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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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2024年1月の記事一覧

やり方とあり方のバランスが取れるようになる〜コーチングセッションの効果〜

やり方 doingと、あり方 being。 私は、コーチングセッションを受け始めて、自分が、かなり、やり方にバランスが傾きやすい傾向にあることに気がついた。 この辺りは、先日、「主語を自分に。」でも言語化したことに近い。 〜〜〜 あり方 beingは、主語が自分になりやすくて、 「私は、○○とありたい。」 となり、やり方 doingは、 「私は、○○をしたい。」 と、あり方とそんなに変わらないと思うかも知れないけど、実は、その前に、 「上司がこう言っているの

コーチングセッションで、「主語を自分」にすることの効果

「コーチングセッションを受けると、どんな効果がありますか?」 コーチという仕事をしていると、よくいただく質問の一つ。 そんな時に、私がお伝えすることが多いのが、 「コーチングセッションを受けると、主語が自分になりやすくなります。」 ということ。 〜〜〜 「主語が自分?! 当たり前じゃないの?!」 そんな声も聞こえてきそうだけど、人は意外と話す時に、 「あの人が、こう言っていた。」 「上司がこう言っているので。」 「親が言ってきたので。」 「妻に言われて

対話において、話す熱量が上がったことを見逃さない〜コーチの視点〜

コーチングセッションでの対話において、それまで、淡々と話をしていたクライアントの方が、 ふとしたことをきっかけに、一気に熱量が上がり、早口になったり、身振り手振りが大きくなったり、声のトーンが上がったり、声が大きくなったり、身を乗り出してきたり、 そんな瞬間ってあるんだよね。 〜〜〜 コーチをしていて、こういったクライアントの方の、話している内容は勿論だけど、非言語の声、表情、しぐさ、ジェスチャーなどの変化にはアンテナを張るようにしている。 「今、一気に声のトーンが

【多職種連携におけるコミュニケーションについて】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けの病院リハ科での研修実施報告📝

1月17日は、神奈川県相模原市にある、医療法人財団 愛慈会 相和病院のリハビリテーション科で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・事務員の方々向けに、 「多職種連携におけるコミュニケーション」について、臨床業務前の貴重な1時間を使わせていただき、研修を行ってきました。 相和病院のホームページは↓ 今回の研修、全3回行うことになっており、1月17日はその第1回目ということで、 ・コミュニケーションの概要 ・コミュニケーションにおける非言語的情報の重要性 ・コミュニケーシ

クライアントとの交差点を探す〜コーチとして大切にしているマインド〜

「交差点を探す。」 ここ最近、私が、強く意識していること。 コーチングセッションを提供する際に、クライアントのニーズを確認することは、とても大事。 そして、提供できることを、伝えることも大事。 〜〜〜 その意味で、コーチングセッションにおいて、クライアントとコーチの 「交差点」 を探す。 このことは、コーチングの三大原則の一つ、 「双方向性」 にも通じることなんだよね。 〜〜〜 そして、このことは、コーチングセッションだけに限らず、人との関係性をつくる

複雑なことを複雑なままに伝えずに、シンプルに伝えることが大切〜コーチの気づき💡〜

先日、とある分野の超一流の方のお話しを直接聞く機会に恵まれた。 その時に、仰っていて、とても印象に残っているのが、 「複雑なことを、伝統みたいな言葉で濁さず、 シンプルに誰にでも分かりやすく伝えるのが、 本当の意味でのプロフェッショナルなのだと思います。」 ということ。 、、、妙に、刺さった。 うん、かなり刺さったというか、耳が痛かった。 〜〜〜 と言うのも、その方のお話しを聞く前日に、人前で話をする機会をいただき、私自身がプレゼンをしたからなんだよね。

一人ひとりのユニークさを大切にしていく〜コーチ×理学療法士の人を見る視点〜

人は一人ひとりのストーリー、物語を持っている。 この前提が、私はしっくりくる。 クリフトンストレングス®︎の中に個別化という資質があって、私は、この個別化は第5位。 個別化は、ざっくり言うと、人それぞれ違って、それぞれ強みを持っていることを自然と受け入れることができる、私も大好きな資質。 〜〜〜 一人ひとりのユニークさ。 いわゆる個性みたいなもので、ここに注目しながら、丁寧に対話をしていくと、 自然と、目の前の人が、自分の強みや才能に気づきやすくなる。 そうで

「対話を1回で終わらせない」対話を重ねていく意味

対話は、1回では終わらない。 むしろ、その1回が対話のスタートなんだよね。 「対話は大事。」 よく言われることだけど、 「この前、対話したから大丈夫!分かり合えた!」 となった場合、多くは、その本人はそう思っていても、相手からすると、??ということはある。 〜〜〜 組織において、スタッフからの要望などを聞くために対話を行うと、多く聞かれるのが、 「あぁ、○○さんとは、こないだ話したよ。だから、もう大丈夫。」 そんな声なんだけど、実は、そう思っているのは、役職

「人は忘れやすいから、継続できることは強みとなる」〜コーチングセッションを受けて継続力を身につける〜

人って、めちゃくちゃ忘れやすい生き物↓ ただ、忘れることを嘆いていても、状況は変わらないので、大切なことは、復習したりする、つまり、継続することなんだよね。 〜〜〜 コーチングを学び始めた時に、コーチングの三大原則があることを教わり、それは、 双方向性 多様性 そして、 継続性。 要は、コーチとして、クライアントに関わる時に、継続的に関わることが大切ということなんだけど、 これは、私が2016年から学び始めて、めちゃくちゃ実感していて、 イメージ的に、波を盛

「出来ていない」と思うことを、書き出したり、人に話してみることの効果〜コーチングセッションのクライアントからの声🗣️〜

先日、クライアント(理学療法士 自費整体院 院長)の方から、コーチングセッションを受けての変化ということで、このような感想をいただいた↓(SNSなどへの公開の許可をいただき掲載) 「出来ていないことを洗い出し、しっかりと認識できるようになってきている。 仕事等、やることがはっきりしやすくなり、行動がしやすくなっている。」 ちなみに、この方は、コーチングセッションを受ける前は↓ 「出来ていないことが整理、認識出来ていなかった。 出来ていないことが認識出来ていないので、

神社で「お願い」をするのではなく、「宣言」してみる〜コーチの視点〜

2024年がスタートして、多くの方が初詣に出かけると思うけど、 私も、家族といつもの神社に初詣に行き、ふと、 「お願いではなく、宣言に変えてみよう☝️」 思い立ち、実践。 ちなみに、 「○○してください。」 が、お願いで、 「○○します。」 が、宣言と、ここでは定義。 〜〜〜 この辺りって、コーチングセッションにも近いところがあって、 コーチングセッションでは、基本、後者の宣言をマイコーチに行う。(もちろん、何かお願いごとをするときや、サポートを求めると

自分の言葉で、自分のことを話す〜コーチングセッションの効果〜

今回のタイトル、 「自分の言葉で、自分のことを話す」 裏を返すと、 「人の言葉で、人のことを話す」 もちろん、この様な場面もあるけど、 コーチングセッションでは、できるだけ、前者な場面をつくりだせるように、コーチとして関わっている。 〜〜〜 日常的な会話や仕事場面では、目の前に相手がいるので、相手に合わせながら、使う言葉やリアクションなども変えていくのは、ある種、普通に起きること。 だけど、コーチングセッションのような守秘義務が守られ、安心安全な場では、そのよ