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ええ加減にさらせ、コラ!

アホ丸出しの喋りをスペースで展開して以来、酔狂な方々から「相談にのってほしい」という「え。新手の詐欺か?」としか思えないDMが来るようになってん。
けど、それが真面目な相談やったからビックリして白目を剥いたわ。アカンがな僕にマジな相談したら。多分僕は相談相手としては最悪やで。屈折して偏向して、自意識過剰やから、自分でもわけ分からん人間やからね。
まさかテレフォン人生相談の加藤諦三先生のような適切なアドバイスなどできるはずもなく、最初はお断りしようとも思ってん。
そやけど某掲示板で野良犬教会長と呼ばれた僕であっても「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」みたいな、一分の「タスケビト」としての矜持がまだ残ってたみたいなので、何人かにお話を聞かせていただきました。
その中に未信仰家庭から教会後継者に嫁いだ女性からの相談があってん。
話しを聴いて驚愕したわ。驚倒とゆーてもエエくらい。
夫である会長から日常的に受けるDVとモラハラの凄まじさ。そしてそれを受ける夫人の逃げ場の無い哀しみに、スマホを持つ手が震えるほどの怒りを覚えたよ。十二下りのおつとめの手を間違えると罵倒される。手の位置の高低も厳しく注意される。これだけなら、ままあることかも知れへんよ。
つとめに、手がぐにや/\するのは、心がぐにや/\して居るからや。一つ手の振り方間違ても、宜敷(よろしく)ない。このつとめで命の切換するのや。大切なつとめやで。
『稿本天理教教祖伝』95頁
とあるように、おつとめの手を間違えなくなることは会長夫人に限らず、信仰と教会に深く関わる者にとっては信仰的成長を表す一つの指標でもあるからね。なので夫である教会長が厳しく指導することもあるでしょう。
けど、それが暴力を伴うものであったとしたらどうやろ。
おつとめの手を間違えるとアザができるほどの暴力を受ける。
ようきづとめ、たすけづとめをつとめていて殴られるねんで。
単なるDVよりたちが悪い。暴行傷害罪が成立するといってもええ事例やけど、それを教祖はどう思っていらっしゃるんやろ。
日常生活の中でもDVはあるらしい。
会長夫妻である義父母は息子の肩を持つばかりで、知らんふりや。
夫人は「実家の親に相談すると心配するから」と何も伝えてないという。
そんな中でも、頼ってくれる信者さんがいるからと、歯を食いしばって耐えてきたらしい。泣けるわ。
孤立無援の中、数年間頑張ってきたわけやけど、いよいよ心の糸が切れそうになってる。当然やわな。
天理教を知らない女性が教会に嫁いだケースの結末としては最悪や。教祖が最も悲しむ姿なんちゃうん。果たして教祖はなんと仰るんやろか。
ハラスメント問題に詳しい知人に意見を仰ぎ、できる限りのアドバイスはしたけど、それですぐ解決するはずもない。ただただ苦しい胸の内を吐き出してもらい、それを聴くことしか僕にはできひん。もどかしさに奥歯噛みしめることしかね。
でも、もう彼女自身が決断するべき時が迫ってると思う。

天理教の女性。特に教会長に嫁いだ女性がモラハラや、時にはDVを受けているという事例はあまり表面化することがないよね。しかし確実に存在するねん。
表に出ないのは、この相談者のように女性がひたすらに耐えてきたからに過ぎないんちゃうの。
教会には不特定多数の信者さんや来客があるから、解放された空間と考えられがちやけど、それは訪問者がいる間のことであって、その方たちがいない教会は密室やねん。そこに住む人たちの在りようによっては、究極の密室たる牢獄と化してしまうねん。
上級や大教会は何も知らんらしい。相談をすれば夫である会長にばれてしまうという恐怖から、それもできひんらしいねん。
普通に考えれば離婚一択の状況やけど、その選択を躊躇する理由は彼女自身もわからんという、DVの典型的な例の一つやと思う。
読んで下さった方の中には、教会へ嫁いだということに「神さんからの何らかの思惑があったはず」と、考えはる方もいてると思う。
そうかも知れんよ。いや、その通りなんやろね。
でも暴力にさらされている今、それについてはこの場で書くつもりはあれへん。ていうか、今は考えることができひんわ。

教団の関係部署(そんなものは無いのかも知れないが)はいっぺんこうした実態も調査するべきだと思う。

結局、野良犬教会長の僕が言いたいことは
圧倒的に弱い立場の女性になにをしとんねん!ええ加減にさらせ、こら!
目え醒ませ、ボケ!
ということ。オチとしては下の下やけど、腹立ってるからね。ゴメンやで。
ほんまにこの会長、自分もいっぺんシバかれなあかん。

今日は怒りに震えながら書いたので、自分でもわけが分からん文書になってることは自覚してる。お見苦しいところをお見せしたけど、こうした実態があることを、一刻も早く皆さんに知ってもらいたかった。ということで治めてください。

ではまたいずれ。

追記 この記事を掲載した直後、この件に救いの手を差し伸べてくださった方がいる。専門知識をもち、DV問題で苦しむ女性を数多く救ってきた方だ。天理教の信仰もされており、教会の実情にも明るい女性である。不思議な手引きに感謝している。

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