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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#コーチングスキル

承認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフをよく観察している

コーチングスキルの承認。 「まず相手の存在を認め、さらに相手に現れている変化や違い、成果や成長にいち早く気づき、それを言語化して相手に伝えること」です。 〜〜〜 承認するために最も必要なのは、 「相手をよく観察する」 と言うこと。 相手をよく観察しないで、承認をしてしまうと、相手は、 「あれ?!なんか、全然、私のこと普段見ていないんじゃない?!」 と逆に不信感を感じてしまうこともあるし、そもそも、承認の言葉が出ないこともある。 〜〜〜 普段から、相手を観察

フィードバックできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは成長をサポートできる

コーチングスキルのフィードバック。 〜〜〜 スタッフの成長をサポートする上でも、フィードバックがうまく機能することは大切。 フィードバックする上で、いくつか重要なポイントがあるけど、本日は、3つを紹介。 〜〜〜 ①フィードバックを受け取る練習をする フィードバックが上手になりたいなら、自分自身がフィードバックを積極的に受けて、 「あぁ、フィードバックを受けると、このような感覚になるのかぁ。成長に繋がるなぁ。」 という体験があると、自然と人にもフィードバックでき

ペーシングできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは安心感を与える

コーチングスキルに、ペーシング(pacing)がある。 ペーシングとは、要約すると、 「相手に合わせてコミュニケーションをとるスキルのこと。」 〜〜〜 相手に合わせてコミュニケーションをとる。 例えば、 相手が笑えば、こちらも笑う。 相手が視線を合わせてくれば、こちらも視線を合わせる。 相手が身振り手振りをすれば、こちらも身振り手振りをする。 相手が早く話してくれば、こちらも早く話す。 〜〜〜 そうして、相手にペースを合わせることによって、相手は、心地良

傾聴してもらった経験がある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは傾聴できる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 リーダーとして、スタッフの話を聴くことが大事なのは誰もが感じていること。 〜〜〜 傾聴する上で、私がコーチとして意識しているのが、 ・「。」まで聴く ・目線の高さを合わせて聴く ・言葉以外の非言語の部分も聴く ということ。 傾聴することにより、スタッフは、話を聞いてもらって嬉しいことはもちろん、何より、存在を認めてもらえる、つまり、承認されたとも同時に思える。 このことからも、傾聴が、いか

「今」を意識できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは「過去」を問い詰めない

何かミスが生じてしまった時に、 「なんで、出来なかったの?」 このような確認を行うことは多い。 そうすると、スタッフは、 「でも、、、」 「だって、、、」 と答えることが多い。 なぜなら、過去の 「できない(できなかった)理由」 を聞いているから。 これらは、ある種の、防御反応に近い。 〜〜〜 この問いを、 「今、どうすれば良いかな?」 と、時間軸を今にすることにより、 「できる理由」 にフォーカスできるので、 「自分は、○○したい。」 「

名前を呼んで挨拶する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは雰囲気を明るくする

コーチングスキルの承認。 承認には、3つの種類がある。 〜〜〜 今回のタイトルにもある、名前を呼ぶことは、どの承認だと思いますか? そう、存在承認。 名前を呼ぶということは、 「あなたが、そこにいることを認めているよ」 になる。 この逆のことが、 無関心、無視になる。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフから信頼を得て、場を良い雰囲気にしている人を観察していると、 「○○さん、おはよう!」 と、名前を呼んで挨拶している。 「おはよう!」 でも、良いけ

抽象的な問いを置ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

仕事の場面だと、業務を行う枠組みの中で、具体的な問い、 例えば、5W2Hを用いたりして、行動を促したりする。 もちろん、これは、仕事を進める中で大事なこと。 〜〜〜 ただ、そのような問いが一辺倒になると、常に緊張感が高くなってしまう。 そのような時に、有効になってくるのが、敢えて抽象度が高い問い。 「○○さんは、これから、どんなキャリアを積みたいの?」 「○○さんは、どんな風にありたいの?」 「○○さんは、人生で何を成し遂げたいの?」 このような問いは、すぐ

【チームビルディングをコミュニケーションスキルの傾聴と承認から考える】多摩市で医療介護福祉サービスを展開している訪問看護部門での研修実施報告

5月10日の午前中は、東京都多摩市で、「日常生活の景色を多様にする」というビジョンを掲げて、 医療介護福祉のサービスを展開している合同会社ライフイズの訪問部門の、訪問看護リハビリステーションラフさまの、 スタッフ、総勢24名(看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、事務)の方々向けに、コミュニケーションに関する研修を行ってきました。 代表の影近さんから、声をかけていただき、午前半日の会社研修の最後のパートを任せていただき、 参加された皆さまと、楽しい90分を過ごし

聞き上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーがさらに聞き上手になるために必要なこと

スタッフの多くは、 「リーダーに話を聞いて欲しい。」 と思っている。 話を聞く=存在承認 とも言える。 逆を言うと、スタッフが一番辛くなるのは、 「リーダーが話を聞いてくれない」 話を聞かない=無視 〜〜〜 話をしっかり聞けているリーダーにとっては、上記のことは当たり前なので、 さらに、ワンランク上の、リーダーを目指すなら、 スタッフの言葉だけでなく、非言語の部分、つまり、 など、視覚、聴覚の感覚も研ぎ澄ませ、そのことをフィードバックすると、さらに、ス

自分を認めている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフを認めることもできる

自己理解、他者理解、多様性、よく聞く言葉。 傾聴、承認、フィードバック、これらの言葉も、リーダーとしてマネジメントに関して調べていくと、よく聞く言葉。 私も、2016年からマネジメントスキルの一環としてコーチングを学ぶ中で、 上記の言葉には、たくさん触れてきた。 〜〜〜 当初、思っていたのが、 「他者理解をすれば、いいんでしょ。」 「多様性を理解すれば、大丈夫でしょ。」 「とりあえず、傾聴すれば。」 「まずは、承認しておこう。」 と、まずは、スキルを使おう

多角的に物事をみれる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの視野を広げるサポートができる

私は、ハナミズキが咲き始めるこの季節になると、いつも思い出すエピソードがある。 それは、もう、10年ぐらい前に、とある人の自宅に伺っていて、 「山田さん、ちょっと、こっち(2階へ上がる階段を指差して)に来てよ。」 と声をかけていただく。 〜〜〜 階段を上がり、2階に行き、その方は、次に窓を指差して、 「ハナミズキを見てごらん。」 と続ける。 そうすると、道沿いに満開に咲いたハナミズキが見えた。 あまりの綺麗さに、 「うわぁ〜、凄い綺麗ですね!」 と、私が

仕事を任せられる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは承認するチャンスを掴んでいる

コーチングスキルに承認がある。 承認は、かなりシンプルに言うと、 「相手を認める」 こと。 承認には、3つの種類があり、 この3つをバランスよく使えると、いわゆる承認上手になる。 〜〜〜 承認と言うと、褒めるのイメージが強いけど、実は、仕事場面で考えると、 「仕事を任せる」 ことも、承認になる。 先ほどの3つの中で考えると、 「存在承認」 になる。 要は、相手を信頼していて、その存在を認めているから、仕事を任すということ。 〜〜〜 そして、仕事を

スタッフの頭の中を整理できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは事実と解釈を分けられる

「コップに水が半分入っている」 という事実に対して、自分がどんな解釈をするか? 「半分も入っている。」 「半分しかない。」 どちらが正解、不正解ではない。 あくまでも、自分が、そう解釈しただけ。 物事の解釈のフレームを変えることを、コーチングスキルのリフレーミングという。 リフレーミングについての言語化↓ 〜〜〜 リーダーとして、このリフレーミングのスキルを使うと、スタッフの可能性を広げることができる。 その時に、 事実→解釈→行動→結果 というフレー

存在を承認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーがひと手間かけて行なっていること

存在を承認することの反対は、 「無関心」。 承認と聞くと、 「褒める」 のイメージが強く、 「そんなに何でもかんでも、褒められないよ。」 そのような理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーの声をよく聞く。 〜〜〜 「無関心」 の反対は、 「関心」 つまり、 「関心」 を持つということは、その人の存在を認めていることにも繋がる。 そして、 「関心」 を持ってスタッフに接すると、不思議と、 「褒める」 ところも見つかる。 〜〜〜 「あら