note、はじめました。

BDS Japan Bulletin（掲示板）、新たなチームでスタートしてから3か月ほど経ちました。FacebookとTwitterで定期的にBDSキャンペーンやパレスチナのニュースを発信してきましたが、この度noteもはじめます。

こちらnoteでは、国内外のBDSキャンペーンやパレスチナ・BDSに関する呼びかけ企画について、また、時にはブログ風のストーリーをアップしていく予定です。パレスチナ関連の日々のニュースは、FacebookとTwitterをご覧ください。

BDS Japan Bulletin
Facebook: https://www.facebook.com/BDSjapan
Twitter: https://twitter.com/BDSjapan

現在、SNSは4名のチームメンバーで分担して情報をお届けしています。フォローやいいね！どんどんお願い致します。

パレスチナ人の尊厳、自由、権利を要求するための平和的手段として、対イスラエルBDS（Boycott ボイコット、Divestment 投資引き上げ、Sanction 経済制裁）キャンペーンは非常に有効です。パレスチナBDS民族評議会の呼びかけで始まったこの運動は、日本ではまだ広く知られていませんが、欧米では既によく知られた運動であり、市民・個人レベルで誰でも参加できる身近なキャンペーンです。

Palestinian BDS National Committee（パレスチナBDS民族評議会）
https://bdsmovement.net

フェアトレードやエシカル・ショッピングは、人権、環境、平等などに配慮して物を買います。BDSは逆に、そういったことに配慮して「物を買わない」アクションです（だからお金がかかりません！）。不買運動は歴史的に見ると、インドを独立に導いたガンジーが呼びかけたもの、アパルトヘイト政策を取っていた南アフリカに対するものが有名です。また、何をどこまでボイコットするかは個人の自由ではありますが、BDSは買い物に限らず、パレスチナ人の人権や自由、生活を踏みにじるシステムとしての「イスラエル」に、文化、政治、経済などあらゆる面で協力することを拒否し、意思表示できるツールでもあります。

しかし、対イスラエルBDS運動は「イスラエル人」や「ユダヤ人」をターゲットにした人種差別主義的なキャンペーンではありません。イスラエル領内に住むパレスチナ人／アラブ人は人口の２０％ほどおり、彼らもまた「イスラエル人」です。また、BDS運動を積極的に支持するユダヤ人グループが各地に存在することからも分かるように、BDSは「反ユダヤ主義」キャンペーンではなく、人種差別主義である「シオニズム思想」に反対するものです。シオニズム思想を持つのに人種や宗教は関係ありません。キリスト教徒やイスラーム教徒にもシオニストはおり、私たちはその思想に異議を唱えますが、シオニズムを否定する人々とは、人種や宗教、ジェンダーを問わず協力していきます。

イスラエル領内から呼びかける”Boycott from Within”というイスラエル市民のBDSグループもあります。詳しくはこちらから。
Twitter: https://twitter.com/BFW_IL

ナチスドイツがユダヤ人を虐殺したのは過ちです。南アフリカで白人が黒人を差別し、アパルトヘイト国家を作ったのも過ちです。それと同じように、シオニスト思想に基づいたイスラエルという国家システムが、パレスチナ人の生活や文化、アイデンティティーを日々破壊し続け、彼らを殺し続けるのも大きな過ちです。

これらにNO！を突き付けるBDSキャンペーン、あなたも今日からはじめませんか。まずは知ることから。

(Simsim)