見出し画像

留学1年間の総括をしてみる

こんにちは!私はカナダのバンクーバーに滞在する留学生です。

カナダに滞在して、10か月があっという間に過ぎ、あと2か月ほどで日本に帰国します。理由はシンプルに、大学を卒業して学位を取るためです。
ちなみに「日本に帰りたくない?」と聞かれると、帰りたくないです。今こちらで生活していて、日本にいた時よりすごく充実しているなと思えているし、簡単に言うと、こちらの生活が「楽しい」からです。

まだ滞在して一年は経過していませんが、これまでの現地での経験を通した(約一年間の)総括と、今自分が考えていることについて文章を書いていこうと思います。

総括

9月の中旬に日本に帰国します。この一年間、超簡単な言葉(薄っぺらく聞こえてしまうが)でまとめると、とても楽しかったです。笑

自分が予想していた以上の困難や苦闘に出会うことで、たくさん悩みましたし、その反面たくさん笑いもしましたし、これから大学を卒業して、就職するなり他のことをするなり、色々な自分の将来を設計していく上で、より自分が開放的に物事を考えるようになれたり、ある意味テキトー(物事やある一定の固定観念に縛られないこと)になれたこともありますし、今まで頭を抱えて悩んでいた自分自身が、少し明らかになった気がしています。

一言でまとめると、私の留学は
自己探求」の1年間だったと考えています。

こちらで色々なお仕事も挑戦しましたし、英語もたくさん勉強し続けましたし、改めて日本のことも、たくさん自分で時間をとって勉強したりもしました。読書嫌いな私が本を読むようになったり、少しずつではありますが、今までやっていたこととは全く違うことをやってみようとか、とにかく色んなものに手をつけました。

お仕事のことをいうと、正直ほとんどうまく行きませんでした。特に今はもう気にしていませんが、色んなトラブル(もっと色んな詳細はありますが)でお給料が払われなかったことが2回もありましたし、単純に自分が頑張ったことや時間を費やしたことに対してお金(ある一定の評価)が得られないというのは、正直かなりショックでしたし、辛かったです。会社でうまくいかないストレスから、眠れなかったり、食べ物が喉を通らなかったり、吐き気がしたり、精神的に病んだ時間もたくさんありましたし、いつも充実してるライフを送っているわけではなかったです。

でも、それらの経験を私は総じてひどい経験だったという風には終わらせたくなくて、自分が色んな最悪な状況に置かれ、仕事では搾取され(笑)、それなりのストレス社会に生きる大人の気持ちを経験した(つもり)で、自分と仕事との適性を知れたり、自身が仕事に求める要素を考えることができたり…

そのような色々な職業経験を通じて、「何かよくわからないけど、とりあえず悪!」としか決めつけていなかった「仕事」の正体が、少し分かった気がしています。それは、仕事をすることに対してポジティブな視点が持てるようになったとかそういうことではなくて、今まで考えたくもなかった、自分なりの仕事の価値観みたいなものの認識や理解が、少し深まったかなという感覚があるということです。

「知れた」「理解できた」というのはとても単純でシンプルなように聞こえますが、これが意外と難しいもので、私が自分なりのwork ethicについて探求できたのも、色んな仕事を経験して、このような挫折や苦労をしたからだろうと思っています。

日本に戻ったら

日本に帰ったら、何をするの?とよく親にも友達にも言われますが、私はあんまり決めていません。留学という形で海外に出てきたので、自分が長年生まれ育った日本でキャリアを積み続ける必要もないかなと思っています。でもやっぱりセキュリティ(あらゆることに対する保障)という面で、新卒を捨てて、海外に飛び出すことに対しての”怖さ”があるのも事実ですし、現実的にお金もキャリアの経験もないから、母国で少し足踏みをしてから海外にチャレンジしようかなとも思っています。とにかく色んな気持ちがありますが、自分の将来プランについては、正直よく決まっていません。そして、そのよく決まっていない「あれしようかなこれしようかな」という気持ちのまま、きっとどこかで生業を見つけて、そんな「あれやりたいこれやりたい」を考えながら、暮らしていくのかなと思っています。もちろん、「新しいことに挑戦したい!」という気持ちはあるので、環境やお仕事を変えることも人生の中で数回あるかとは予想していますが、あんまり「今決めなきゃ」というrushな価値観には、なるべく囚われないようにしたいからです。あまりいいことじゃないかもしれないけど、その時の”流れ”で物事が進んでいく瞬間ってやっぱり一定数あるものですし、生きがいや挑戦を常に人生に求めすぎて、自身にストレスをかけ続けて意識高く生きることで、自分が精神的に参ってしまうのが怖いのもあります。


忘れたくない感覚とマインドセット

「環境」って、面白いです。普段見ている物事や、付き合う人や、属するコミュニティや、生業として一日のほとんどの時間向き合う仕事が少しずつ変わってくるだけで、その人のマインドセットや、人生マップが本当に変わってくるからです。バンクーバーは本当に日本人が多く、私も仲が良い日本人の友達はたくさんいますし、時間のある時はよく飲みに行ったりもします。現地で出会う日本人の友達には、本当に色々な人がいて、今まで他の国を回った経験がある/ないとか、カレッジで勉強していること、個人の興味関心みたいなところが、当たり前ですけど、みんな違くて本当に面白いです。人の話をカフェでやお酒の場で話をして、その人の意識や興味がどこにあるかを知ることで、社会がより広く見える感覚があるというか…。他者と話して自分にはない新しい知見を得たり、その人が大事にしている、人生を生きていく上でのヒントみたいなものを探っていく感覚があって、本当に楽しいんです。

こちらで生まれ育った現地の人ばかりに出会うわけではなく、私と同じように母国を飛び出してこちらに来た人もたくさんいます。ナショナリティ関係なく、自分と同じ文化を持つ人でさえも、本当にみんな考えていることは異なるものです。そのような人たちが少し身近にいるだけで、色んな考えがあっていいと思えるし、「自分をもっと持っていいんだ」と思えるし、なんだかうまく言えませんが、リラックスして、開放的に物事を考えられるそのような今の感覚を、日本に戻っても忘れないようにしていきたいです。


--------------------------------------------------------------------------------

ここまでご拝読頂き、ありがとうございます!

わたくしSasaのnoteでは、現在カナダ留学を経験している身として

留学や勉強・大学生として考えるキャリアなどをトピックに

記事を投稿しています。

留学に興味がある方、同じ大学生の方

他の投稿もぜひ覗いていってくださいね~🍰


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?