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中間発表:十和田の人、場所、想いをめぐるバスツアーの企画書



この記事は、滞在型地域課題解決プロジェクト『横から交差点』の中間報告会で行った「子どもの選択肢を広めるために大人が学べる社会塾を作ろう!」の報告内容の記事になります。
2月4日の最終報告会に向けてどんな方向に進んでいるのかが分かる発表となりましたのでぜひ最後まで閲覧頂けると嬉しいです!


ここまでのプロジェクトの概要

十和田で行った滞在型地域課題プロジェクトに県内大学生1人、県外大学生2人が夏休み期間のうち5日間を利用して参加しました!
この夏休みの5日間ではオフラインで直接集まってアイデア出しまで行い、
プロジェクトとしてはその後オンラインにて企画書作成までを行いますが、今回、夏休みの5日間で固めた企画の方針を発表する中間報告会を実施しました。
この記事ではそこで発表された内容をまとめました。

▼ プロジェクト立案までのストーリーが気になる方はこちら


企画内容

十和田市で事業所を周り事業者から事業や街への想いを対話を通して学ぶバスツアーを提案します。

このチームは企画を考えるにあたって沢山の事業者に会い相談や対話を繰り返してきました。
そこでは相談だけでなく、どの事業者も事業や十和田市への想いを語ってくださり、その想いが反映された事業所を紹介しリアルな空気感にも触れることができ、それらに深い感銘を受け十和田市に対する魅力と可能性を感じました。

そしてこの話しを聞く体験そのものが社会を学ぶことになっていることに気づき、これを様々な方に体験してもらいたいと思い、今回の企画にすることになりました。

また、企画のテーマを考える際には『自分達のやりたいこと × 社会課題』というものを大事にしてきました。その組み合わせにおいても色々な意見を出し合っておりバスツアーを実施することで納得行くものになりました。


課題感

1.人生の選択肢を増やすための様々な仕事や、働き方を知る場が少ない

若者における地域移動の懸念点は求人や働き口といった雇用関係が多くを占めています。

現状、地方では働ける場所が無いという意識からこのアンケート結果に繋がったと思いますがチームBの活動では多くの事業者の方に会うことができ、感じたことがあります。

「見つかっていない素敵な会社ばかりで働ける場所まだまだあるじゃん。」

今回プランナーの方が行ったような事業者の方々を知る機会があれば、就職先も見つけることが出来ます。

また、雇用側としても若者人材の雇用促進に繋がると考えバスツアーで認知可能な機会をつくりたいと考えました。

2.十和田の魅力があまり知られてない

十和田市の魅力は沢山ありますが、この地に足を踏み入れて人と出会ってこそ感じられる十和田ならではの最大限の魅力がそこには溢れるほどありました。

お店や景色は勿論、地域の方々の十和田に対する想いは出会わないと感じられない。

言わば、"アクティブな観光客" から "地域に関わる方” にしか伝えられない場所にあると感じました。

そういった意味でも表面上だけでない また違った側面の【魅力があまり知られていない】を課題設定させて頂きました。

魅力を見て回ることにより大人は十和田市を誇れるようになり、子供はその魅力に触れて定住やUターンの意識醸成が期待できると考えます。


期待すること

【1】 自分の地域を誇れる十和田市にする

地域住民の方と接していく中で
「十和田市の魅力は?」と聞くと
「十和田はなにもない」という返答が来ることが多々有りました。

地元愛は皆さん持ち合わせながら、十和田市の魅力を語らないことに対して疑問を抱きました。
魅力はあるけれどもコレと行った決め手が無いと思ってしまい恥ずかしさからか多くは語らない。

この課題に対してチームBはアクションしたいと考えています。
十和田で活動されている事業者の方は十和田愛を惜しげもなく語ってくださいます。

事業者の方だけではなく、一般の方にも熱量を伝播させて皆で【誇れる十和田】にしていきたいです。

【2】体験した子供が好奇心を持つ仕事を見つける

チームBが子供の参加で期待することは両者の相乗効果だけではありません。
このバスツアーを通して【人生の選択肢】を広げるような好奇心が湧く仕事・想い・場所・人 と出会って欲しい。

それがバスツアーの狙いであり、当初からのゴールになっているからです。

3】バスツアーに関わる全ての方に価値提供をする

数ある事業やイベントの中からわざわざ選んで来てくださった方、時間を作って関わってくださった方には最大限の価値提供をしてお返しがしたい。

はなしのネタ / 雇用機会 / 認知拡大 / 自由研究 / インターン応募 どんな方にも価値を生める可能性はあります。

その価値を見える化して企画の中に落としこむ。それが運営する上での注意点であり必須条件だと考えます。


発表者の感想

個人的には、3時まで資料を作ったのが印象的でした笑笑
いい雰囲気があって、いいメンバーがいたからこそ、根気強くがんばれたと思います。(1日だけ朝までやるのは根気強くと言うのかというのはわからないですけど笑)中間報告会も質問が来て、興味を持ってくださってるのが嬉しかったです。

報告会の後、「十和田の未来が明るく感じた」というようなメッセージを参加者から受け取り、自分たちの発表したものがかなり心に響いてくれていたことにとても嬉しさを感じました。

大学の授業内でも行うプレゼンは何回か行いましたが、自分たちの発表を聞いてる人は0に等しいです。なので今回中間報告会でプレゼンを行い、聞く方の空気に緊張感が走ると同時にやりがいのようなものを感じることが出来ました。

今までの過程を共有したくても自分たちの活動に興味を持たれないと何も生まれない。そんな中で十和田に興味を持っている方は皆さん優しくて喋りやすい空間にして頂きました。今回の自分たちの企画に興味を持ってくださった方もいらっしゃって自信につながると同時に十和田市に興味を持っている方々と繋がることが出来る事に驚きを感じました。

今回、中間報告会に参加して本当に良かったです。適度な緊張感と人とのつながり、自分たちの企画案への軽い講評。学校でも経験できない事ばかりだったのでどんどん普及していきたいです。


地域課題解決に向けた今後の動き
今回の中間報告会の動きを経て、さらに企画を煮詰めていきます!

最終報告会ではアイディアを提案書として確定させたものをプランナーの皆さんに発表して頂ける集大成のイベントとなっております。

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コーディネーター
(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
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▼ もう1チームの中間発表「空き家を活用した高校生クラフトショップ(仮)の企画書」もご覧ください!

▼ 【横から交差点】シリーズ記事はこちら


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ライター
㈱ビーコーズ|三部 暖(みべ はんと)
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編集
(株)ビーコーズ|村岡 将利(むらおか しょうり)
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(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
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