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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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#言語化コーチ

スタッフの話を聞けるようになりたい理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーこそ、「人に話を聞いてもらう」体験を重ねよう

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーの方とお話をしていると、多く聞くのが、 「スタッフたちの話を聞くのが、私たちの一番の仕事ですから。」 ということ。 もちろん、この想いは本当だと思うし、私自身もリーダーとして大事にしていること。 〜〜〜 私は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーに、コーチという立場でコーチングセッションを提供しているのだけど、そこで多く聞こえる声として、 「いやぁ、普段は、話を聞くことばかりなので、こうやって、自分のことを話すっ

プロコーチが、人の話をきく「傾聴」で意識する2つのスキル

人の話をきく、「傾聴」。 耳を傾けるように、きく。 この意味合いだけで見ると、 「言葉を聴く」 そんなイメージを強く持つ人が多いと思うけど、実は、それは、傾聴の一つの側面。 〜〜〜 傾聴のもう一つの側面。 、、、それは、 「人の言葉になっていない部分を、きく」 ということ。 「えっ?!言葉になっていない部分をきく?! テレパシー?!」 と思われるかもだけど、確かにテレパシーするかのように、人の本当の気持ちが分かると、良いかもだけど、そうではなくて、

できる理由を探せるようになるのが、コーチングセッションの効果の一つ

コーチングセッションを受ける効果の一つに、私は、 「できる理由を探せるようになる」 があると思っている。 〜〜〜 できる理由の反対は、できない理由。 人は(私も😆)、ついつい、できない理由にフォーカスしやすい。 人は、どうやら、安全な場所が居心地が良いと、当然出たくなくなる。 防衛反応みたいなモノとも言える。 そう考えると、できない→やらない→変化しない→安心 みたいな構造がある。 〜〜〜 だけど、何か自分が進化、成長したい時には、このできない理由ではな

コップの水の量から、仕事の余白と、新しい出会いを考える〜コーチングスキルのリフレーミング〜

水がたっぷりのコップには、いくら注いでも、水が溢れちゃう。 この状態って、仕事の場面だと、 「いやぁ〜、毎日毎日忙しい!でも、新しいこともやりたいし!でも、やっても、なんかミスが多いし、集中できない!でもでも、新しいことはやりたいんです!」 みたいな感じ。 〜〜〜 こう言った場合、コップの水に話を戻すと、 水をどこかに移すとか、場合によっては、一部を返すと、コップに余裕が出て、新たな水を注ぐことができる。 これって、仕事も一緒。 新たなこと、本当に自分のやりた

質問の意図を明確にして、相手、そして自分と関わる〜コーチの技〜

最近、とある方のお話を聞いていて、 「意図を明確にする」 ことの大切さを、改めて認識した。 〜〜〜 コーチングスキルの代表例として、 「質問」 があり、質問も、いくつかに分かれるのだけど、 その中で、 クローズドクエスチョン→YES、NOで答えられるもの オープンクエスチョン→YES、NOで答えられるもの がある。 〜〜〜 こちらに関して、クローズドクエスチョンが良いとか、オープンクエスチョンが良いなどの話をしたいのではなく、 相手との対話の中で、質

【チーム医療とコーチングの親和性】2024年度医療コーチング研修会にサポートコーチとして参加して

2月3日~4日は、2024年度医療コーチング研修会に、サポートコーチとして参加いたしました。 私自身、サポートコーチとして関わらせていただくのは、今回で4回目になります。 コーチ×理学療法士の私にとり、1年に1回、同じ医療従事者の方と、コーチングを一緒に学べる、とても大切な時間です。 特に、今年は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方が、例年より多く参加されていて、嬉しかったですし、 他の医療介護関係の多職種の方ともご一緒できて、チーム医療において、コーチングが大き

「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」〜フィードバックのお話し〜

今回のタイトル、 「あなたは、自分の背中を見ることができますか?」 これだけだと、 「えっ?!何の話?」 となるよね(笑) なので、副題に、 「フィードバックのお話し」 と入れたのだけど、余計分からなくなるという説も(笑) 〜〜〜 コーチングスキルのフィードバックは、目標目的から、どのぐらい自分がずれているかの、あくまでも事実を伝えてもらうというのが、もともとの意味。 その意味で言うと、タイトルに関しての伏線を回収していくなら、 ある人は、パリや、ミラノ

「印象で話を進めるのには、限界がある。」〜数値化するかこそ、分かること〜

同じ組織で働いていても、例えば、あるイベントの申込者数が12名だとしても、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて〜。」 「そぉ?こないだは、大勢来ていたよ。」 「まぁ、あまり前と変わらないんじゃない?!」 「半年前よりは、増えているはず。」 人それぞれの印象を持っていることが多い。 〜〜〜 こう言った時は、やはり、目に見える事実、数字を出すことが有効。 先ほどの例で、条件として、平均申込者数10名だとしたら、 「いゃぁ、最近、なんか申込の数が減っていて

やり方とあり方のバランスが取れるようになる〜コーチングセッションの効果〜

やり方 doingと、あり方 being。 私は、コーチングセッションを受け始めて、自分が、かなり、やり方にバランスが傾きやすい傾向にあることに気がついた。 この辺りは、先日、「主語を自分に。」でも言語化したことに近い。 〜〜〜 あり方 beingは、主語が自分になりやすくて、 「私は、○○とありたい。」 となり、やり方 doingは、 「私は、○○をしたい。」 と、あり方とそんなに変わらないと思うかも知れないけど、実は、その前に、 「上司がこう言っているの

コーチングセッションで、「主語を自分」にすることの効果

「コーチングセッションを受けると、どんな効果がありますか?」 コーチという仕事をしていると、よくいただく質問の一つ。 そんな時に、私がお伝えすることが多いのが、 「コーチングセッションを受けると、主語が自分になりやすくなります。」 ということ。 〜〜〜 「主語が自分?! 当たり前じゃないの?!」 そんな声も聞こえてきそうだけど、人は意外と話す時に、 「あの人が、こう言っていた。」 「上司がこう言っているので。」 「親が言ってきたので。」 「妻に言われて

対話において、話す熱量が上がったことを見逃さない〜コーチの視点〜

コーチングセッションでの対話において、それまで、淡々と話をしていたクライアントの方が、 ふとしたことをきっかけに、一気に熱量が上がり、早口になったり、身振り手振りが大きくなったり、声のトーンが上がったり、声が大きくなったり、身を乗り出してきたり、 そんな瞬間ってあるんだよね。 〜〜〜 コーチをしていて、こういったクライアントの方の、話している内容は勿論だけど、非言語の声、表情、しぐさ、ジェスチャーなどの変化にはアンテナを張るようにしている。 「今、一気に声のトーンが

【多職種連携におけるコミュニケーションについて】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けの病院リハ科での研修実施報告📝

1月17日は、神奈川県相模原市にある、医療法人財団 愛慈会 相和病院のリハビリテーション科で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務員の方々向けに、 「多職種連携におけるコミュニケーション」について、臨床業務前の貴重な1時間を使わせていただき、研修を行ってきました。 相和病院のホームページは↓ 今回の研修、全3回行うことになっており、1月17日はその第1回目ということで、 ・コミュニケーションの概要 ・コミュニケーションにおける非言語的情報の重要性 ・コミュニケーシ

クライアントとの交差点を探す〜コーチとして大切にしているマインド〜

「交差点を探す。」 ここ最近、私が、強く意識していること。 コーチングセッションを提供する際に、クライアントのニーズを確認することは、とても大事。 そして、提供できることを、伝えることも大事。 〜〜〜 その意味で、コーチングセッションにおいて、クライアントとコーチの 「交差点」 を探す。 このことは、コーチングの三大原則の一つ、 「双方向性」 にも通じることなんだよね。 〜〜〜 そして、このことは、コーチングセッションだけに限らず、人との関係性をつくる

複雑なことを複雑なままに伝えずに、シンプルに伝えることが大切〜コーチの気づき💡〜

先日、とある分野の超一流の方のお話しを直接聞く機会に恵まれた。 その時に、仰っていて、とても印象に残っているのが、 「複雑なことを、伝統みたいな言葉で濁さず、 シンプルに誰にでも分かりやすく伝えるのが、 本当の意味でのプロフェッショナルなのだと思います。」 ということ。 、、、妙に、刺さった。 うん、かなり刺さったというか、耳が痛かった。 〜〜〜 と言うのも、その方のお話しを聞く前日に、人前で話をする機会をいただき、私自身がプレゼンをしたからなんだよね。