このくそ豪雨大風の日に関東快晴梅雨明けかよ《140字の日記+ 17 × 時事社会&評論・自給自足》
いや、たしかにね、ことしは気のはやいセミがなき始めるのがえらく早くって。6月のなかばにヒグラシを聞いて、先週なんかクマゼミだったから。体のほうも夏を感じて、モロヘイヤだとかオクラだとか食べたくなったりしてたけど……台風の影響かこっちは機銃掃射のような雨なのに、関東梅雨明け。早っ。
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ほんまにほんまですよ。
こっちはもう、たたきつけるような雨音と、もう台風きたのか!? なう、みたいな風の音で目覚めたってのに。
子どももかわいそうに、5月から自転車登校はじまって以来、人生初めての土砂降り登校だったのに。
五百蔵も、歯医者に行くときちょうど雨がやんでいて、ついたらすぐまた土砂降りとすごい風になったってのに。
関東、6月なのに、もう梅雨明け。
史上最早。
しかも、今日は快晴、だとぉ!
ふだんは世間話もない静かな病院待合ですが、さすがにニュースが流れた瞬間「はぁ!?」ってなったらしくて、となりにすわってたおばあちゃんに話しかけられてしまいました。
そのとき、歯医者の外ではすごい風になってて、植木が斜めでした\(^o^)/
帰りも幸いなことに、雨が切れていたので合羽はいりませんでした。
ですが、昼過ぎからまた雨も風もひどくなってきて、台風7号、まだ沖縄にも来てないって、まじか?、って感じです。
雨のひどさも風の強さも、感覚としては、「おい台風さん、もう沖縄すぎて九州ねらってるだろ?」ぐらいの位置にまで来ている感じです。
正直言って、本土まで来たら、もんのすごい猛烈なんじゃないか( ;∀;)、って思います。
・◇・◇・◇・
それにしても、関東梅雨明けで快晴と聞いたとたんに、ああ、都会と地方で感覚が噛み合わなくっても当たり前やなぁ……って、つくづく思い知りました。
だって、台風なんて、まず沖縄直撃です。
それから、九州、四国、紀伊半島は鉄板。
なのに、中央のニュースなんて、冷静なものです。
そして、たまーに関東に接近しそうになるととたんにあわてふためきだす。
おいおい、コッチのほうは、もう通過しましたよ!
コッチが大変だったときからあわててほしいかったんですけどねぇ!
と、イヤミをいいながら、いつもそのあわてぶりを見ています。
人間は結局、目の前のことしかわからないから、自分のあたまの上が青空だったら、すべての人が青空のような気がするし、土砂降りだったら、いたるところが土砂降りのような気がする。
沖縄の在日米軍基地の問題が噛み合わないのも、参議院の合区の問題も、原発の問題も、「東京」の人にわからなくて当たり前。
そのうえ、いま、ちょっと合区のことでググったら、
「参院議員を送り出せなかった鳥取や高知にだって衆院の選挙区が2つずつある。」
という日経の記事を見つけて、泣きそうになりました。
ちょっとあんたら、「2つしかない」という発想はないんかい?
ていうか、どこまで田舎の議席を減らしたら気がすむわけ?
島根も鳥取も、高知も徳島も、海あり山あり、それぞれが多様な地域を抱え、山の奥の奥にぽつんとひとり住んでいるお年寄りなんかも居て。
水源になる山をひっそりと守りながら、行って帰るだけで何時間もかかる不便なところに住む人たちの、声無き声も国政に届ける。
本気でそれをやりきろうとしたら、どれだけ大変なことか。
自民の金城湯池で、自民に有利な合区解消だからだめ、みたいな論調でしたがが、じゃあ、共産党の牙城だったら合区解消に賛成してくれるのかな?なんてイジワルなことも考えてしまいます。
いや、そもそも、衆議院が中選挙区制の時代は、主要政党からまんべんなく議員を出してました。
それは県民の誇りでした。
小選挙区制になったせいでそのバランスが崩れ去ったのが真相です。
そのことがわが県民にとってどれだけ悔しかったか、記事を書いたあなた達はご存知ではないでしょう。
・◇・◇・◇・
何が言いたいかって?
うかつに口を開く前に、まずはそこに住んでみなさい、ということ。
それが無理なら、住んでるつもりになって、住んでる人の心の中に入って、その人の目から何が見えるか、まずは確かめなさい、ということ。
私たち、地方の人間は、とくに過疎地に住む人間は、
「東京でいちばん美味い店? まず飛行場へ1時間かけて行って、東京行きの飛行機に乗るところから、ですかね」
「コストコ無いし、イケアも無いし、関係ないし」
「東京にとったら私たちは同じ日本ではない」
「東京にとっての日本は関東と大都市だけ」
TVや雑誌やインスタ映えのSNSを見ながら、
毎日そんな疎外を、うっすらと感じながら生活しているということを、知っておいたほうがいい。
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さすがにキツイこと書いたなぁ……と思ったので、追伸。
そうは言っても、私らも沖縄の台風のことって、あんまりきちんと意識できてないんですよね。
だから、中央で作るニュースが、例えば沖縄に台風が近づいたら、真摯に沖縄のことを心配して、安全と防災を呼びかける、そんなふうに変わるだけで、いろんなことがもっと違ってくるのではないかと思っています。
その呼びかけを当事者として聞くのはもちろん、傍観者として聞いたとしても、真摯に住民の安全を願うニュースならば、視聴者のあいだにあたたかい絆を作っていけると思うのです。
いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。