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語り場(仮) をする目的

つらぬき楽園では、子どもたちとの対話やディスカッションの時間を大事にします。

そのできごとの真意はなんだろう?そこから自分は何をどう考えるのか?他の人の意見はどうなのか?

社会のつながりの中で、コミュニケーションは不可欠。

でも、コミュニケーションエラーは頻発する。

状況を正しく理解することや、ほかの意見を受け止めることと受け入れること、自分の頭が動くこと。そこから出会う、真の思いやこたえ。

そんな大切な基盤を、日常的な会話の中で子ども時代から育むことが目的です。

対話は、感性Artメソッドの考え方やコミュニケーションスキルを活用しながら、つらぬき母さんこと かとうじゅんこが その場を伴走します。

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さて、プレつらぬき楽園 「ツーブロック校則問題」を語り場!

息子との語り場の一部をご紹介。

つらぬき母さん(以後J)「K(弟)の髪型はツーブロックだけど、学校によってはこの髪型じゃ登校できないところがあるらしいよ」

兄(A) 「え?どういうこと?意味がちょっとわからない」 目を丸くして動きが止まる兄。

弟(K)「どてー!なんでだーい!」ケラケラと明るくつっこむ弟。

J「学校によっては、ツーブロックはだめですよーって決まってるんだって。昔は、男の子は坊主、女の子は二つ結びや三つ編みじゃないとだめだよーとかよくあったんだよ。でさ、ちょっと前に、ツーブロック禁止っていう校則が話題になってね」

A「えー!なんで?なんでなんで?意味がわかんない。理由は?」

J「Aがもし校長先生だとしたら、どういう気持ちでそんな校則作る?」

A「うーーーーーーーん。。。。。髪の毛は、、怪我から頭を守ってくれることがあるから、短すぎる部分は守りが弱くなって危険だから?」じっくり考えて絞り出したA。

J「なるほど。じゃあ、校則にしてやっぱりツーブロック禁止にする?」

A「え、しないよ!それはなんか違う。禁止、とかまでしないでしょ!」

J「そうなんだ。話題になったニュースではね、ツーブロックの見た目が、事件や事故に遭いやすいから、って意見があったよ」

A「見た目?どういう見た目?」

J「うーんとね、わかりやすく言うと、、チャラっぽくみえて、こわい人に絡まれたりするんじゃないかって心配してるってことかなー」

A「えーそうなの?スポーツ選手がよくしてるし、運動得意そうだなーかっこいいなーってイメージなんだけど。事件に巻き込まれたことがないからわかんないな」

J「ツーブロックだから事件に遭ったっていう事例は今まで特にないらしいよ」

A「うーん。。。。。なんかさ! 浅いんだよ!髪の毛がそうだから事件に巻き込まれるとか、すーぐそうやって結びつけて«禁止»ってさ。その考えのほうがなんかチャラい!」

ちょっと力が入る息子。9歳のリアル感想。


大切なのは、そこから自分はどんな思いがしたのか、気付いたことがあったのか。良し悪しや批判的なゴールに向かわない伴走を大切に。


こんな風に、何気ない会話から育まれることを大切にしていきます。


今は私と長男、たまに次男の3人。

子ども同士の対話になるような、仲間が増えるといいな^^

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