#62_【スタディツアー】国境の島対馬からいまの暮らしを見つめ直す_その2
昨日からご紹介していますドルトン東京学園さんの教育旅行2日目。
前日は対馬に上陸早々シーカヤックにご案内し、とくに初めての生徒さんはお疲れという感じでしたので、この日はスロースタートで、やまねこセンター(環境省対馬野生生物保護センター)がある棹崎公園に行きました。
ツシマヤマネコの「かなた」くんだけ見て帰っても良かったのですが、韓国展望所がリニューアル工事中ということで、開館前に棹崎砲台跡と日本最北西端の地をご案内しました。
当日は雨で上まで行けるのか?という懸念もありましたが、我々が到着したのに合わせてやんでくれ、棹崎砲台跡から朝鮮半島が見えました…
と思いたい(^^;。
※気温が低く空気が澄んだ(雨上がりで、黄砂、PM、花粉がない)時期に見えやすいので、秋から冬にかけての午前中か夕方がおすすめです。
やまねこセンターから移動する途中、毎年ボランティア清掃が行われる井口浜海水浴場の横を通ることにしていたので、バスを止めてもらい、降りて現場を見てもらいました。
「先月清掃したばっかりだから、少ないねぇ」と説明したところ、生徒さんたちから「なに言ってるの、この人」と言わんばかりの白い目で見られました。何年も見続けていたうちに、感覚がバカになってしまったようです。
つづいて午後は、上県町田ノ浜のフラットアワーさんを訪問しました。
参加した生徒さんは、高校2年生から中学1年生までいましたので、中学生だと実感が湧きにくいかなぁという心配もありましたが、
「事業を通じて、地域に対してはどのように還元していますか?」
「漁師になりたかったら、銭本さんのように、水産学部を出たほうがいいんですか?」
「漁業の問題は全国区だから、対馬だけ頑張って良くなりますか?」
という質問や疑問が投げかけられたり、
「魚を獲って売るところから、研究やスタディツアーの受け入れまで、色々な取り組みをしていてびっくりした。」
「磯焼けと温暖化がどのように絡んでいるか知りたくなった。」
という感想があったりと、各自で発見があったようでした。
対馬は、むかしから漁業で栄えてきた歴史がありますので、様々な漁業が行われています。
次回は、また違った漁業者さんを紹介します。
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