を免れたのは『Yellow Submarine』と『All You Need Is Love』のおかげと言ってもいいかもしれません。
自分は、B面は意外と面白いと思っているので、あまり点数も落ちていません。
映画を観れば、順位が上がるかもしれません。


⑱「With The Beatles
  36点/14曲 2.571点

『All My Loving』→良!!
『Please Mister Postman』→良!
『It Won't Be Long』→良
他→・・・
って感じです… ごめんなさい。


⑲「The Beatles (White Album)
  75点/30曲 2.500点

このアルバムが好きな方には申し訳ないですが、5点満点のうち半分の得点で最下位となってしまいました。
実験的な曲が多いので、まだあまり魅力を見つけられていないのだと思います。


…という結果になりました。
是非、皆さんの好きなアルバムやオススメのポイントなどをコメントしてください!


最後に

僕自身、アルバム紹介を通してそれぞれのアルバムの魅力を再発見できたり、新たな気付きが得られたりと、とても良い経験になりました。
皆さんがビートルズに興味を持つ、あるいは魅力を再発見するきっかけになっていたら嬉しいです。


アルバム紹介シリーズはこれで完結です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!




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