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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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2024年5月の記事一覧

傾聴してもらった経験がある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは傾聴できる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 リーダーとして、スタッフの話を聴くことが大事なのは誰もが感じていること。 〜〜〜 傾聴する上で、私がコーチとして意識しているのが、 ・「。」まで聴く ・目線の高さを合わせて聴く ・言葉以外の非言語の部分も聴く ということ。 傾聴することにより、スタッフは、話を聞いてもらって嬉しいことはもちろん、何より、存在を認めてもらえる、つまり、承認されたとも同時に思える。 このことからも、傾聴が、いか

「今」を意識できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは「過去」を問い詰めない

何かミスが生じてしまった時に、 「なんで、出来なかったの?」 このような確認を行うことは多い。 そうすると、スタッフは、 「でも、、、」 「だって、、、」 と答えることが多い。 なぜなら、過去の 「できない(できなかった)理由」 を聞いているから。 これらは、ある種の、防御反応に近い。 〜〜〜 この問いを、 「今、どうすれば良いかな?」 と、時間軸を今にすることにより、 「できる理由」 にフォーカスできるので、 「自分は、○○したい。」 「

名前を呼んで挨拶する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは雰囲気を明るくする

コーチングスキルの承認。 承認には、3つの種類がある。 〜〜〜 今回のタイトルにもある、名前を呼ぶことは、どの承認だと思いますか? そう、存在承認。 名前を呼ぶということは、 「あなたが、そこにいることを認めているよ」 になる。 この逆のことが、 無関心、無視になる。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフから信頼を得て、場を良い雰囲気にしている人を観察していると、 「○○さん、おはよう!」 と、名前を呼んで挨拶している。 「おはよう!」 でも、良いけ

抽象的な問いを置ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

仕事の場面だと、業務を行う枠組みの中で、具体的な問い、 例えば、5W2Hを用いたりして、行動を促したりする。 もちろん、これは、仕事を進める中で大事なこと。 〜〜〜 ただ、そのような問いが一辺倒になると、常に緊張感が高くなってしまう。 そのような時に、有効になってくるのが、敢えて抽象度が高い問い。 「○○さんは、これから、どんなキャリアを積みたいの?」 「○○さんは、どんな風にありたいの?」 「○○さんは、人生で何を成し遂げたいの?」 このような問いは、すぐ

【チームビルディングをコミュニケーションスキルの傾聴と承認から考える】多摩市で医療介護福祉サービスを展開している訪問看護部門での研修実施報告

5月10日の午前中は、東京都多摩市で、「日常生活の景色を多様にする」というビジョンを掲げて、 医療介護福祉のサービスを展開している合同会社ライフイズの訪問部門の、訪問看護リハビリステーションラフさまの、 スタッフ、総勢24名(看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、事務)の方々向けに、コミュニケーションに関する研修を行ってきました。 代表の影近さんから、声をかけていただき、午前半日の会社研修の最後のパートを任せていただき、 参加された皆さまと、楽しい90分を過ごし

背中を押すタイミングが良い理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフを成長させる

スタッフが成長する時の多くは、 「スタッフにとって、少しレベルの上のことにチャレンジして、成功する」 いわゆる、成功体験を積む場合に生じやすい。 「ちょっと難しいかな。。。」 そんな時に、リーダーが、スタッフにどのような関わりをするかがポイントになってくる。 〜〜〜 スタッフの成長を促すのが上手なリーダーを観察していると、 「背中を推すタイミングが絶妙」 例えて言うなら、私には子どもが3人いて、公園に行くと、ブランコに乗るのを手伝っている時に、 「あの背中を

言葉は言い慣れるまで根気強く言い続けると、馴染んでくる【プロコーチの視点👀】

「あなたらしさって、何ですか?」 このような問い、私は、コーチングと出会う前、使ったことがなかったし、 仮に使ったとしても、なんだか恥ずかしくて、ボソボソ話したり、 言った後に、「急に変なこと、聞いてすみません」 と、悪くもないのに謝ったりしていたと思う。 〜〜〜 2016年とコーチングと出会い、上記のような問いを、繰り返し繰り返し、さまざまな場面で、さまざまな人に行うと、自然な感じで、 「あなたらしさって、何ですか?」 が出るようになっている。 コーチング

聞き上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーがさらに聞き上手になるために必要なこと

スタッフの多くは、 「リーダーに話を聞いて欲しい。」 と思っている。 話を聞く=存在承認 とも言える。 逆を言うと、スタッフが一番辛くなるのは、 「リーダーが話を聞いてくれない」 話を聞かない=無視 〜〜〜 話をしっかり聞けているリーダーにとっては、上記のことは当たり前なので、 さらに、ワンランク上の、リーダーを目指すなら、 スタッフの言葉だけでなく、非言語の部分、つまり、 など、視覚、聴覚の感覚も研ぎ澄ませ、そのことをフィードバックすると、さらに、ス

余裕のある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはコミュニケーションを先手で行なっている

働いていると、 「報連相は大切」 と、よく聞くフレーズ。 「いやぁ、スタッフの報連相が、まだまだ不十分で。 何度も言っているのだけどね。」 というリーダーの声もよく聞く。 〜〜〜 「報連相」 はスタッフだけがするものなのか。 どうだろう? 私は、 「報連相」 は、リーダーからも、スタッフからも、必要だと考えている。 と言うのも、根本は、報連相は、コミニュケーションの一つだから。 〜〜〜 その前提で考えると、コミニュケーションで、私はある法則を大切

「どこに座る?」の一言から1on1を始める理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは主体性を促せる

コーチングマインドの一つに、 「相手の主体性を促す」 がある。 主体性が本当の意味で促される時は、 「自分で選択している」 のが基本となる。 〜〜〜 つまり、人は、他の人に決められて動き、何かうまく行かなかったときに、どうしても、 「あの人に言われたから。。。」 と他責になりがち。 逆に、自分で決めた時は、 「まぁ、自分で言ったしな。」 と、自分ごととしてと落とし込める。 〜〜〜 例えば、対面で行うセッションの場合、座る位置なども、まずは、クライア

コミニュケーションが上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは選択を促している

人が、 「よしっ、やろう!」 と思えるときは、どんな場面? 一つは、 「自分で、物事の選択をしたとき」 がある。 〜〜〜 ただ、スタッフ、特に新人と関わる時は、いきなり、 「さぁ、自分で決めて!」 と言うと、 「いやいや、決めるも何も、まだ、何もわからないんで。」 となるので、その場合は、リーダーからいくつか選択肢を伝えて、その中から選択をしてもらう必要がある。 中堅スタッフであれば、ある程度、その選択肢も自分で決めてもらう関わりも必要なので、この辺り