ハローワーク / 求人用語翻訳集: 「どうして、求人広告で「髪色は黒髪のみ」なのか?」 <ー 本当はどうなのよ~?

今回は「どうして、求人広告で「髪色は黒髪のみ」なのか?」についてコメントをさせて頂きます。

アルバイト、就職の募集要項に「髪色は黒髪のみ」とあり、この会社現代風ではないー! 時代遅れー!

と思っていませんか?

これは、勘違いだと思います。

と言うのは、実は確率統計の問題だからだと思います。

髪の毛だと分かりにくいので少し焦点を変えましょう。

ある会社が経理の補助の求人広告を出しました。 女性が2人きました。

1人目: 爪が長く、マニュキュアがギンギン、服装がけばけばしい

2人目: 爪切済、マニュキュアなし、服装が地味

で、同じような学歴、同じような能力だとします。

この場合だと、普通は2人目を雇うと思います。

それは、確率統計的に2人目の方が長く勤めてくれそうだからです。 というのは、能力が同じぐらいなら企業としては長く勤めてくれそうな方を選びます。 なぜなら、一度採用し、すぐに辞められると、そこから求人、面接、採用、教育など時間もお金もかかり出費がかさなるからです。

それなら、確率統計的に「長く勤めてくれそうな方」を採用します。 これは、面接担当者を長くやっていればわかることです。

この雰囲気、この服装、この爪のながさ、「この髪の毛の色」なら長期間働いてくれそう...ということが。

その統計によると「黒髪で、染めていない方」が長く仕事をしてくれている、ということで募集要項に意図的に「髪色は黒髪のみ」と入れているはずです。

つまり、会社的には少しでも出費を抑えるための採用条件なのです。

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