納豆子

政治をジェンダー観点から捉えるとね、いろいろ見えてくる。エディンバラ | 政治学 | …

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政治をジェンダー観点から捉えるとね、いろいろ見えてくる。エディンバラ | 政治学 | ジェンダー・セクシュアリティ研究 | インターセクショナル・フェミニズム | アクティビズム| 内省🐢

最近の記事

【Vol. 22】年度末のRandom Thoughts

・ひととの会話はチェスみたいで楽しい。 ・高校時代の友人たちが内なる声に従って、夢を追いかけ続けているのがかっこいい。みんなの存在がいつもわたしを鼓舞してくれる。母校も母校で出逢った友人たちもみんなわたしの誇りだ。 ・人生大変なことも多いけれど、ひとに恵まれた人生はほんとうに豊かだ。愛すべき友人がたくさんいることはしあわせだ。 ・いつまでも素直にわたしを叱ってくれるひとたちをこれからも大切にしていきたい。自分と真摯に向き合ってくれるひとは、貴重だ。ありがたいことだ。

    • 【Vol 21】二周目、腐った檸檬

      ほんとうは寮のすぐ近くにあるスーパーに買い出しに行くつもりだったけど、ギリギリ雨が降ってなかったから、節約のためにも、少し遠いところにあるスーパーに行くと心に決め、歩き出した。 そこは大学の授業終わりによく買い出しに行くスーパーだ。この半年間、何度も通い詰めた場所だから、食品の配置は大体のところ覚えた。 いつもは一周して必要なものを手に入れたら、すぐにレジに向かう。けれど、今日は何となく同じところを二周してみた。作りたいお菓子のレシピを片手に。いつもは買わないような食品た

      • 【Vol. 20】春先の机とわたし

        机に向かっている時、 不定期にふと思い出す過去がある。 中学3年になる前の春、 部活終わりの帰り道、 広々とした公園にあるベンチに座って、 ある人にボソッと「大学はICUに行ってみたいな」と伝えたことがある。 確かその相手は「一緒に行こうよ、ICU。」 ってわたしに返し、 ふたりで笑い合った記憶がある。 高校留学を終え、高3を迎える前の春、 わたしは正規の海外大留学や、 他大への受験とやら、思考の紆余曲折を経て、 最終的には、ICUへの進学を希望していた。 ——— そ

        • 【Vol. 19】嬉しいこと、ふたつ

          今日は、嬉しいことがふたつもあった! 毎日小さな嬉しいことはたくさんあるのだけれど、 今日あった嬉しいことの何が特別かというと、 1つは、自分の大切な人がすごく大切に思っていた(わたしはお目にかかったことがない)故人が、わたしにかけがえのない出逢いを与えてくれた。その人が生きた証とその色濃さを身を以て実感して、不覚にも鳥肌が立った。 その人が現世に残した人生観は、甚だしいほどに根強く人びとのこころに残り続けていて、今日ある方とお話ししていて、そのパワーを間接的に受け取っ

        【Vol. 22】年度末のRandom Thoughts

          【Vol. 18】一周半回ってみた

          昔良いと信じて疑っていなかったこと、けれど一時は憎くて仕方なかったものが、一周回って輝いて見えた。美しく感じた。良くも悪くも、手に届きそうで届かない。 問われることなく、まわり続ける一惑星として、自分もその天体にジャンプして入り込んでみたいと感じた。 だからそれを求めて、自分もちょっともがいてみた。 けれど、グルグルまわってる途中、いつものようにセンサーが鳴り出して、ちょうど一周半回ったところの淵に立たされた。 冷静になれよとわたしの耳元で囁くように、センサーは一瞬だ

          【Vol. 18】一周半回ってみた

          【Vol. 17】スコットランド議会訪問の記録

          あっという間に、3月。 日本帰国まで、あと3ヶ月弱くらい。 今学期は、Parliamentary Studies(和訳: 議会研究)という授業を履修している。履修者の9割以上は、スコットランドとイギリス出身のローカルの学部4年生。スコットランド議会やウェストミニスター議会の予備知識があることを前提に授業が進められていく為、過去にまともに英国内議会の勉強をしたことがないわたしは、毎回冷や汗を掻きながら授業を受けている。 悔し涙や冷や汗が出ない程、(自分的に)難易度が高すぎる

          【Vol. 17】スコットランド議会訪問の記録

          【Vol. 16】お気に入りのリズムと詩がくれる彩り

          自分好みの曲調と詩をもつ音楽に出逢うと つま先と首でリズムを刻みながら その流れで椅子から立ち上がって 鏡の前でダイナミックに踊り出したくなる。 久しぶりにカメラロールを漁ってたら、高校の文化祭で有志団体として友人数名とダンスの披露をした時の動画が出てきた。懐かしい。 選曲から振り付け構成までみんなで考えたりしてさ。いまはもっと、自分の気持ちや感情を委ねたいと思える、お気に入りの曲が増えた。「いまのわたしだったら、どんな曲を選ぶかな?」みたいな具合に、生産性のないようなこ

          【Vol. 16】お気に入りのリズムと詩がくれる彩り

          【Vol. 15】カテゴライズする人と、される人

          人びとを恣意的にカテゴライズするのは、混沌とした社会を単純化して理解できるから、ラクだ。 労力を要する「相手の議論の裏に隠されている背景を探り出す」という“面倒な作業”を欠けば、カオスな社会がシンプルに見えるようになる。 シンプルを好む人は多い。 換言すると、複雑さをそのまま受容できる人は少ない。もっと言えば、それをそのまま受容しようと努力する人は少ない。 だから、みんな、まったく異なる人たちを好き勝手にカテゴライズして、勝手に自分なりの方程式と解をつくり出す。 その

          【Vol. 15】カテゴライズする人と、される人

          【Vol. 14】題名が思いつかない

          自分の名前、属性、肩書き、人間関係、所在 とりあえず、みんなに、 ポーーーンって忘れてもらって、 新しい惑星にでも行ってしまいたい🪐 なんて、考えたことはありますか? 取り止めのないことをグルグルと考えながら、 Emilia JonesのBoth Sidesを口ずさみながら、 不覚の涙を流しながら、 しんどい感情と対峙しながら、 眠りにつこうとする。 自分のコントロール外での苦しみに苛まれる時、 なぜかいつも偶然にも 連絡をくれるひとがいる。 不思議なくらい、偶然。

          【Vol. 14】題名が思いつかない

          【Vol. 13】合わない歩幅も悪くない

          合わない歩幅を無理に合わせて前に進むのはしんどい。けれど、互いの歩幅の調節を共に楽しめる相手なのならば、誰かと関係性を深めるのも悪くないのかもしれない。 ——- 今まで連絡ツールとして使用していたSNSアプリで急にわたしと連絡が取れなくなったことに気が付き、手間隙をかけて、わたしの大学のメールアドレスを探し出し、メールにて丁寧な連絡をくれる友人。 昨今では親しい仲間同士でのやり取りとしては古典的となった「メール」でのコミュニケーションを「懐かしいね」と言って共に楽しんで

          【Vol. 13】合わない歩幅も悪くない

          【Vol. 12】バレンタインデー

          Isle of Skye スコットランド北西の海岸沿いにある橋を渡るとたどり着ける島。 日本帰国前に絶対に訪れたい場所のひとつ。 ちょっとここのところ疲れちゃったから、癒しの香りを求めて、ずっと気になっていたIsle of Skye Candle Companyに行ってみた。 入店した瞬間、アロマのやさしい香りがわたしを包み込み、味のあるオシャレに髭を生やした、スコティッシュの店員さんが対応してくれた。 わたしがディフューザーを選び始めようとした瞬間、その彼はコテコテの

          【Vol. 12】バレンタインデー

          【Vol. 11】しずかな特等席

          心地の良いリズムと音 心地の良い色 心地の良い明暗度 心地の良い温度 なめらかな時間と空間 やさしい風に撫でられながら ゆっくりと目を瞑って 日没とともに静かに眠りにつきたい。

          【Vol. 11】しずかな特等席

          【Vol. 10】What If I Were a Man

          “I’m so sick of running as fast as i can. Wondering if I’d get there quicker if i was a man.” ・もしわたしが男だったら? ・もしわたしのカラダがもう少し大きかったら? ・もしわたしが力持ちだったら? ・もしわたしがもう少し大きな声を出せたら? ・もしわたしがもう少し低音の声が出たら? ・もしわたしの肌の色がホワイトだったら? ・もしわたしの母国語が英語だったら? ・もしわたしが大金

          【Vol. 10】What If I Were a Man

          【Vol. 9】Feelings of Being Accepted

          自分に努力や力が足りないのではない。 “feelings of being accepted and included in the discussion” 自分が特定のコミュニティに属していて、この感覚を得られるか否かが大切なのだと思う。 語学力や知識不足とかそういう話ではない。 今日わたしは、Girl Up EdinburghのBME (Black and Minority Ethnic)学生主催のイベントに参加してきた。 テーマは、 以下に添付したフライヤーにあ

          【Vol. 9】Feelings of Being Accepted

          【vol. 8】裸足のワタシ

          人ひとりに出会うと、自分の世界が尋常じゃない程に広がる。 昨日まで名前すら知らなかったあの人がワタシをワタシの知らない世界へと連れ出して、ランダムで、裸足のワタシを岐路に立たせる。終いには、振り返りもせず、スタスタ歩いて、視界の外へと消えて行く。 人生は文字どおり選択の連続。困っちゃうよ。 「悩むな悩むな」 「常に道はひとつ」 五城目の古本屋のおじさん、元気かなあ。 ケセラセラ。 枝分かれした何本もの道なんて本当はなくて、結局は一本しかない道を歩き続けているだけなのか

          【vol. 8】裸足のワタシ

          【vol. 7】UCU Strikes 感じること

          UCU=University and College Unions 今月から来月(2023年2月〜3月)にかけて、英国に位置する大学が一体となって、教育現場における公正な労働賃金を求めるストライキが起こされている。 約7万もの教員やTA(=Teaching assistant)が自らの人権、保障されるべき労働条件を求め、賃金が支払われないことを覚悟に授業をキャンセルし、声を上げる。想いを共にする学生も授業をボイコットし、教員陣やTAと連帯する。 ストライキする日は決ま

          【vol. 7】UCU Strikes 感じること